「The Last of us Part 1」 PS5リメイクの気になる出来は?

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いよいよ、発売される「THE LAST OF US PART 1」 PS5リメイクですが、気になる出来はどうなんでしょう?海外でテックレビューで有名なデジタルファウンドリーがテックレビュー動画を公開しています。

「The Last of Us Part 1リメイク」には、オリジナルのキャンペーンと「Left Behind DLC」も含まれ、充実したエクストラメニューなどが追加されたメインメニュー構成になっているようです。

ただし、これはあくまでシングルプレイヤー向けのリリースであることには注意との事。

グラフィックス設定にはいくつかのオプションがあり、4K 30fpsの「フィデリティ(忠実度)・モード」、通常1440p解像度でダイナミック解像度スケーリング(DRS)=「要は負荷に応じて解像度を可変させる。」付きの60fps「パフォーマンス・モード」があるようです。

フィデリティ・モードは「忠実度」という名の通り、グラフィックの再現性をターゲットにしたモードです。個人的には、60fpsのインパクトが大きいと思うので、私は60fpsモードをオススメしたいです。

120Hz対応のディスプレイを使用する場合は、代わりに40fpsでフィデリティ・モードを使用することができ、VRR対応ディスプレイでは、パフォーマンスモードで60fps以上、フィデリティ・モードでは40fps以上のフレームレートをアンロックすることが出来るようです。

「パート1リメイク」は、リアルタイムシーケンスに加え、キャラクターのレンダリング、被写界深度やモーションブラーなどのエフェクト処理、感情表現のフェイシャル・アニメーションなどが大幅に改善されているようです。

開発のノーティードッグ・スタジオは、ベースのオリジナル作品を尊重しつつも、よりリアルなデジタル・ヒューマンを作るためのバランスを追求したのではないかとの事。その結果、より自然で『The Last of Us』らしさを感じさせるキャラクター・モデルに仕上がっているようです。

皮膚のレンダリングはより自然になり、皮膚の下の光の透過と拡散をシミュレートするサブ・サーフェス・スキャッタリング・エフェクト、よりリアルな顔の毛と眼球、そして衣服のアップグレードが行われているようです。

さらに、カットシーン(ムービーシーン)の演出にも多くの手が加えられており、新しいカメラアングルが頻繁に使用され、アニメーションにも工夫が凝らされているようです。

レンズ・シミュレーションも強化され、「The Last of Us Remastered」とは異なり、異なるフレームレートオプションに対して、モーションブラーのシャッタースピードが正しく調整され、被写界深度はより映画的な表現のようになっているとなっているとの事。

リアルタイム・プレイでも劇的に改善しているようで、ゲームの冒頭のシーンで電灯による影が、PS5ではなだらかで柔らかな表現になり、よりリアルな表現になっています。

また、オリジナル版にはなかった銃を撃った時の銃口から噴き出す炎(マズル・フラッシュ)や車のヘッドライトによる影も追加され、キャラクターの足元のアンビエント・シャドウ・エフェクトも改善されているとの事。更に火や爆発によるライティング効果も向上し、しっかりと環境に反映されよりリアルな世界を表現しているようです。

こうした最新のレンダリング技術に加えて、ジオメトリのディテールも大幅に向上し、ゲーム内のあらゆるものがよりリアルに、より豊かな造形に進化しているようです。新しいマテリアル、滑らかなエッジ、ディテール、新しい背景構造など、さまざまな工夫が凝らされ進化しているとの事。

ライティング効果では「The Last of Us Part 2」で採用した技術を、そのまま「パート1リメイク」に採用しているようです。つまり、『アンチャーテッド』シリーズで導入された物理ベースのマテリアルなどの改善も含まれているという事になるようです。

水面への反射効果もより目立つようになっているようで、高解像度キューブマップとスクリーンスペース反射(SSR)の組み合わせを採用しているとの事。

SSRとシームレスに融合しながら、ディテールと視差の最良のバランスを提供するために、手作業で配置されているようです。また、水中を泳いだり歩いたりするときに現れる水の波紋効果も、新バージョンでははるかにリアルになり、小川などでは、岩盤の上や周囲を水が通過する際の流れまでもがシミュレーションされ、リアルに泡が発生するようになっているとの事。さらに、水面に懐中電灯が当たる表現がより一段と豊かになっているようです。

懐中電灯の光によって光が跳ね返る効果(バウンス)も向上しているようで、赤い壁に光を向けると、微妙な跳ね返りがビデオで見られます。これは反射型シャドウマップと呼ばれるものだそうで、一部のシーンの限られた場面でしか使えなかったようですが、「パート1リメイク」では、適度な明るさのエリアでもこの光のセカンダリーバウンス(2次反射)が頻繁に採用されているようです。例えば、赤茶色のパネルにライトを当てると、周囲がその色に染まり、微妙な輝きを放つ効果です。しかし、40fpsモードと組み合わせた場合は、部分的にパフォーマンスが低下することがあるとのこと。

他にも改善効果は多々あるようで、相当な規模で全面的に作り直しが行われたことが分かり、この「パート1」の世界を見違えるようにリアルに再現するために、多くの時間と労力が費やされたことは明らかなようです。

