パナソニック、4K有機ELビエラ MZ2500が到着。まずは導入レポと簡易レビュー。

,

      

7月21日に発売された最新世代の「マイクロレンズ有機ELパネル」を搭載したパナソニック有機ELビエラのハイエンドモデルMZ2500。

私も5月11日の正式発表直後にコジマ電気で予約しましたが、発売日翌日の7月22日午前中に届きました。購入したのは55型で、BOXはこんな感じでした。

コジマでは開封、組み立て、設置まで無料で行ってくれるので、お願いしました。

今まで我が家にあったTVは、ソニーの液晶ブラビアX9500Gの85型でした。それだけに何故今回は65型ではなく、より小さい55型にしたの?とよく聞かれました。

我が家のリビングは全体では18畳ほどありますが、一角が和室になっており和室を除いた実質の広さは12畳くらい。そこに85型のTVがあると、壁の6割くらいがTVの画面を占めてまるで壁みたいな感じだったんですよねw

そこに多数のスピーカーを置いてDolby Atmos対応シアターシステムを組んでいましたが、妻からもスピーカーがゴチャゴチャし過ぎて落ち着かないと言われてしまいました。

確かに自分もゴチャゴチャしすぎで落ち着かない、、とは感じていたので、まずは思い切ってスピーカー群を処分、そこに丁度待ち焦がれていたMZ2500が国内で正式発表されたので買い換え時と判断、85型を早めに処分しとりあえずサブでビデオゲーム用に使っていたLGのOLED48型C1を85型が置いてあったラックに置いてみました。

確かにかなり小さくなった感はありましたが、壁のような存在だった85型が48型になった事で白い壁の面積が増え、開放感と広さを感じ妻もこの方が全然リビングとして寛げるとの意見。

確かに85型から48型になると、私も当初はその小ささは感じはしました。しかし人間は結構慣れるもので、2〜3日程度で48型の大きさに慣れ、逆に開放感のある空間に快適さを感じ始めていました。

そんな事もあって、MZ2500は65型より55型なら圧迫感が感じられないギリギリの大きさかなと思い、65型ではなく55型をオーダーしたという経緯です。

で、実際に置いてみてどうだったかというと大正解でした。リビングに置いてあるラックはADK(朝日木材)製の幅180cmの天然木ラックで、85インチはギリギリで置く事が出来るサイズですが、壁の圧迫感を見ると幅123cm、高さ78cmの55型がベストサイズで、65型ですと狭くなる印象だったと感じました。

この感覚は、時と場合によったりあくまでも個人差があると思います。いや、「大画面は正義」でしょうと少しでも大型サイズを入れたい人もいるでしょうからね。実際、以前の私もそうだったので85型を導入したわけで、、w あとは我が家のリビングはソファではなく、中央にダイニングテーブルがあり、そこにチェアや寛げるチェアなどが数脚あるレイアウトなので、あまり大きすぎると圧迫感が出てしまう事もありました。

最近は55型が売れ筋と聞きますが、確かに55型は小さくもなく、大きすぎでもない、丁度良いバランスのサイズなのではないかなと、今回の導入で改めて感じましたね。

MZ2500を設置して感じたのは、20個(55型は19個、65型は21個)ものスピーカーが搭載されている事もあってか、ゴツい背面。両サイドとトップにスピーカーがあるので、厚みがあります。トップにはテクニクスが監修した証の「Tuned by Technics」の印。

リモコンは、DIGAを使用していることもあって、見慣れたデザインです。ストリーミングサービスボタンには、新たに「TVer」が加わっています。非常に使いやすいリモコンです。電源のON、OFF時以外はどこに向けても操作出来るBluetooth方式ですので、これも便利。

背面の端子類はHDMI 1と2が4K120Hz対応のHDMI2.1端子でHDMI 2がeARC端子。HDMI 3と4は4K 60Hz入力です。HDMI 4端子は側面にあります。そしてサブウーハー用のミニジャックは側面の最上部にあります。

別途サブウーファーを接続したい場合は、別途ミニジャックーRCAジャック(サブウーファーによってはミニジャックーミニジャックの場合もあり)ケーブルで接続し、メニュー→音声調整→ヘッドホン端子でサブウーファーにします。

別途、サブウーファー調整項目で、サブウーファー音量、カットオフ周波数も調整出来ます。カットオフ周波数は100Hz〜400Hzまで20Hz刻みで調整出来ます。ここまで調整項目が用意されている事からも、サブウーファーの追加接続を推奨しているかもしれませんね。

視聴を始めてまず感じたのは、「マイクロレンズ有機ELパネル」によるその明るさ。ピーク輝度だけでなく、その階調表現も。視聴当初あまりに明るくて心配になったほど。下の写真は、iPhoneで画面を直撮りしたものなので、肉眼で見た明るさ、色そのままではないですが、画面に極力近い写真を選んでいます。

