Halo Infiniteの開発元である343 Industriesは、独自開発したゲームエンジン「Slipspace Engine」を捨てて「アンリアル・エンジン」に移行する予定だと報道されています。
「Halo Infinite」は発売前から数々の延期や削減など問題があったようですが、その原因のひとつが技術的なものである可能性があるようです。
ジャーナリストのジェレミー・ペンター氏は、自身のSNSで数日前に以下のように書いています。
“多くの情報筋から確認していて、Haloがアンリアル・エンジンに切り替わることは既に決定しており、それは非常に明確だろう。「アンリアル・エンジン」は素晴らしい選択です。”
この噂、本当ならば何気に大きなニュースかもしれませんね。
もし事実ならば、343は過去に10年間サポートすると公言している「Halo Infinite」の計画、スケジュールの影響が心配されますし、更に343のオリジナルゲームエンジンである「Slipspace Engine」 のリード エンジニアが先月に343を退社していたそうで、開発の問題などもあったのかもしれません。
ゲームエンジンとは、ゲームの開発に用いられるフレームワークで、多くの場合、グラフィックス、物理エンジン、ネットワークなどの要素のためのツールやシステムを組み込まれており、開発をより効率的にするものです。
オリジナルのエンジン製作には非常に高いコストと労力がかかるため、ほとんどのゲーム開発者は、Epic Games のUnreal Engine や Unity などの既製のソリューションを選択しています。
また、「Halo Infinite」発売後のアップデート頻度にも不満が出ているようで、343自身も今年初めに、同スタジオの活動やコミュニケーション不足を感じ、ゲームのコミュニティが「我慢の限界」に達していることを認めているそうです。
先月には、スタジオ代表のボニー・ロス氏が家族の健康問題とは言え、15年間も在籍した343スタジオを退任すると発表するなど、水面下では何かしらの変化が起きているようです。
彼女の退任発表と同時に、マイクロソフトは343のリーダーシップチームを再編したと発表。343の元制作責任者であるPierre Hintze氏がスタジオの責任者に就任しています。
Haloのマーケティングを担当していたBryan Koski氏はフランチャイズのGMに就任し、ビジネス、オペレーション、esportsの責任者Elizabeth Van Wyck氏はビジネスとオペレーションを統括する予定との事。
「Halo Infinite」は1年の延期などに加えて、最近は前述の通りアップデート頻度にも不評が出ているようですし、明らかに何かが上手く機能していないように見えます。
今回のアンリアル・エンジンに移行という噂も、「火のないところに煙は出ず」で、確度の高い噂となっているようです。近い将来に何かアナウンスがあるかもしれませんね。
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