ResetERAのフォーラムに投稿された「Star Wars Jedi: Survivor PS5 Pro」のアップデートに関するスレッドで、「Koralsky」と名乗る匿名の開発者が、特定のタイトルにおけるPSSRの画質の低さ(ボヤけるなど)についてコメントし、ゲームによって画質が異なるのは、使用されているアップスケーラーのバージョンが古いためだと明かしています。
Respawnシリーズの最新作「スターウォーズ ジェダイサバイバー」に関して、開発者はこのゲームがSDK バージョン9を使用しており(PSSR初期のものかもしれない)、 Unreal Engine 4のゲームであるため、最新バージョンのPSSRを使うには、SDK バージョン10以上を使用する必要があると述べています。
つまり、古いバージョンの開発キットで開発したため最新バージョンのPSSRアップスケーラーを実装できず、初期のバージョンのPSSRを使用しているため、画質が悪くなっていることを確認したようです。
Koralsky氏は、PlayStation 5 Proのアップスケーラーがすでにいくつのバージョンが提供されているのか、また各バージョンが以前のバージョンからどのように改善されているのかについての詳細は言及していないようですが、Koralsky氏は
「NDA(秘密保持契約)の関係で具体的なことは言えませんが(PSSRのイテレーションがすでに何種類あるのかとか、どのような改善点があるのかとか)、PSSRを使用したPS5 Pro対応ゲームの第2弾/第3弾では、IQの改善が期待できます。
私が取り組んでいるゲームでは、TSR や FSR と比較して、PSSR(後期のバージョンの 1 つで、最新版ではない)の方がはるかに良い結果を出しています。 今後6~12ヶ月で、PSSRは、Proサポートタイトルの最初のバッチで使用された初期バージョンと比較して、はるかに良い状態になると期待しています。 実際すでにそうなっています。」
と述べていますので、既にPSSRは改善を重ねているようで、日に日に良くなっているようです。
そういえば、最近のデジタルファウンドリーのレポートで、『Alan Wake 2』と『スターウォーズ ジェダイサバイバー』のPS5ProのPSSRなどの出来が不安定というレポートがありましたが、これもその要因なのかもどうかは定かではないですが、画質が甘くなるという指摘からも、その可能性はありそうです。
ただし、PSSRにも課題はあるようで、元々そこそこの高解像度のタイトルでは問題ないようですが、1080P以下の低解像度をPSSRでアップスケールした際に、画質がボヤける、ノイズが目立つなどの問題もあるようなので、それが最新バージョンのPSSRで改善されるのかは分かりませんが、前述のKoralsky氏によると、現場でのPSSRは既に改善しているそうなので、期待したいですね。
いずれにしろ、nVIDIAのDLSSも6年という歳月をかけて熟成して磨き上げてきたので、PSSRも今後の進化でより良くなっていくでしょう。
今後の対応タイトルも楽しみですね。個人的にはサイバーパンク2077はPS5Pro Enhancedに対応して欲しいんですよね。🔚
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