『Max Payne』『Control』『Quantum Break』で知られるRemedyスタジオが開発の『Alan Wake 2』の新アップデートパッチが配信され、様々な問題が解決されましたが、 期待のPlayStation5 Pro 向けの改善はまだないことを明らかにしています。
Remedyの開発チームは、プレイヤーから多くのフィードバックがあった事を認めつつ、“まだいくつか調査中 “であるとしています。
“最新のPlayStation 5のアップデート(1.200.005)にはPlayStation 5 Proに特化したものは含まれていませんが、皆様からのフィードバックを拝見していることをお伝えしたいと思います。パフォーマンスの向上に関しては、PS5 Proでまだいくつか研究中です。またお知らせします。PS5 Proのサポートは何ヶ月もかけて行われたものであるため、変更や改善には数週間以上の時間を要することになります。 ご理解いただきありがとうございます!”
PS5 Proでは、「Star Wars Jedi: Survivor」や「Silent Hill 2」リメイクなどのタイトルで、AIアップスケーラーのPlayStation Spectral Super Resolution(PSSR)が、Performanceモードでチラつき、揺らめき、ノイズのような物から、パフォーマンスの問題など、関連メディア、プレイヤーから多く報告されています。
『Silent Hill 2』のBloober Teamは問題に対処するためのアップデートパッチ1.06をリリースしましたが、テック系解析メディアのデジタルファウンドリーによると、PS5Proでパフォーマンスモードを使用する際、当初の「PSSR」を削除し「Temporal Super Resolution(TSR)」に置き換えた事で、問題が解消しているようです。
Remedyが公式SNSで述べているように、しばらく時間がかかるかもしれませんね。
その点で『サイレントヒル2』のBloober Teamは早いペースでパッチをリリースしていて、迅速に対応していますよね。前述のように早々にPSSRを削除して TSRに置き換えた事でグラフィックのチラつき問題の“ある程度”は解消しているようです。
私はまだ『Alan Wake 2』の本編すらクリアしておらず、せっかくPS5 Proを購入したので、PS5Proでクリアしようと思ったいたところに、この問題が表面化してしまったので、この問題が解決するまでは放置しておこうと思います。
DFなどの検証でも言及されていますが、PSSRは1080P以上の解像度では比較的安定しているようで、おおよそ良い出来だそうですが、問題は1080Pを下回る解像度からPSSRで解像度を引き上げる場合に問題が多い印象です。
ですので、ソニーのファーストの『ラスト・オブ・アス』Part1、2や『ラチェット&クランク パラレルトラブル』、『スパイダーマン』1、2、『ゴッド・オブ・ウォー:ラグナロク』などでは、1080P以上でPSSRを使用、または使用せずで、素晴らしい効果を発揮しているので、今後のPSSRの課題は、1080P以下での適応した場合の改善が課題と言えるのかもしれません。
しかし、PSSRはまだ始まったばかりでもあります。nVIDIAのDLSSは6年の歳月をかけて熟成してきているので、PSSRも熟成を重ねて改善をしていって欲しいですね。
個人的に『サイレントヒル2』はまだ購入もしておらず、年末年始のセールで購入して、問題が解決したらプレイしようかと思っています。最近では『STALKER 2』が印象に残っていますが、ちょっと前には『Cyberpunk 2077』でもそうでしたが、こういうパータンが多いですよね。
ゲームがより複雑になってグラフィック技術も進化して来ているので、開発の方々も大変なのでしょうけど、心待ちにして購入し、ワクワクしながらプレイし始めて、没入感を削ぐような問題が色々とあると、プレイしようという意欲を削いでしまいますよね。
結果的に、複数のパッチリリースで改善されてゲームが安定するのを待ってからプレイというパターンが自分的には増えています。そうなると、急いで買わなくても良いかなという傾向になりがちになってしまいます。
ビジネス的思考で、デッドラインまでに発売しないとという考えは企業として仕方ないにしても、そのせいで未完成のままでリリースしてしまった事で、「輝くはずの原石」が初回の印象でイメージダウンしてしまい、売上を損なうということにもなるので、多少延期してでも、ゲーム自体を安定させてから発売して欲しいものです。
『Alan Wake 2』はPS5、XboxシリーズX|S、PCで発売中です。
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