CD Projektは「サイバーパンク2077」が2020年12月の発売以来、1800万本以上を売り上げたようです。これは、CD Projekt IRのSNSアカウントで公式アナウンスされました。
更に、2022年4月14日現在、『ウィッチャー3:ワイルドハント』が4000万本以上、フランチャイズ全体ではトータル6500万本以上の売上を達成したとの事。
『The Witcher』フランチャイズは、NETFLIXのドラマ版も好調で、シーズン3製作も開始されており、順調にブランドが成長しています。
『The Witcher 3: Wild Hunt』の現行機に最適化した次世代機バージョンは、当初は昨年に予定されていましたが、再び延期され2022年第2四半期に延期されています。新たな発売時期はまだ発表されていません。
『サイバーパンク2077』は、前世代ゲーム機の中で最も大きなタイトルの1つとして期待され、E3のXBOXカンファレンスではキアヌ・リーヴス本人が登場するなどで大きく注目されていました。
しかし、3度の発売延期を経て発売後は、多数の技術的な問題、特に前世代機版(PS4、Xbox One)コンソールで頻発するクラッシュ、安定しないフレームレートなどで、前代未聞PSストアから一時撤去までされ、返金騒動にまで発展してしまいました。
その後は、ゲームの改善を目的とした6ヶ月間に渡る何回かのパッチ配信を経て、2021年6月にソニーのPSストアに復帰、CD Projektは『Cyberpunk 2077』のパフォーマンスがある程度「満足できる」レベルに達したと考えている。とも述べています。
CD Projektの副社長兼CFOであるPiotr Nielubowicz氏は次のように述べています。
“我々は最新作の長期的な可能性を信じています。そのため、2021年の優先事項の1つは、Cyberpunk 2077のゲームプレイを向上させることでした。
今年2月に発売された次世代機版も、ユーザーの皆さまから好評をいただいており、私たちは満足しています。サイバーパンク2077は、累計で1,800万本を突破しました。現在は、新たなストーリーを特徴とする大規模な『Cyberpunk 2077』の拡張に取り組んでいます。”
と述べています。
『Cyberpunk2077』色々と紆余曲折ありましたが、今年になって無事に現行機(PS5 、Xbox Series X|S)最適化バージョンもリリースされましたし、スケジュールが遅れてるとは言え、確実に約束をクリアしてくれてはいます。
前述でも触れましたが、当時返金騒動にまで発展しましたが、その後に800万本セールス達成などのアナウンスを見る限り、確かに問題こそ多かったものの、実際に返金したユーザーはそれほど多くはなかったようです。
内情はよく分かりませんが、販売本数を見る限りは結果的に『Cyberpunk 2077』は商業的には一応「成功」と言えるのではないでしょうか?
そして、先月には『The Witcher』の新作がアンリアルエンジン5で開発とのアナウンスもありました。『Cyberpunk 2077』に限らず、こういったオープンワールド・ゲームも規模が年々大きくなり、発売までに修正するバグや問題などは膨大な数の作業になると思われ、決められた発売日までに全ての問題を修正する事は、物理的にも不可能なのかもしれません。
とは言え、『The Witcher』新作では『Cyberpunk2077』の教訓を活かして、ある程度しっかりとしたものを発売して欲しいものですね。これは、CD Projektに限らず、他のスタジオにも言える事ではないかと思います。🔚
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