マイクロソフトがSeagate社と共同開発した、Xbox Series X|S用 Seagate 1TB ストレージ拡張カードですが、米国では11月10日発売のローンチと同時に発売されていますが、なぜか日本では未だに発売されていません。
当初は米国amazonでは日本からオーダー出来ませんでしたが、SNSのフォロワーさんがゲットされたのをみて、慌てて米国amazonを覗いたところ、いつの間にか日本からオーダー可能になっていました。
米国amazonでは発売前は日本からのオーダーが不可能だったはずが、発売後にオーダー可能にという事が結構あります。それだけでなく、ずっと日本からオーダー不可能だった商品が、突如オーダー可能になるというパターンもあるので、お目当ての商品があって場合は気をつけてウォッチしていると良いかもしれません。代行業者に頼むという手段が1番早いのは確かではあります。
今回は最速送料込みで、で27,000円でした。
BOXはコンパクトで当然ですが、驚くほど軽いです。
裏面には日本語もしっかり表記されているので、日本での発売も遅かれ早かれありそうですが、なぜに11月10日に同時発売しなかったのか、その理由が知りたいところですね、、後は日本で発売するとなると、いくら位くらいになるかです。
日本マイクロソフトの製品紹介ページでは2020年末に発売予定と記載が変更されているので、もしかすると12月中に発売するのかもしれませんね。
価格が米国と同じ219ドル近辺、つまり23000円程度なら買う人もある程度いるのではないでしょうか?しかし、1TBで23,000円というプライスは、現在の同等速度のSSD相場からすれば、正直割高なのは否めません。
BOXを開けると、しっかりとタイトに収納されており、上部に取り出し用のビニールシールが付いており、つまんで簡単に取り出すことが出来、何気に細かい配慮がされています。
付属品は少なく、シンプルな取説、限定保証の解説書、Seagateの簡易解説書が同梱されています。
取扱説明書はイラストのみのいたってシンプルで分かりやすい内容。これなら、アナログな方でも問題ないと思います。
この拡張SSDカードはXboxシリーズXとシリーズSに内蔵されているのと、同じ1TBのチップが搭載され、内蔵SSDと同じ2.4GB/秒の速度でスペックも同じです。スロットはメインチップに直結されており、XBOXの次世代技術XBOXベロシティアーキテクチャを利用するのは内蔵SSDと同じです。
拡張SSDカードを受けるスロットも工夫が凝らされていて、金属製シャシーのスロットに爪が複数箇所あり拡張SSDカードの熱はこのスロットに吸い上げられ、本体の冷却と一緒に放熱処理される仕組みです。
XboxシリーズX|S側にある金属製シャシーのスロットパーツ。爪が複数箇所拡張カードの金属製本体に触れて熱を吸い上げて本体冷却するという構造。
驚くべきは1TBの容量でこのコンパクトさです。XBOXワイヤレスコントローラーと並べてみると、そのコンパクトさには驚かされます。
SSDはご存知の通り、熱を発するので熱対策も重要です。マイクロソフトがSeagateと共同開発した拡張1TB SSDカードは、その放熱対策も考えられており本体は放熱性に優れた金属で出来ています。抜き差しで手が触れる箇所は熱くなる事も考えて流石にプラスチックでカバーされています。金属製の表面にはSeagateのロゴとネームがあります。
金属製本体にはSegateのロゴ。
背面側。製造国はタイ。
側面をみると、金属シャーシが重なってサンドイッチ状になっているのが分かります。チップを金属シャーシと密着させた感じです。
以前、VentureBeatのJeff Grubb氏がこの1TB拡張SSDカードを分解したTear Downレポートも過去に当ブログでご紹介しているので、ご興味のある方はご覧ください。
早速XboxシリーズXに差してみると、直ぐに認識し通知画面に準備完了と表示されました。
早速、設定からストレージを確認すると、容量は920GBと表示されました。XboxシリーズXの本体ストレージは新品時、1TBがOS予約分などを差し引いて802GBだったので、今回の拡張SSDカードはそう考えると、十分に1TB近い容量を使えることになります。
しかも、XboxシリーズX、シリーズS内蔵の高速SSDと同じで、しかもXBOXベロシティーアーキテクチャーを使用する次世代高速SSDとして使えるので、その点では外付けSSDより良く、そして純正としての安心感もあります。
使い方としては、XboxシリーズXに最適化された「オプチマイズドXboxシリーズX」の新作タイトルは外付けハードディスクからは起動出来ないので、必然的に内蔵SSDと拡張SSDに入れ、他の互換タイトルなどのレガシータイトルは、外付けハードディスク、もしくは外付けSSD(シリアルATAをUSB3.1に変換するアダプタを使用)に入れるという方法がベターでしょう。DFではSABRENTを推奨しています。
後方互換タイトルは、互換モードで動作するので、XBOXのRDNA2次世代技術は使われず、ハードのフルパワーで動作するので、外付けSSDであれば内蔵SSDとあまり変わらない速度でロード出来る事がデジタルファウンドリの検証テストで判明しています。
読み込み速度などの比較、ロード時間などは2020年10月に当ブログで日本語訳でご紹介した、デジタルファウンドリがXboxシリーズXで内蔵SSDと外付けSSD、拡張SSDカードの読み込み速度比較レポート & ストレージ購入ガイドが参考になると思いますので、ストレージ構成などで悩まれている場合、是非お読みください。🔚
Seagateに問い合わせをした人がいて国内では12月中旬発売、価格は4万円弱という返事をもらったそうです
https://twitter.com/OokamiSiren/status/1331404002370588672