ソニーとマイクロソフト、特にソニーは次世代コンソール最大の改善点の一つとして SSD を強調しており、業界全体の開発者たちは、その利点について多くの時間を費やしてきました。もう一人の開発者は、10tons の共同創設者である Sampo Töyssy で、近日発売予定のオープンワールド・ポストアポカリプト・アクション RPG 「Dysmantle」の開発者です。
GamingBoltのインタビューで、開発者がPS5とXbox Series XのSSDをどのように活用するかという質問に対して「ロード速度が速くなり、より多くのコンテンツを素早くストリーミングできるようになることは大きな後押しになる。」と述べ、大規模で高精細なワールドを目指すゲームは他のゲームよりも恩恵を多く受けるだろうと述べています。
また、10tonの次期「Dysmantle」も、その世界にストリーミング技術を使用していますが、現行のハードウェアの限界内に収まっている。と付け加えています。
「すべてのものが少し速く感じられますが、これはすでに SSD を搭載した PC で慣れ親しんできたことです」と Töyssy 氏は述べています。「しかし、今では初めて、コンソールでもその速度を利用できるようになりました。ロードを高速化することで、より短い時間でより多くのものを追加し、より良いユーザー体験を提供することができます。」
「ワールドコンテンツのストリーミングは、これから良くなっていく大きなものの一つです。マスストレージからGPUへのデータストリーミングを高速化できるので、より詳細な世界を持つことができます。また、ハードウェアの処理能力も追いつくことができるので、ゲームの世界でもより速く動くことができます。「Dysmantle」はワールドのストリーミングシステムも持っていますが、その点では現行機の能力すら超えていないでしょう。大規模で非常に詳細なワールドを持つゲームこそが最も恩恵を受けるでしょう。」
Töyssy氏は、マルチプラットフォームの開発者は、ハードウェアの違いに関わらず、PS5とXboxシリーズXの両方でゲームが同じように動作するようデータをスケーリングする可能性が高いと付け加えています。
“マルチプラットフォームのゲームは、おそらく、すべてのプラットフォームで動作するようにデータ量をスケーリングするための適切な帯域幅とツールを見つけるでしょう。“と同氏は述べています。”例えば、テクスチャの詳細レベルを利用可能な帯域幅に応じて変化させることができるかもしれません。“
10tonsのDysmantleは今年後半にPS4、Xbox One、Nintendo Switch、PC向けに発売されます。
via Gamingbolt
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PS5やXbox Series Xに搭載される高速なNVMe SSDの恩恵は、ゲームではどのような部分で恩恵があるのか、、私もPCでNVMe SSDをメインに使ってますが、UE5のデモで披露されたような、広大なオープンワールドで高速移動したり、記事でも触れている広大で詳細な世界を持つオープンワールドほど、威力を発揮するんでしょうけども、通常のタイトルや昔のタイトルでも明らかにサクサクとロードされるので、プレイヤーの待ち時間が劇的に改善される事が一番でしょうかね。
後は、コンソールなのでPCとは違い、世の中に出回る全てのマシンが同じハードウェア仕様なわけで、その高速SSD前提で開発、最適化されたタイトルの場合、どう変わるのか、、それこそが一番興味深い点でもあります。だからこそ、ゲーム機に史上初めて標準で高速SSDが搭載されたというインパクトは大きいと思います。
これだけの高性能なCPU、GPUが搭載されSSD標準搭載なので、来年~再来年以降であれば開発者もマシンをより深く理解し、そうして開発、最適化されたタイトルが、どれだけマシン性能を活かして、我々を驚かせてくれるのか、、それも非常に楽しみです。🔚
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