【DFレビュー】 PS5 RETURNAL: 技術力のあるスタジオがPS5をどのようにして使いこなすか。

テック解析で有名なEurogamerのデジタルファウンドリが、PlayStation 5の独占新作タイトル、『リターナル』をレビューしています。

Housemarqueスタジオ開発の、『リターナル』この作品は、雰囲気のあるSFホラーテイストのシューティングゲームで、私もPS5はまだ購入はしていませんが、個人的にも気になるタイトルです。

このゲームは、メトロイドのようなゲームデザインとローグライクなメカニックを融合させた「弾幕シューティング」で、そこに「エイリアン」のクリーチャーデザインで有名なHRギーガーのような世界観と、『スフィア』、『ソラリス』、『プロメテウス』などのSF要素を融合させたストーリーを組み合わせることで、実に独特で強烈な体験ができます。これは、Housemarqueスタジオの特徴である卓越した技術によるものだと絶賛しています。

特徴のあるポイントとして「トランスロケーション・エフェクト」という効果。これは、キャラクターが溶けて物質のかけらになり、それがエネルギーとして次の場所に発射され、再形成されるというもので、これが非常に興味深いようです。

映像を見ていると、「リターナル」では物理的なパーティクル効果がふんだんに盛り込まれており、敵の死骸の中を歩くと、その死骸が神秘的な効果で粉々に飛び散ります。この様な効果は、高精細な4Kディスプレイで見るとHDR映像と共にキラびやかに見え、非常に見栄えもするので視覚効果としても大きいと感じます。

物理的に再現された砂塵の雲や美しく再現された雨、そして頭上の月からの強烈な光のビームをボリューメトリック・ライティングを駆使し、見事な芸術的アートワーク、ステージデザインがさらに印象的な視覚効果によって支えられているようです。

「リターナル」はレイトレーシング効果に対応しているとのことですが、DFの検証では明らかに「RT」による反射効果は見られず、標準的な「スクリーン・スペース・リフレクション効果」のようです。アンビエントオクルージョンも、従来のスクリーンスペースでの実装のように見えるとの事。

PlayStation Blogでは、ライティングでのRTについて言及していますが、最初は、何らかの特別なグローバルイルミネーションの実装ではないかと推測したようです。

そこで、DFでは開発スタジオのHousemarque社に問い合わせたところ、いくつかの回答が得られたようです。

PlayStation 5の「レイトレーシング(RT)」ハードウェアは、グローバル・イルミネーションの処理を高速化するために使用されており、基本的にはソフトウェアベースのシステムを高速化するもので、直接的なビジュアル結果には使用されていないようです。同様のシステムはnVIDIAのRTX GIでも使用されているので、この技術がReturnalで何らかの形で再利用されているかどうかは気になるところです(RTX GIは現在、Unreal Engine 4の一部になっています)。

また、Housemarqueは、PlayStation 5のハードウェアRTシステムが、『Returnal』の3Dオーディオをさらに進化させるためにも使用されていることを明らかにしました。オーディオ関連処理は、ハードウェアレイトレーシングのサポートにより高速処理されるようです。

それ以外では、画質に関してのみ、少し残念に感じている部分があるようです。

ソニーは本作を「ダイナミック4K」と称して宣伝していますが、これは様々な品質レベルのアップスケーリングを総称したものです。「リターナル」は、比較的低い内部解像度で動作し、いくつかの技術を使って出力の品質を高めています。まず1440pへの一時的なリコンストラクション(再構成)を行い、続いてチェッカーボード処理を行って2160pの出力を実現しているようですが、本格的な「4K表現」とは言えないようです。

特に、濡れた地面や水面などの鏡面性の高い特定のテクスチャでは、明らかなモアレパターンが見えることがあり、またTAAアップスケーリングとチェッカーボードにより、動きの中で少しぼやけたり、粒状に見えたりと不自然なディテールあるようですが、本作の安定した60fpsでのパフォーマンスを考えると、グラフィック面の妥協も納得出来るようです。

この種のアクションシューターゲームには高く安定したフレームレートが重要です。『リターナル』がほぼ60fpsで安定した動作パフォーマンスを達成しているようですが、完璧ではないとの事です。

通常の移動する場面などでは、若干のスタッター(カクツキ)が発生し、パーティクルエフェクトが効いてくるとエリアによってはフレームレートに影響が出ることもあるようです。それでも、全般に渡って60fpsが標準で、ほぼ50~60fpsで推移しているとの事。そのため、フレームレートの低下が発生すると若干目立ってしまうようですが、ゲームプレイを楽しむ上でそれほど大きな影響を与えるものではないようです。

しかし、PS5は可変リフレッシュレート(VRR)の対応が必要である事も感じたようです。VRR対応で VRR対応ディスプレイや4K HDR TVでプレイすれば、本作をプレイしたときに時折発生するカクツキをすべて解決し、滑らかに表示出来、快適にプレイ可能だからです。

ソニーが「The Last of Us」のリメイクを発表したり、「Days Gone」の続編を中止したりしたことで、ソニーは将来の計画において大ヒット作の続編やリメイクだけに依存していると良くも悪くも言われています。

「リターナル」はリメイクでもありませんが、新規の作品にもかかわらず素晴らしい出来で、PS5のローンチ、もしかしたらPS5世代全体を通しても傑作の1つとして耐えうるほど優れており、Housemarqueスタジオの次回作が待ち遠しいと絶賛し、「リターナル」をプレイすることを強くオススメすると非常に高く評価、更にビジュアルも素晴らしく、非常に魅力的なTPS視点のシューティングゲームであり、このジャンルの真の意味での次世代の作品としています。

DFのアレックス氏は、普段はPCゲームに熱中していて、コンソールゲームは仕事でプレイするということが多いようですが、「リターナル」はコンソール専用ゲームとしては初めて、ずっと遊んでいたいと思った作品だそうです。

「リターナル」は、マイナス的な印象はほとんどないものの、PCゲーマーのアレック氏からすると、コントローラーで3Dターゲットを追跡するのは難しく、PCのキーボードとマウスを使えば、もっと直感的に体験できるのではないかとしています。

全体的な難易度は『ダークソウル』のような「過酷だが、フェア」ではあるようですが、ゲームのコンセプト自体は、Remedyの『コントロール』や『メトロイドプライム』が好きな人ならより楽しめるとの事です。

「リターナル」出来が相当良さそうですね。ラチェット&クランクも来月6月に発売ですし、そろそろ腰の重い自分でもPS5が欲しくなりつつあります。🔚

via Eurogamer, DigitalFoundry

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