昨日、ソニーはいくつかの市場において「プレイステーション 5」の価格を引き上げる予定であることを発表し、ゲーム業界に衝撃をもたらしました。
値上げ幅は、地域によっては最大で20%以上となり、日本は9月15日から5,500円の値上げとなり、PS5(Ultra HD Blu-rayディスクドライブ搭載版)で60,478円(税込)、PS5 デジタル・エディションは、49,478円(税込)となります。
SIEのジム・ライアン氏は、
「現在の世界的な経済環境においてさまざまな産業が変化を余儀なくされる状況下、SIEとしても当社ビジネスへの影響を踏まえ、このたびの価格改定はどうしても避けることのできない決断でした。」
と、公式プレイステーションブログで述べています。
この発表を受けて、XBOXユーザーやゲーム業界のコメンテーターは、マイクロソフトもXbox Series XやXbox Seeries Sの値上げは避けられないだろうとしていました。
ところが、Windows Centralの報道によると、マイクロソフトの広報担当者は声明で、「Xbox Series Xおよび、Xbox Series Sの価格を引き上げる計画がない。」ことを確認し、米ドル、英ポンド、ユーロなど各種通貨での標準希望小売価格を維持することを改めて表明したとの事。
“ファンの皆様に、素晴らしいゲームの選択肢を提供するために、私たちは常にビジネスを評価しています。当社のXboxシリーズSの希望小売価格は299ドル(250ポンド、300ユーロ)を維持し、XboxシリーズXは499ドル(450ポンド、500ユーロ)です。”
これは正直なところ驚きましたね。現在の世界情勢や、調達コスト、輸送コストの上昇などで、値上げせざるを得なくなりソニーは耐えきれずに値上げをしたので、マイクロソフトも値上げに追随すると見られていただけでに、価格維持は驚きました。
マイクロソフトからすると、ソニーが値上げした事で、マイクロソフトが価格維持をすれば、5500円差(地域によっては前後する)が生じる事で、間違いなくマイクロソフトのXBOXには販売競争の点では、追い風になる事は間違いないでしょう。
世界最大市場の米国ではPS5も据え置き価格なので、どれくらいの変化が生じるかは未知数ですが、PS5は日本(9月15日から)、中国、欧州、イギリス、カナダ、メキシコ、オーストラリアで値上げされるので、ネガティブな影響は少なからずあるかもしれません。
しかし、価格を維持する事で、収益にどれだけのマイナスが生じるのかは、不明ではありますが、マイクロソフトからすれば、PS5の値上げは販売競争の点で好機とみて価格維持しているのかもしれません。しかし、円安が続いている日本はどうなんでしょうね、、大丈夫なのかな、、少なくとも、短期的にはXBOXの値上げはないという事で、間違いなくXBOXには追い風にはなりそうです。
今後の販売数の推移でどれだけの影響があるのかは分かりませんが、興味深い事になりそうです。
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via WindowsCentral
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