アップルが来年に、ゲーム機能を強化したパワフルなプロセッサーを搭載した、新型アップルTVが出るという噂。

ブルームバーグのアップルウォッチャー記者のマーク・ガーバン記者は、アップルが来年に向けて、よりゲームにフォーカスしアップグレード（より強力なプロセッサーを搭載）されたアップルTV BOXを計画していると報じています。

これらの変更によって、現行のアップルTV BOXの問題点のいくつかが解消されるとしています。現行アップルTV 4Kは、2017年9月22日に発売されたもので、既に3年を経過しており、アップルTVはライバルの激しい競争に直面しています。

アップルは2015年以来、アップルTVにマイナーチェンジを加えただけであるのに対し、ライバル企業は新しいシステムを次々と導入しています。それらの変更点は、4K出力の追加と、定期的なソフトウェアアップデートが含まれています。

そして価格面の問題もあります。最新のアップルTV 4Kは32GBモデルが19,800円、64GBモデルが21,800円です。対照的にAmazonのFire TVスティック4K HDR (HDMIポートに直接差し込むデバイス) はわずか6,980円です。そして GoogleはChromecastを発売し非常に好評を得ています。

Apple TVの差別化要因の1つは、独占的なコンテンツへのアクセスだったかもしれませんが、近年の業界は、誰でもどこでもコンテンツが見られるモデルへと移行しています。AppleのTV+は、GoogleやAmazon、Rokuのデバイスにも登場する。そして、同社のサービスは、新しいXbox Series X|S、プレイステーション5、ソニーからサムスン、LGのテレビでも利用できるようになっています。他のデバイスでアップルTVが見られるようになったのは素晴らしい事です。

しかし、私がブラビア85X9500GとLGのNANO91、Xbox Series XでアップルTVアプリから映画を色々と視聴して見たところ、日本語字幕が表示されない映画タイトル、ドキュメンタリーが結構あり、問題になっています。

特にFOX、パラマウント系の作品に多い気がします。せっかく、他のデバイスでアップルTVが見られるようになったのに、肝心の日本語字幕が表示されない作品があるのは困ったものです。アップルのサポートには即座にレポートを上げたのですが、どうやら中々改善するにいたらず苦戦しているようです。

私は現在アップルTV 4Kモデルを使用していますが、TVアプリにアップルTVが追加され、TVのリモコンから即座にアップルTVにアクセスして見る事が出来る様になったのは、よりお手軽に起動して観る事が出来、非常に便利なだけに一刻も早く日本語字幕が表示されない不具合は改善して欲しいところです。

他のデバイスでアップルTVが見られるようになった事で、アップルTVのハードウェアの販売増にはあまり寄与していないようですが、Appleのサービス関連収益を押し上げています。

アップルTVの購入者は、新しいFitness+、アップル・アーケードゲーム・サービス、アップル・ミュージックやApple Podcasts、iCloudのフォトライブラリなどアップルの独占的なサービスにアクセスでき、今ならアップル製作のオリジナル番組が観られるアップルTV＋が1年間無料で観れますが、GoogleのChromecastと比較すると、ソフトウェアがやや古いことも挙げられています。

来年の新型アップルTVで、ゲームにフォーカスしたより高速なプロセッサーを搭載し、一新されたUI、ソフトウェアで生まれ変わる事が期待されています。

個人的には、アップルTVにアップルアーケードのゲーム機能は必要性を感じていないので、ゲーム機能付きとアップルTV視聴のみに特化した安価なTV BOXも出して欲しいなと思います。🔚

Apple.com / Apple TV 4Kを購入