最近、報道で明らかになった「Game of Thrones」の直接的な続編となるスピンオフ番組ですが、実は何年も前から製作が開始されていた、と原作者のジョージ・R・R・マーティンが明かしたようです。
以下の文の内容には、「ゲーム・オブ・スローンズ」の結末に触れる内容が書かれているので、まだ「ゲーム・オブ・スローンズ」を見終えてない方、見てない方は、読まれるとネタバレになりますので、オススメしません。念の為に、以下行間を空けておきます。
キット・ハリントン演じる英雄ジョン・スノウは、女王デナーリス・ターガリエンを刺殺した罪で王都から追放され、凍てつく北部のナイツウォッチに戻ってきたところを最後に終わっています。しかし、「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン8のジョン・スノウの物語の終わりではなかったようです。
実は最近、HBOがジョン・スノウ(とおそらく彼の大狼ゴースト)のさらなる活躍を描く「Game of Thrones」のスピンオフ新番組の開発初期段階にあることが明らかにされたのです。
ジョン・スノウを演じたキット・ハリントン自身が、ジョン・スノウ役で復帰することが確定しているだけでなく、『GOT』の原作者であるジョージR・R・マーティンによると、ジョン・スノウのスピンオフの企画アイデアをHBO幹部に持ち込んだのは、実はキット・ハリントン本人だったそうです。
「スノウ」というワーキング・タイトルで進行しているこの番組の状況について、マーティンは「アウトラインとトリートメントが書かれ、承認され、脚本が書かれ、メモが与えられ、第2、第3ドラフトが書かれました」とかなり具体的に明かしています。
マーティンは、「ゲーム・オブ・スローンズ」のスピンオフ作品である「スノー」の開発状況について貴重な情報を提供すると同時に、この作品がいつから準備されていたのかに関する興味深い話も明かしています。それによると、「スノウ」は他のスピンオフ作品とほぼ同時に製作開始されたが、何らかの理由でその存在がリークされることはなかったとの事。マーティン氏は自身のブログで
“HBOで製作中の実写版後継番組が4つある。そのうちの3つについては、少し前に噂になった。ナイメリアを描く「TEN THOUSAND SHIPS」は、アマンダ・シーゲルが監督を務めています。ブルーノ・ヘラー主演の「SEA SNAKE」(別名「NINE VOYAGES」)。そして、Dunk & Eggの番組「THE HEDGE KNIGHT」または「KNIGHT OF THE SEVEN KINGDOMS」で、スティーブ・コンラッドが脚本を担当しています。
正式に発表されたものもあれば、情報が漏れてきたものもあると思います。(この手のものはいつも漏れてしまうようです。(たくさんの人が関わっていて、作家、プロデューサー、エージェント、みんなにアシスタントがいますし、絶えずゼロックスマシンを動かしている人がいて、記者には情報源がいますし、人は噂話をしますし、だから、、)。
「スノウ」は、他の3つの作品とほぼ同じ時期に、製作が開始されていましたが、なぜか発表されず、リークもされませんでした…今まではね。
「スノウ」はHBOからの公式発表ではないので、別のリークがあったようですね。 先週、HOLLYWOOD REPORTERが企画している『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の大きな記事のために、James Hibberdとロングインタビューを行いました。
電話の最後に、彼はスピンオフについていくつか質問してきた。 「スピンオフのひとつが前日譚ではなく続編になる可能性はあるのか」と。 私は “ノーコメント “と答えた。 そして、”オリジナルキャストが出演する可能性は?”と聞かれました。 と聞かれ、また「ノーコメント」と答えました。 それでおしまい。 しかし、明らかに彼は私よりも積極的に答えてくれる人物を見つけたようです。 誰だ? 私は知らないし、これからも知ることはないだろう。 良いジャーナリストは情報源を守るものだからね。
エミリア・クラーク(デナリース・ターガリエン役)が最近のインタビューで、「SNOW」がキット・ハリントンのアイデアであることをすでに述べているようです。 ということは、その部分はアウトですねw そうです、このアイデアを持ち込んだのはキット・ハリントンです。 脚本家/ショーランナーの名前は、まだ公開がクリアされていないので言えませんが…キットが連れてきたのは彼自身のチームで、素晴らしいものです。
あと、私が関与している、あるいはしていないことについて、さまざまな噂が飛び交っています。 「ヘッジ・ナイト」や「シー・スネーク」、「テンサウザンド・シップス」、そしてすべてのアニメ番組と同じように、私は関与しています。
キットの「スノウ」チームはここサンタフェの私を訪ねて来て、私や私のチーム、優秀で才能あるライターやコンサルタントと一緒になって、この番組を作り上げたのです。
この4つの後継番組は、いずれもまだ脚本の段階です。 アウトラインとトリートメントが書かれ、承認され、スクリプトが書かれ、ノートが与えられ、第2稿、第3稿が書かれた。 ここまでが、すべてである。 これがテレビのやり方です。 注意しておきたいのは、まだ何もゴーサインが出ていませんし、いつ、どの番組で…という保証もありません。 4つのシリーズが全て放送される可能性は…そうしたいが、普通はそうはいかないのです。
パイロット版がシリーズ化されない理由、パイロット版として撮影されない理由、素晴らしい作品が脚本に回されない理由など、さまざまな理由があるんだ。 それがビジネスというものだ。 『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフの1つか2つか3つか4つ全部が放送されることを祈っています。
という事で、これ以上話せることはない。HBOが許可を出すまではね。”
と、原作者のジョージ・R・R・マーティンは語っています。他のスピンオフが公になる一方で、「スノウ」が何らかの理由で秘密にされていたことは興味深いですね。
確かにジョン・スノウは『ゲーム・オブ・スローンズ』のキャラクターの中で、最も有名なキャラクターの一人なので、復帰が検討されるのは理にかなっているとは言えます。
キット・ハリントン自身が企画を持ち込んだという点も興味深いですね。もしかすると、キット本人が『ゲーム・オブ・スローンズ』の結末に納得がいっていないか、俳優として消化不良的な物があったのかもしれませんね。
しかし、ジョン・スノウはおそらく『ゲーム・オブ・スローンズ』で、最も英雄的なキャラクターでありながら、他のキャラクターと比べると、育ての親であるネッド・スタークのやや頑固で生真面目な面も引き継いでいるようで、少し退屈なキャラクターとも言えるかもしれません。
しかし、HBOはスノウの復帰を最も確実なものと考えているようで、かなり早い段階からキット・ハリントンの復帰を確信していたようです。ジョン・スノウの復帰が世間に知れ渡った今、他のどのキャラクターが加わるのか、当然気になる事であり、様々な憶測が飛び交います。
ブライエニー・タース役のグウェンドリン・クリスティは最近、“ジョン・スノウと一緒にシリーズに戻ってきたいですか?“と尋ねられ、それを否定はしなかったようです。
『スノウ』でブランが統治しているキングス・ランディングも出てくると良いななど、様々な空想を働かせてしまいます。
HBOがスノウや他の「ゲーム・オブ・スローンズ」プロジェクトについて、まだ表に出て来ない、ファンが知らない大きな秘密を沢山握っていることは間違いないと言えるかもしれません。🔚
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