プレイステーション5の発売があと1ヶ月後に迫っている現在、まだまだわからないことがいくつかあります。下位互換性はどうなっているのでしょうか?PlayStation Plus Collectionの対応範囲は?
しかし、一つだけ確かなことがあります。
新しいテンペスト3Dオーディオテックを介したバーチャルサウンドは、発売時にはTVスピーカーには対応していません。
SIEの周辺機器マーケティング&ライセンシング担当シニアディレクターのイザベル・トマティス氏が、PlayStation Blogの新しい記事の中で、PS5のヘッドフォンを使った3Dオーディオについて語っています。
公式ブログによると、『Demon’s Souls』、『バイオハザード ビレッジ』、『グランツーリスモ7』、『ラチェット&クランク:Rift Apart」などのゲームで3Dオーディオを体験出来るようです。DualSenseコントローラーの3.5mmジャックを介してヘッドフォンを接続するだけで体験できることが改めて確認されました。
Tomatis氏はその後、TVスピーカーを介したバーチャルサラウンドサウンドの実現に向けて、現在も取り組んでいると述べています。
「TVスピーカーのバーチャルサラウンドサウンドはPS5のローンチ日には利用できませんが、それでも私たちが非常に期待している機能であり、私たちのエンジニアは将来的にPS5に搭載するために懸命に取り組んでいます。」
と述べています。
しかし、私は??なところがあります。それは、今年3月にPS5システム・アーキテクトのマーク・サーニー氏がPS5の技術詳細講演で発表した際に、かなりの時間を割いて説明した、3Dオーディオテック関連で言及された、HRTF(頭部伝達関数)を用いた3Dサラウンド技術です。「HRTF ウィキペディア」
頭部伝達関数(HRTF)とは、人それぞれに頭部形状の違い、耳の形状違いなどで3Dバーチャルサラウンド効果の聴こえ方に違い生じ、人によってサラウンド感を得られない事があるようです。そこで、人よって頭部形状などの違いから響き方に違い生じて聴こえ方が異なってしまうので、頭部伝達関数でデータ化し、いくつかの信号音などを聴いてもらい、それを選ぶことで人によって聴こえ方に差異が生じてしまうのを極力抑えるという非常に興味深い解説は、個人的にも当時のプレゼンでSSDと同様にインパクトある内容だったのを、今も鮮明に覚えています。
しかし、その後HRTF(頭部伝達関数)の言及は全くなくなり、現在に至ります。最近更新されたプレイステーションブログでの3Dオーディオ解説記事でも、HRTF(頭部伝達関数)がどの様にテンペスト3Dオーディオテックに採用されているのか、そういった説明にも触れていません。
これでは、3月に時間を割いて説明した内容がまるで無かった事のようになっています。個人的にもHRTF(頭部伝達関数)による3Dオーディオの聴こえ方の差異解消で豊かな3Dバーチャルサラウンド体験というソニーのアナウンスには、大きな興味を持っていただけに、テンペスト3Dオーディオテック・サラウンドに最適化されたという3Dヘッドセットも予約しています。現時点でのソニーの詳細説明不足の状況でこういったアクセサリー予約を開始した事にもガッカリさせられています。
ソニーはもう少し詳しく説明すべきではないのかなと思っています。私も個人的に興味があるので、詳細を説明して欲しいですね。純粋にこの技術の詳細がどのようにテンペスト3Dオーディオテックに反映されたのか、組み込まれたのか、そしてテスト信号などを聴いてもらうという方法になるのか、など知りたいことは山ほどあります。このまま有耶無耶のままで発売してしまうのでしょうか?
