テック系メディアのデジタルファウンドリーが初期型PS5とPS5スリム、PS5Proの3台の消費電力比較検証テストの動画を公開しています。検証でかなり興味深い結果が出ています。
『エルデンリング』などで負荷のかかる品質モードで検証すると、初期型PS5が215W、PS5スリムが228W、PS5Proが230W 前後と、驚いた事にPS5スリムとほぼ変わらない消費電力でした。
スパイダーマン2ではPS5初期型で201W、PS5スリムは220W、PS5Proは234Wとなっていて、PS5スリムとは僅か10W程度、カットシーンではほぼ変わらず。
タイトルによっては、ほぼ変わらない消費電力を実現している事から、PS5スリムとの対性能比で考えると、デジタルファウンドリーはPS5ProのメインSOC(システム・オン・チップ)は、4nmの可能性があるとしています。ちなみにPS5スリムは6nmです。
そして、YOUTUBERのAustinEvansがPS5Pro発売時に公開した動画で、PS5ProでF1 2024のプレイ中の消費電力や排熱温度を比較検証していますが、PS5スリムとの差は10〜15W、排熱温度ではほぼ変わらない46度前後。
もちろん、10〜15W程度消費電力が多いのは事実なのですが、PS5スリムとの性能差を考えると、かなり省エネで発熱も少ないという事になります。
DFの検証ではPS5Proで様々なタイトルで消費電力の検証をしたところ、240W前後がピークなようです。公式スペックでは、PS5Proの最大定格出力は390W(電源ユニットは420W)ですので、240Wが限界というわけではないようです。
自分はPS5Proをオーディオラックの中に横置きにして使っているのですが(PS5Pro横置きサイズの2倍の高さ、幅も左右で15cm以上余裕があり、背面は吹き抜け)、背面から出る排熱温度が妙に低いなとは感じていたんですよね。
明らかに初期型PS5や現在も使っているXbox Series Xより、排熱温度が低いですし、ファンのノイズもかなり静かで、Xbox Series Xとほぼ変わらないレベルで静音です。
今のところ、PS5Proではファーストの独占タイトルを中心プレイしていますが、とにかく高精細、そしてパフォーマンスモードでのバターのように滑らかなフレームレートの影響で、かなり没入感も増しているので、ついついと長時間プレイしてしまうので困りますね。
PS5Proでプレイしていて感じたのは、PS5Proには相応のディスプレイも必要だということです。
最低限で4K、120Hz、HDR、VRR対応は欲しいところですね。あとは画面のサイズもある程度の大きさがないと、PS5Proで高精細になった実感が感じ難いと思います。個人的な感覚では最低でもPCモニターなら32インチ、4K TVなら42インチは欲しいですね。もちろん、視聴距離にもよりますが、あくまでも個人的な感覚ではそう感じています。
そして、素晴らしい性能だけでなく、これだけ静かで排熱温度も低めで、消費電力も性能の割に低いということで、総合的に見てもPS5Proは素晴らしい完成度なのではないかなと感じています。
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