今回の「パート1リメイク」で行われたアップグレードは、パート2で作られたアップグレードを採用しています。カットシーン(ムービーシーン)はパート2と同等のクオリティの出来で、非常に素晴らしい出来栄えに向上しています。

フォトモードでゲームプレイ時のモデルをよく見ると、キャラクターモデルのディテールの面でパート2より、「パート1リメイク」の方が良いようです。ジョエルはリメイク版では妙に老けて白髪交じりに見えますが、ゲーム内のキャラクター・モデルがよりリアルタイムのカットシーンの品質に近いディテールにまで向上しているようです。武器や服装もパート2と似ているように見えますが、パート2の武器モデルをそのまま流用したものではないようで、このあたりも作り込みがなされているようです。

そして気になるゲームプレイに関しては、パート2で向上したゲームプレイ向上はどうなるか気になるところですが、「パート1リメイク」のジョエルは、パート2で向上したゲームプレイメカニックではなく、オリジナルゲームと同じ基本的ムーブ設定に限定されているようです。

しかし、アニメーション、カメラワーク、そして敵の行動が変化しているようです。

まず、ガン・ファイトでは、カメラ位置や武器のアニメーション、銃弾ヒット時の反応など、コアとなる射撃メカニックは「パート2」と同じように感じられるとのこと。

モーションブラーやスムーズなズーム、エイムの位置、武器を発射するアニメーションも「パート2」に近いものとなっているようです。ショットガン使用時も同様で、レティクルの違い、アニメーションの違い、キックバック(反動)の強さなどが、ゲームに大きな違いを与えているそうで、基本的な移動アニメーションと射撃のアクションは完全に一新され、「パート1リメイク」は過去2作のいいとこ取りのような感じだそうで、これはゲームプレイの向上を期待していた方にとっては朗報なのではないでしょうか?

しかし、ジョエルは「パート2」のエリーやアビーのような動きは出来ないので、ゲームのレベルデザインはかなり繊細に変化しているそうです。

窓やドアが移動したり削除されたり、オブジェクトの配置が変更されたりしているようですが、大まかな基本的レイアウトは同じで、「パート2」で登場した高度なステルス・ゲームプレイ・システムを導入しなかった理由もそれではないかとの事。

元々、設計、想定されたゲームデザインの動きがあると思われるので、プレイヤーのゲームプレイメカニックをガラリと大きく変えてしまうと、ゲームのレベルデザイン自体も大きく変えなければならなくなり、ゲームバランス自体も崩壊してしまうので、ある程度は維持されたということのようです。

しかし、AIの挙動には変更が加えられているようです。 

PS5では、敵がドアを破って侵入し、途中で味方を殺し、別の味方と交戦して、わずか13秒後にはジョエルに攻撃を仕掛けてきたようで、かなり敵のAIが利口になっているようです。

オリジナルゲームの別の場面では、敵のAIは主に2通りの行動をするようです。何もせずに待ち続けているか、できるだけ早く攻撃的に突進してくるかの2通り。「パート1 リメイク版」では、より簡単なモードでも、敵の行動の幅が広がっているようで、攻撃的ですが、ただ走り回るだけでなく、より戦略的に身を隠す傾向のようで、賢くなっているみたいです。

また、印象的なゲームプレイの向上として、敵をダウンさせ、足を撃って人質にするというプレイスタイルで、オリジナルでも可能でしたが、「パート1 リメイク版」ではそれが確実にできるようになり、コアなゲームプレイにより戦略性が増しているようです。

更に環境に散らばる物理ベースのオブジェクト数が増えた事で、破壊システムも改善され、よりリアルな環境にもなっているとの事。

この新しいAIの挙動と、改善された射撃メカニック、より良く物理的に反応するオブジェクトなどで、そのゲームプレイの違いを感じることが出来るようです。そして大きく改善されたグラフィックを合わされば、これらのDFの解析からも、ほぼフル・リメイクに近い印象を感じる事になるのではないでしょうか?

DFは、

「The Last of Us Part 1」をプレイし、深く掘り下げれば掘り下げるほど、ノーティドッグがこのゲームに多大な労力を費やしたことが明白になり、オリジナル作品の古さを考えれば、今回の「パート1リメイク」は、望みうる限り完全なリメイクといえる。「The Last of Us Part 2」のほうが、より広大なレベルデザインや新しいムーブ設定によって、全体的にプレイしやすいとしても、このPS5版の新作が「The Last of Us」のベスト・バージョンであることは間違いない。」

と評価しており、大規模に作り直している事、グラフィック、ゲームプレイなど最良の改良もされている事から、本作のファンだけでなく、初めて本作をプレイし世界観に入ろうと思っている方でも、オススメ出来る出来栄えのようです。

特に初めて「ラスト・オブ・アス」の作品に触れる方ならば、起点となるベストバージョンとも言える「パート1リメイク」からプレイし、その後既にPS5にも最適化され、60fps化もされている「パート2」をプレイすれば、最高の「ラスト・オブ・アス」シリーズのゲーム体験になるかなと思います。

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via Eurogamer DigitalFoundry

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