Remedy EntertainmentとRockstar Gamesは「 マックス・ペイン 」と「 マックス・ペイン 2 」のリメイク版を共同開発(Remedyが開発、Rockstarは開発資金を提供、販売権)しています。
1作目の「 Max Payne 」は、当時Remedyも今ほどの地位があったわけではないので、開発予算が相当に限られていたそうです。そのため、キャストは身内からも多数駆り出されたようで、主人公のマックス・ペインも現在Remedyのクリエイティブ・ディレクターであるサム・レイク氏自身が主人公のマックスを演じています。(ボイスアクトはジェームズ・マキャフリー氏)目を細めて銃を撃つ顔は、後にサム・レイク氏自身のトレードマークになりましたw
ゲームの主な敵役であるニコール・ホーンは、なんとサム・レイクの母親が演じた事からも、いかに当時は開発予算が限られていたかが分かりますね。
そして、2作目からは1作目の大成功で予算が出来た事で、俳優ティモシー・ギブス氏が演じています。ボイス・アクトは1作目と同様にジェームズ・マキャフリー氏が演じています。
モナ・サックスはKathy Tongが演じています。(ボイスアクトはWendy Hoopes)
Rockstar Gamesが開発した「Max Payne 3」では1〜2作目でマックスの声を担当したジェームズ・マキャフリー氏本人がマックス・ペインを演じています。
気になるのはリメイク1作目、2作目の主人公マックス・ペインの顔です。マックス・ペインの大ファンでもある私もこれが一番、気になるところ。
一つ懸念しているのは、「Alan Wake」リマスターでの主人公アラン・ウェイクの顔がまるで別人に変わってしまった事です。この変化に関しては賛否両論あるようですが、個人的には好きになれませんでした。ですので、「マックス・ペイン」リメイクでマックス・ペインの顔が「アラン・ウェイク」リマスターのように、大きく変わってしまわなければ良いな、、と願っています。
マックス・ペインはこの20年間で3つの顔を持っています。前述の通り、1作目のサム・レイク氏、2作目のティモシー・ギブズ氏、そして3作目のジェームズ・マキャフリー氏。
映画版のマーク・ウォールバーグを含めれば4つになりますが、正直なところ映画版はなかった事にして良いでしょうw
この3者の中で、誰が一番マックス・ペインに相応しいのか、、ティモシー・ギブス氏は正統派の正義の味方という感じでしょうか?
ジェームズ・マキャフリー氏はアウトローなイメージ。サム・レイク氏はその象徴的な「顔」で1作目以来、マックス・ペインと言えば、サム・レイク、サム・レイクと言えば、マックス・ペインと言えるほど、ファンの間ではイメージが定着しています。
マックスは1作目の時で33歳くらいで、2作目では30代後半になっています。2作目でマックスを演じたティモシー・ギブス氏は現在54歳、3作目のジェームズ・マキャフィー氏は63歳です。
このお二人に関しては、1〜2作目の設定年齢を考えると、年齢的には厳しいかもしれませんね。サム・レイク氏については、現在52歳になっていますが、トレードマークと言える「あの顔」を見せる事は可能ではあります。最近、マックス・ペインの古いレザージャケットを倉庫から出して着用した写真を公開していますが、サム・レイク氏がマックス・ペインを再び演じるとは考えにくいかもしれません。その理由として、現在サム・レイク氏はフィンランド最大のゲームスタジオを率いているからです。
しかし、個人的に1作目のリメイクはサム・レイク氏で良いのではないかと。1作目のイメージがあまりにもインパクトがあり、それを拭う事は到底無理な気がしますw
Remedy独自の ゲームエンジン「Northlight Engine」は、「Quantum Break」を開発する為に開発され、その後は「Control」 のために改良され、「Alan Wake 2」「Max Payne」のリメイク版は「Northlight Engine」で開発する予定のようです。
となると、新たにフェイス・キャプチャなどのデータが必要になる?ならば、新たな俳優を起用して、フェイス・キャプチャーする必要性が出てきます。
リメイクでゲームメカニックなど、どこまで改良されるのかはまだ開発初期段階のようなので、明らかにされていませんが「Alan Wake」のリメイクでは、サム・レイク氏はオリジナル作品のゲームプレイ感覚を大事にしていた印象があります。
しかし、「マックス・ペイン」は「アラン・ウェイク」より更に古い作品なので、現代風の操作感、UIなど現代のコントローラーに最適化されるなどの改良が加えられる可能性はあります。
2002年、テイクツーが「Max Payne」のIP権を3,400万ドル(46億円)で購入し、「マックス・ペイン3」をリリースしたものの、それ以降製作されていませんでしたが、新たに1作目と2作目のリメイクでロックスターが「マックス・ペイン」に再び投資していることを考えると、このリメイクが新世代のプレイヤーにシリーズを新たに知ってもらい、さらに「マックス・ペイン」フランチャイズを発展させるチャンスと捉えられているのは間違いないでしょう。
長年、マックス・ペインの声優を務めてきたジェームズ・マキャフリー氏が、リメイクでもマックスのボイスアクトをするのかどうかは現時点では不明ですが、『Control』のザッカリア・トレンチ、『Alan Wake』のトーマス・ゼインに声と顔を提供しており、Remedy作品に関わり続けています。
また、Remedyが最終的にAlan Wake、Quantum Break、Controlの世界を結びつける「Remedy Connected Universe」と連動する可能性があるかもしれません。現に「CONTROL」では「Alan Wake」の世界の入り口と接しました。
マキャフリー氏は『アランウェイク』でアレックス・ケイシーの声も担当しています。Remedyの世界がぶつかり合うとすれば、マキャフリー氏がいまだに存在感を示しています。
「マックス・ペイン」のリメイク版は「現在コンセプト段階」で開発初期なので、発売は何年も先になりそうですが、1つ言えるのはサム・レイク氏が「マックス・ペイン」役に復帰し、ヴォイスアクトは、ジェームズ・マキャフリー氏という1作目のコンビのままの方が、往年のファンは大喜びでしょう。🔚
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