『ゲーム・オブ・スローンズ』から遡る事、数百年前のターガリエン家が全盛から内紛で衰退していく時代を描いた『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のシーズン2を見終えたので、率直な感想を簡潔に書きたいと思います。
長い文章でダラダラと書いても間延びするだけなので、まずは簡潔に言ってしまうと、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン2の感想は「イマイチで、ストーリーに没入出来なかった」と感じました。
まず、見ていてストレスを感じたのが、マット・スミス演じるデーモン・ターガリエンの変貌。
シーズン1ではかなり攻撃的で、何をしでかすか分からない危険なオーラをバチバチと放っていたデーモンが、シーズン2では魔女に依存し、悪夢と幻影を見る日々で、まるで廃人状態。
シーズン1の頃の危険な雰囲気は皆無で、牙を抜かれたライオン状態。しかも、延々と繰り返されるデーモンの悪夢と幻影。オリジナルの『ゲーム・オブ・スローンズ』を観た人なら、お!という興味深い映像も出てきますが、デーモンの廃人状態が延々と続くので、この点も観ていてストレスでしたね。
シーズン1後半から危険度が増して暴走を始めるエイモン・ターガリエン(ユアン・ミッチェル)を際立たせる為なのかは分かりませんが、シーズン2でエイモンとデーモンの火花が散るような緊迫感ある対立があってこそストーリーもよりダイナミックになるはずなのに、前述の通りデーモンが延々とぐうたら廃人状態なので、とにかく話が中弛みしまくりで、没入感のなさを常に感じながらの鑑賞でした。
ネタバレになるので詳細は避けますが、エイゴン(トム・グリン=カーニー)の災難、あっ!というシーンはあるものの、これはある意味予測できた展開でもあり、正直パンチ不足な感は否めないシーズン2でしたね。
他にも『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』で違和感を感じたのが、ヴェラリオン家の存在の意味。オリジナルの『ゲーム・オブ・スローンズ』では皆無だった○人系俳優が、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』では多く出てくるようになったので、ちょっとポリコレの影響な気もしました。○人が銀髪というのも違和感を感じました。
とにかく、今回のシーズン2は中弛みが長く、以前のオリジナル『ゲーム・オブ・スローンズ』のような次週まで待ちきれない!と感じるストーリーの緊張感、没入感、キャラクターへの感情移入など、常に消化不良気味を感じながら見終えました。
既に、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』はシーズン3への更新が決まっているので、是非シーズン3見終えた時には、「シーズン2は嵐の前の静けさだった」となれば良いですが、、
シーズン3の配信スタートはまた1年近く待たされる事になりそうなので、改めてオリジナルの『ゲーム・オブ・スローンズ』でも見直そうかと思っております。🔚
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