今のところ現状維持?
ここ数ヶ月間の報道で、Warner Mediaの親会社であるAT&Tが巨額負債を減らすために、Rocksteady Games(バットマン・アーカムシリーズ)、NetherRealm Studios(モータルコンバット)、Monolith Productions(FEAR)などのスタジオから構成されたゲーム部門である、Warner Bros. Interactive Entertainmentの売却に興味を持っていることが明らかになっています。
Activision-Blizzard、Electronic Arts、Microsoft、Take-Two Interactiveは、20億ドルから40億ドルでこれらのワーナーゲーム部門を購入する可能性があると報じられていました。しかし、今のところは少なくともそうはなっていないようです。
ワーナーメディアのCEOであるジェイソン・キラー氏は、ワーナー・ブラザースの全従業員に宛てた手紙の中で、会社を前進させるための組織化の計画を説明しました。キラー氏はゲーム部門がまだWarner Mediaの一部のままであることを指摘しています。
キラー氏は、「ワーナー・ブラザース・インタラクティブは、スタジオ・アンド・ネットワーク・グループの一部であり、他のいくつかのブランドと並んで、ゲームやその他のインタラクティブな体験を通じてブランドやフランチャイズのファンを魅了することに集中しています」と書いています。
しかし、これが将来的に状況が変わらないという意味ではないということを、念頭に置いておくことが重要です。AT&Tはゲーム部門の売却を希望していなかったのかもしれませんし、まだ取引が成立していないだけかもしれません。今後の展開を見守る必要がありますが、少なくとも短期的にはWBゲームズ部門はワーナーメディアの一部であることに変わりはありません。
何年もの沈黙の後、Rocksteady Gamesがついに現在のプロジェクトである「スーサイド・スクワッド」のゲームを明らかにし、8月22日に正式発表が行われます。一方、ワーナー・ブラザース・モントリオールが開発中のバットマンの新作もほぼ確定しています。これらのプロジェクトは、同社の次世代ゲーム機への初の取り組みの一環として行われるもので、2020年のホリデーシーズンにはXboxシリーズXとPS5の発売が予定されています。
via WindowsCentral
ワーナーゲームズの売却は、キャラクターのライセンス。ゲーム化のライセンス関連などの条件などで価値観が大きく左右するので、中々決まらないのかもしれません。これほど大きな買収案件になると、そう簡単には成立するものではないと思うので、おそらく水面下では買収交渉は続いているのかもしれません。果たして、どこが買収するのか、、サードの大手にしろ、マイクロソフトにしろ買収が成立すれば勢力図が変わることは間違いないでしょう。
マイクロソフトは現在、TikTokの米国事業だけでなく、全事業買収を目的に9月15日に完了することを目指しているそうですし、他にもTwiterがTikTok買収に手をあげたという報道もあり、TikTok買収案件が落ち着くと、ワーナーの件も何か動きがあるかもしれません。🔚
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