プレイステーション4向けの2018年の『God of War』が遂にプレイステーション5向けの1.35パッチを受け、『Days Gone』や『Ghost of Tsushima』の同様のアップデートと同様に、60fpsのアップグレードが施されました。
テック解析で知られるデジタルファウンドリは、「ソニーのファーストパーティの大作と同様に、そのインパクトは一変しており、これはパズルの最後のピースのようなもので、オリジナルのリリースは、4Kグラフィックス、究極のディテール、驚異的なライティング、そして優れたパフォーマンスで非常に印象的だったが、60fpsという極めて完璧な映像は、PS4とPS4 Proを限界まで押し上げたゲームの最後の仕上げと言える。」と絶賛しています。
PS5ではチェッカーボードレンダリングによる 4K 60fpsとなるようです。一つ注意したいのは、PS5の機能を活かしグラフィックがアップグレードされたわけではなく、フレームレートを60fpsに引き上げただけだという事です。
私個人としてはGod of Warのようなアクションゲームはちょっとしたエフェクト向上などより、60fps安定のインパクトこそ1番大きいと思うので、問題ないと思いますが、グラフィックアップグレードに期待した人にとっては、ちょっと残念かもしれません。
PS4、PS4Proで30fpsのゲームを60fpsに引き上げるのは素人目には簡単なように見えますが、元が30fpsロック前提で開発された場合は、そうもいかないようです。
ノーティードッグの大作、Last of Us Part 2はなぜ、60fpsのアップグレードを受けていないのか?ということもあります。DFによると、他のタイトルはフレームレートを上げるためのロックを解除するのがかなり簡単な場合でも、Last of us Part 2は他のゲームほど簡単ではないようです。
エンジンの設計方法自体が違うようで、Death StrandingをPCで高フレームレートで動作させるための努力、Horizon Zero DawnがPC版で困難に直面したことを見れば、単純に30fpsの制限を取り除いただけでは済まないという事のようです。
ノーティードッグがMarvel『Spider-Man: Remastered』のように、PS5のためにフルリマスターを目指すのかどうか気になるところです。
via DigitalFoundry
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