🔚
私は、今までのバーチャルサラウンドでは余り音の定位を感じられなかった方なのでHRTFに期待しているのですが詳細を知りたいですよね。
もう一つ私が気になっているのは、PS5はゲーム時には既存のAVサラウンドシステムでサラウンド出力されるかどうかですね。
映像作品の再生ではサラウンド出力されると思うのですがゲーム時にどの様になるかの発表がまだ無い様なので気になっています。
私も同じで、バーチャルサラウンドの効果をあまり感じられませんでしたので
HRTFには大いに期待していたんですが、ソニーが3月以降ほとんど言及しなくなって
しまったので、気になっているんです。
XboxSeriesXが採用している「空間オーディオ」は最近アップルがiOS14で採用し、
AirPodsProで映画を見ると空間オーディオでDolbyAtmosが聴けますが
何気にこれが凄いです。特にトラッキングシステムで頭の位置を動かしてもセリフが
画面上にしっかり定位しているんです。つまり左に向くと音が右から聴こえるんです。
いくら頭を動かしてもまるで画面から音が出ているように錯覚するほどです。
しかもサラウンド効果も今までで1番感じます。音の回り込み、音の上への移動感といい
今までのバーチャルサラウンドでダントツにサラウンド、移動を感じます。
低音の質も実際に我が家の9.1chシステムで聴くのと似たLFE音(重低音)
の質で聴けて、これは正直に驚きました。
HDMI2.1出力からパススルー出力でAtmosやDTSXの信号も出せると思います。
おそらく設定で、PCM、パススルー、など変えられると思います。
PlayStationのブルーレイプレイヤーとしての機能は意外と優秀ですからね。
おそらくゲームに場合は、3Dオーディオがどうなるかですね。
3Dオーディオは、PCMでのバーチャルサラウンドだと思いますが、いちいち切り替えず自動で切り替えて
くれると助かりますね。その辺りはAV機器も作っているソニーなのでしっかりと対応してくれると
思っています。
いつも楽しみにしています。
多少音響をかじっているものとしての意見です。
頭部伝達関数を使った音響は、インナーイヤーで最大効果を発揮します(昔のバイノーラル録音のしくみ)現在はビクターが10万円くらいで出していますが、オーバーヘッドです(汗)多分予算の都合です。資本力とクラウドで実現したのがAppleです。あくまでAppleTVを販売するための手段といいうのが恐ろしい(汗)
多分現状で最高のオブジェクト音響です。しくみはどうであれ、感動します。
これを超えれないとPS5のテンペストは厳しいです。でも無料機能だからいいですね。Xは有料でAtmosやDTSXを採用するでしょうから、音声出力対応して欲しいです。購入済みの身としては・・・
映像プレイヤーとしてUHDプレイヤーとして安価な部類が次世代機です。
光端子がないのはAVセンターとして使用する場合は痛いです(私も)
AVアンプをHDMI2.1対応で2出力ないと・・・・意外とフレンドも分からないので質問きます。こんなところも、お知らせするといいかもですね。
モニターもTVも・・・沼となっていきます・・・あぁ怖い・・・
当ブログお越し頂き、ありがとうございます。
そうですか〜HRTFを使った音響はインナーイヤーで最大効果発揮するんですねぇ
これは知らなかったです。ご教授ありがとうございます。音響関連のお仕事されているのですか?
