PS5とXboxシリーズX、今までの経緯と現時点でのまとめ。【前編】

2020年は次世代ゲーム機発売のお祭りイヤー

2020年になり、今年は次世代プレイステーションとXBOXの発売イヤーという事で、今後年末に向けて色々な情報が出てくると思いますが、現時点で色々とリーク情報や公式発の情報など色々と書き綴ってみました。

先手を打ったのはソニー

WIREDの独占インタビューという形で、唐突に次世代プレイステーションとして記事が公開されました。現場には、PS5の初期プロトタイプと思われる試作機(記事によると銀色の円筒形の筒が被されたもの)があったようです。ゲームチェンジャー(一変させる)はロード時間だと明言し、次世代SSD搭載を仄かしオープンワールドのスパイダーマン・ゲームをPS4Proで数十秒かかっていたロード時間が、なんと1秒未満にまで短縮するというデモを披露。

この独占インタビュー記事が突如公開されたのは、2019年6月のE3開催前の4月中旬でしたので、当時マイクロソフトは次世代機に関して何も発表もしていません。E3に出展をしない事を決めていたソニーも、マイクロソフトが前例のない次世代ゲーム機の発表を、発売の1年前のE3で突如発表したプロジェクト・スコーピオ(XboxOneX)で先手を打たれた過去があります。ソニーがマイクロソフトより情報戦で先を行く狙い?があったのかどうかは定かではありませんが、突然のサプライズ発表でネット界隈でも大いに話題になりましたし、ソニーとしても情報戦で1歩リードという印象でした。事実、PS4Proユーザーでもある私も本当にワクワクしましたしねw

E3 2019でマイクロソフトが怒濤の発表

そして数ヶ月後の6月になり、米国ロスアンゼルスでE3が開催されマイクロソフトが次世代XBOXはプロジェクト・スカーレットというコードネームで、2020年末に発売ですと発表、XboxOneXの時と同様に、トレイラーも公開しました。

E3開催前の4月にソニーに情報戦で先手を打たれた事もあって、このスカーレット・トレイラーでは、総合的な処理能力がXboxOneXの4倍に相当、リアルタイム・ハードウェア・レイトレーシング動作、GDDR6メモリー採用、次世代SSDと称しSSDを仮想メモリーとして使用することで、ロード時間が現行機よりも40倍も高速化、AMDのZEN2 CPU、NAVI GPU採用、最大120fpsまで対応、8K対応、可変リフレッシュレートなどなど、ソニーの公開した情報より遥かに具体的な驚愕のスペック詳細を公開し、大きなインパクトを残しました。

発売はまだ1年後なのに、ここまで公開するのか!と正直自分も驚きましたけど、同時に誰もが想像以上のハイスペックな内容に驚き、ソニーの公開したPS5情報のインパクトが吹っ飛ぶ程でした。そしてスカーレットの発売と同時にローンチタイトルとして、HALO INFINITEのトレイラーも公開されました。

HALO INFINITEのトレイラーも恐ろしいまでの高精細なグラフィックに、美しいライティングエフェクトなどインパクトあるトレイラーで、事前のスカーレットのスペック詳細が発表された事もあって、期待をせずにはいられない充実の発表でした。マイクロソフトが次世代機の具体的な情報を大量投下し、ソニーに一夜報いた感じでしたね。

ソニーも負けじと発表

そしてE3が終わり、10月にまたもソニーがWIRED独占インタビューとして、ソニー・インタラクティブエンタテインメント本社会議室で、ソニー・インタラクティブエンタテインメント社長兼最高経営責任者(CEO)のジム・ライアンさんと、PS5リードアーキテクトのマーク・サーニーさんが、ネットで議論になっていたレイ・トレーシングがソフトウェア?それともハードウェア?なのかというファンの議論に終止符を打つべく、「レイ・トレーシングはハードウェア処理でGPUに搭載されていますよ!」と明言しました。

しかし、なぜ取材冒頭でマークサニーさんが、念を押すようにハッキリと明言しなければいけなかったかというと、E3でマイクロソフトはリアルタイム・レイ・トレーシングのハードウェア動作は、ゲーム機初!と発表し、それに対しソニーはレイ・トレーシングは「ハードウェアレベル相当」と曖昧な表現で公表した事で、ネット界隈ではPS5はハードウェアレベル相当のソフトウェア動作なんじゃ。。PS5劣ってるじゃん!などと、あれこれ言われていたので、そういう事も踏まえて冒頭でハードウェアだよ!とハッキリさせておきたかったのかもしれませんね。

nVIDIAが公開したレイ・トレーシング比較。オブジェクトにしっかりと光など周囲の景色が現実と同じように反射、影響する効果。膨大な計算量になるので負荷が大きく、ハードウェアでないとリアルな効果が反映されない。

注目は全面改良の新型コントローラー

そしてマークさんは、SSDによってゲームに様々な恩恵と利点がある事を説明、更に全面リニューアルでかなりお利口になる?らしいリアルタイムUIに関して説明、そして1番具体的に紹介されたのが、改良されたコントローラーに搭載されるアダプティブトリガー。プレイヤーは路面の感触や銃を撃つ時の感触、弓を引く時の抵抗感などをリアルに感じる事が出来る様になると説明しました。で、この部分を読んでいて気がついたのが、コレって一部は既にXboxOneのコントローラーで実現されてない?と。

XboxOneのコントローラーには左右グリップに加えて、左右のトリガー内にも振動モーターが内蔵されていて、インパルストリガーと言われています。厳密に言えば、4つの振動モーターが内蔵されているクアッドショックなんですよねwこれにより前後左右の振動再現の他に、レースゲームでブレーキを踏んだ時の振動や路面の感触の振動が指先にダイレクトに伝わるので、PS4のデュアルショック以上にリアルに体感出来るんです。ここはXboxOneコントローラーの利点の一つですね。

XboxOneのコントローラーは左右グリップだけでなく、左右トリガー内にも振動モーターがあり、合計4つのモーターが内蔵されている。

話が逸れましたw で、PS5の新コントローラーでは、ハプティック(触覚)によるフィードバックが、従来のモーターによる振動よりも更にリアルなものになるそうで、それはコントローラーの左右のグリップに高度にプログラム可能なヴォイスコイルモーター(コイルが磁石で往復運動するタイプのモーター)を内蔵していることによるものだそう。

記者によると、PS5の新型コントローラーで、キャラクターを様々な表面の上を走らせると、例えば砂の上では足をとられるような感覚、泥ではグチャグチャしたような感覚で歩みが遅くなり、氷の上ではアナログスティックの反応が過敏に、キャラクターが「滑っている」感覚を指先で感じられるそうです。スゴイ!また、プールに飛び込むと水の反発力を感じ、木でできた橋の上では、木がたわむような感覚まで感じられ、それは驚くほど没入感のあるリアルな体験だったそうです。

そしてPS5のコントローラーは、充電用にUSB Type-C端子を採用、バッテリー容量が増えハプティック用のモーターが内蔵されることで、デュアルショック4よりも重くなるようですが、現行のXboxコントローラーにバッテリーを入れた状態よりは少し軽くなるようです。

PS5の新コントローラーは、SwitchのハプティックエンジンやXboxOneのインパルストリガーを更に進化させたような新感覚のコントローラーになりそうです。これはかなり期待出来そうなコントローラーに仕上がりそうで今からワクワクしますね!

そして、、

後編につづく

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