EA Motiveスタジオが『Dead Space』 初期開発バージョンの映像を多数公開。よりゴアなピール・システム、無重力区間移動の進化も。

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Dead Spaceフルリメイクを現在開発中のEA Motiveスタジオですが、シニアプロデューサーPhilippe Ducharme氏とクリエイティブ・ディレクターのRoman Campos-Oriola氏、コミュニティ代表としてコミュニティ・コンテンツ制作者のKahlief Adams氏とJackie Butler氏が参加したライブストリームで、ゲーム内の環境に新たなディテール、シェーダー、ライティング、エフェクトが追加された映像、新たな切断システム、そして無重力区間の進化したゲームプレイなどを公開しました。

40分に渡る配信映像では多くの内容が、IGN USAでのインタビュー内容と重なる部分が多くありましたが、初公開となる開発初期バージョンのゲームプレイ映像も公開されました。

当ブログ関連記事:Dead Spaceフルリメイク、オリジナルへの忠実度、3Dオーディオなどについて開発者が語る。

特にオリジナルDead Space1とフルリメイク初期開発バージョンと比較すると、USGイシムラ船内のディテールがより細かくなり、アイザックのアーマーの金属の質感、ライティングも進化しているのが一目で分かります。お馴染みのエリアの進化したコンセプトアート3枚も公開しています。

シニア・プロデューサーPhilippe Ducharme氏

私たちは、『Dead Spaceの感覚』を伝えたいのです。映像では、ボリューメトリック・エフェクトやダイナミック・ライティングが加わり、私たちが伝えようとしている『Dead Space』雰囲気に大きな要素を与えています。

皆さんが、『Dead Space』で耳に焼きついたお馴染みのサウンドをより良くし、没入感を高めたいと思いました。ドアの音、ヘルスバーの音、クリーチャーの音などです。」

その他にも無重力区間の一部ゲームプレイが公開されています。Motiveスタジオは、“オリジナルの忠実なリメイク“という枠に囚われたくはないようです。その一例として『Dead Space 2』の無重力場面は1から大きな進化をしており、これらメカニックを1作目に応用できると考えているようです。

1作目の無重力区間で移動するには、プレイヤーが指定した場所に単発で1直線にしか移動出来なかったのですが、プレイ映像を見ると『Dead Space 2』のメカニックにアップデートされているようで、無重力空間らしく浮いて自由に移動する事が出来ています。これにより自由に移動し探索、隠し部屋などの要素も追加されるかもしれませんし、より幅が広がってプレイする事が可能になりそうです。

Motiveは、『Dead Space』の大きな特徴でもあるクリーチャーの手足切断システムにも大きな変更を加えています。映像では、プラズマカッターで手足を切り落とせるだけでなく、新たに「ピーリング」システムが追加され、ネクロモーフの肉をマシンガンで吹き飛ばして骨だけにすることができるようになりました。よりグロさが増したように感じます。日本での発売、大丈夫か不安にはなる要素ですが、、

ストーリーに関しては、『Dead Space』リメイク版のクリエイティブ・ディレクターであるRoman Campos-Oriola氏が、述べています。

「物語の根幹を変えるつもりはありません。あの物語は本当に象徴的なもので、素晴らしいSFホラーストーリーですからね。私たちが強化したいのは、『デッドスペース』の大きな世界についてです。コミックやアニメ、『デッドスペース2』など、後に続くものとのつながりをより強めたいと思っています。私たちは、その広い世界の中で、オリジナルを取り戻したいのです。」

1作目を開発していた当時はバックグラウンドには何もなかったのに比べると、現在はRoman Campos-Oriola氏が語っているように、既に2、3作と作られコミック、アニメなど「デッドスペース」の世界観は大きく広がっており、環境がまるで違います。ストーリーは変えず、2、3作で評価されている進化したメカニックを取り入れて1作目をより良くしたいという事のようです。

「また、いくつかのキャラクターについては、もう少し作り込みたいと考えています。ケンドラにしてもノーランにしてもです。『Dead Space』で重要なのは、アイザックとしてはニコルを探していますが、実際にゲームの中ではそうではありません。この点を改善したいと思っています。実際に彼女を探す手段というか、、探すというよりも、アウトブレイク時に彼女に何が起こったのかを知ることが出来るようにしたいと思います。」

確かに1作目ではニコルの事があまり触れられずにゲームは進行していきますので、この曖昧だった部分をしっかり描きたいようです。それが2作目にも繋がっていくので、重要な部分かもしれません。

また、クリエイティブ・ディレクターRoman Campos-Oriola氏は続編でアイザックのボイスアクトを担当した声優のガナー・ライト氏が復帰することを明らかにしています。

そしてアイザックのセリフを喋るルールに関しても語っています。

  • アイザックは主に話しかけられたときにしか話さない。
  • 黙っていると奇妙に感じるような状況では時々話す。

『Dead Space』フルリメイクは、前述の通りまだ開発初期段階のようなので、発売までには1〜2年はかかるのかもしれませんが、PC、Xbox Series X|S、PS5で発売することが決まっています。前世代のXbox One(S、X)、PlayStation4(Pro)には対応しません。これにより、現行世代の高いスペックをターゲットに開発出来るので、開発段階から多様な新技術を使うことが出来るでしょうから期待したいところです。

そして何より素晴らしいのは、構想段階から『Dead Space』のファン・コミュニティのメンバーに声をかけ、「コミュニティ・カウンシル」を設立、自分たちが作っているフルリメイクの方向性を決める相談相手になってもらっているそうです。そしてこれらのファンの意見が開発プロセスを積極的に支援しているとの事です。2〜3週間に1回はコンテンツを見てもらい、様々な助言をもらっているそうです。

こういったファンを裏切らない作品にするという姿勢からも、EAが『Dead Space』を今後大事に育てていきたいという姿勢の表れでもあり、そういった意味でも本当に今後期待したいと思います。🔚

via Dead Space Official YOUTUBE Channel

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