日本経済新聞によると、ソニーが2021年3月期の連結純利益が、前期比で86%の大幅増となる1兆850億円になる見通しだと発表しました。
従来予想の37%増とした8000億円を大きく上回る好決算となったようです。
過去最高益となった2019年3月期の9162億円を2年ぶりに更新し、初めて1兆円を超えた事になります。
全世界のパンデミックでプレイステーション5の旺盛な需要と、デジタル販売が大幅に伸びたゲーム、音楽部門の好調の中には東宝アニプレックスとして共同配給した劇場版『鬼滅の刃』が大ヒットした事も貢献したようです。アニプレックスは、ソニー・ミュージックの100%子会社です。
更に、新型コロナウィルス感染拡大危機による巣ごもり需要で、テレビ販売も押し上げられ、東宝と共同配給した鬼滅が売上高は7%増の8兆8000億円を見込むとの事です。
ソニーが、遂に1兆円超えという記念碑的な好決算。新型コロナウィルスの影響で恩恵を受けたIT業界に反して、航空業界ではJALが3000億円の赤字など軒並み壊滅状態で、明暗がクッキリ分かれた感じです。
新型コロナウィルスによって恩恵を受けたのは、リモートワークなどパソコン、タブレット需要などが拡大し、世界的な半導体需要の増加でサムスンも20数%増の好決算でした。
アメリカでもマイクロソフトが好決算で更に高効率経営ランキングでもAmazonを抜いて1位になるなど、IT業界強しというのはまだまだ続きそうです。
via 日本経済新聞
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