アップルの空間オーディオは本当に驚かされました。初めてバーチャルサラウンド関連で
感動したくらいの効果でカルチャーショックを受けたほどです。
我が家にはラージスピーカーの9.1ChのAtmos環境(5-1-4)がありますが、
こんなに素晴らしい効果なら夜はAirPodsProで観てもいいなというレベルですw
アップルは既にAirPodsStudioも発売するらしい(14日の発表であるかも)ですし
ちょっとアップルの音響関連機器は要注目になってきていますw
さすが全米NO1のキャッシュ保有額20兆円を持っていると違いますねw
オーバーイヤーのはエグゾシアター命名してビクターで出してますね。
しかもヘッドホン内の専用マイクでテスト信号を出して計測して音を生成する本格派で
当ブログでも少し触れましたが、評価は賛否両論(何回も計測しないと難しいようです)、
1世代目のモデルなので次の後継モデルがあるなら、多くを改善してくれそうで、
買いたくてしょうがないのですが、我慢していますw(というか、この年末は既にRTX3090も買いましたし
PS5、XSX、XSSも買うので、娯楽製品を買いすぎかなと自重してますw)
そうなんですよね、、AVアンプを通す場合はAVアンプがHDMI2.1端子搭載していないと
ダメですからね。。この辺り、今度記事書いてみますか、、記事書いていると自分まで欲しくなって
しまうので、避けていることもあるかも。。w おっしゃる通り、キリがないですね。。
RTX3090が17日に届くので、8K TVが欲しくなってしまいそうで、、ハイエンドオーディオ、
ハイエンドホームシアター同様に底無し沼です。。w
素晴らしい環境で羨ましいですね。
バーチャルはどんなに頑張っても駄目だと思っていましたが、今回のアップルは凄いですね。ただ味わえるのはごく一部の方だけなのが残念です。
バーチャルの勝てないのは、やはり空気の伝達です。恐らくは超低音の空気感、圧を知っていられると思いますが、あの音場だけは無理です(笑)
頭部伝達関数に関しては、耳の個人形状を無視するほうが簡素な計算になるし、バイノーラルマイク状態を再現するインナーが理想かと。
耳の形状をカメラで撮影したり、本人の聴覚を測定したりと色々ある中、急に無料できたのが凄いし、分かりやすい効果が良いですよね。あくまでエンタメなので、普通の方々にはベストです。
この分野でのヘッドホンは昔からありますが、アップルは一つの回答を初めて出したと思います。ただ汎用性がないので、どこかが安価に世帯で楽しめるようなもの出ませんかね。
ここ分野はCG映像のような音場をすべてコントロールしている素材が1番効果が出やすいので、ゲームが最高の素材となります。サイバーパンクなんかが直近では良さそうですが。
私も今回の世代交代でXBOX周りのシステム更新を考えていますが、光出力がないのでHDMIに音声が乗っているのがネックです。USB音声出力をMSが汎用で認めない限り、AVアンプの音声遅延が心配です。ピュアオーディオでは無縁でも、私のようなAV好きのGamerには大問題です。
本当に素晴らしいサイトなので、頑張って下さい。
私も、バーチャルサラウンドヘッドホンはいくつも買って試してきましたが
どれも効果をほとんど感じられず、逆に定位が甘くなるなどデメリットしか感じられませんでした。。
ですが、そこに来てアップルのiOS14でAirPodsProでの空間オーディオ採用で聴く
映画のDolby Atmosの定位、移動感、そして重低音の質の高さには驚かされました。
確かにサブウーファーから吐き出される空気を揺るがす「重低音の圧」は無理ですねw
とは言えど、iOS14からのAirPodsProでの映画の音はホント、化けましたねw
あのAirPodsProのコンパクトサイズからは想像も出来ない重低音を聴かせてくれるので、クドイようですが
本当にカルチャーショックレベルでインパクトある音です。
インナーの方が頭部形状、耳の形状など影響なく聴けるんですね。。
確かにAVアンプに接続して楽しんでいる方は、XboxSeriesXの接続には頭痛いかもしれませんね。。
理想は、上級専用プレイヤーのように、HDMI出力が映像と音声用で2つあれば完璧だったんですけどね。。
確かにおっしゃる通りUSB音声出力があると大きいかもしれませんね。。
MSはXboxSeriesXでもUSB音声出力は不可能なんでしょうか?
この辺りは、Tkさんにとっては死活問題ですね。。
私は、ブラビア85インチとAVアンプ(YAMAHA A3070)環境には普段は接続せず、
DENONのヘッドフォンアンプ「DA310USB」をLGの4K TVの55NANO91に光接続して
オーテクの開放型モニターヘッドホンR70Xで聴いています。USB音声出力出来るなら、
DA310USBにもダイレクト接続してみたくなりますw
素晴らしいサイトと言って頂き、光栄です。。ありがとうございます。そう言って頂けると書いた甲斐があります!
単に自分の興味ある事だけをピックアップして好き勝手に書いて、述べているだけなので恐縮です。。