更には暗部の沈み込みと、暗部階調表現も素晴らしく、明のピークが伸びて、明暗の階調も素晴らしいと言う事なしの完成度ではないかなと感じます。

WRGB OLEDの宿命と言われている高輝度時の色抜けに関しても、補正でかなりカバーされている印象で、単体で見る分には全く不満は感じません。

そして、新たに追加されたゲームPROモード。映画プロのゲーム版で、海外では「Calman」ロゴが表示され、細かく調整出来るようになっていますが、実際にMZ2500が来てから見てみると、Calmanロゴはないですね。。どうやら日本版ではCalmanのロゴが表示されない?ようです。とは言え、かなり詳細な調整項目が多々あるので、かなりマニアックに調整する事は可能になっています。

ゲーム専用のゲームダッシュボードは、当初は簡単に表示出来ないので、アプリボタンを押してその中から選び、起動した後は、ホーム画面に「ゲームコントロールボード」アプリアイコンを追加しておくと、直ぐに起動しやすくなります。ホーム画面は、自分の使いやすようにアプリのアイコンを自由に並び変える事が出来ます。

COD MWやディアブロ4など、ゲームを一通りプレイしてみて感じでは、遅延に関しては問題ないレベルではないかなと感じます。少なくともLG C1でのプレイに慣れた上で、プレイしていても特段遅延を感じませんでした。このゲーミングダッシュボード、ピュア・ダイレクトモード、新たにnVIDIA G-Sync Compatibleにまで対応してきた事からも、パナソニックもゲーミングにかなり力を入れて来ているな、、と感じます。

後、一つ気になったのは、ストリーミングアプリのApple TV+。サインインしてみると、TV+、MLS、検索、設定アイコンしかないので、あれこれ見てみると、なんとiTunesで購入した映画が見れないという仕様。まさかのあくまでアップルの有料サービス、アップルTV+を見るためだけのアプリという仕様でした。

ま、幸いにして我が家はアップルTV 4Kで見ているので問題はありませんでしたが、せめて購入した映画タイトルくらいは観れるようにして欲しいですね。。LGやソニーでさえ購入した映画タイトルは見れましたので、、ちょっとこの仕様は頂けないですね。。

まだMZ2500が到着して2日程度なので、とりあえず気がついたところはこのくらいでしょうか。。また色々と使い込んで見て、気がついた事がありましたら、レポート上げたいと思います。

MZ2500のデビューキャッシュバック・キャンペーンは到着後真っ先に応募しましたw

MZ2500が気になっていて、何かご質問がありましたら、お気軽にコメント欄で質問してください。私が答えられる範囲であれば、お答えしたいと思います。🔚

6 件のコメント

  • 私も購入しました。
    大満足しています。
    ゲームモードのベストバランスが
    わからなくて苦労しています。
    ゲームモードについて教えて下さい。

    • こんにちは!
      おお、エスパさんもご購入されたのですね!

      いや〜MZ2500、良いですよねぇ。。

      マイクロレンズアレイの効果で本当に明るいですし、
      発色、階調表現も素晴らしいですし、音も上質なサブウーファーを追加して
      ボリューム45〜50くらいで鑑賞すると、かなりの迫力あるサウンドで、
      冗談抜きサウンドバーはいらないレベルですね。。

      フロントアレイスピーカーの定位が素晴らしくて、
      サイドとトップの分離の良さもあって、かなり立体的な感じもありますし、
      コレはTVの音とは思えないですね。。

      ゲームモードですが、今のところ自分は画質モードは「ゲーム」モードにして、
      色温度は低1、カラーリマスターはOFF、VRR、ALLMはONくらいで、後の設定値はあまりいじっていませんね。
      それだけMZ2500のパネルの素性が良いのではないかと感じています。

      オートAIモードもかなり出来が良くて、良いバランスで調整してくれるなと感じています。

      お役に立てたか分かりませんが、、

  • MZ2500とPCを繋げて4K120Hzのゲームを楽しみたいと思い購入を検討しているのですが、
    4K120Hzピュアモードを適用するとMZ2500側の一部の映像設定が適用不可となりますが、MZ2500側の映像設定が適用可能である4K60Hzと比べて、色合いなどって結構変わってきたりしますかね?
    MZ2500のレビューを色々見ているのですが情報がなかったので教えて頂けると嬉しいです。

    • お返事遅くなりました。
      おっしゃる通り、4K120HzピュアモードをONにすると、映像設定の一部が操作出来なくなりますね。
      4K120HzピュアモードをOFFにして4K60Hzと比べてみましたが、色合いなどは変わらないですね。

      ディアブロ4、サイバーパンク2077、CODなど試してみましたが、
      念の為に、ファインアートをやっていて色にはかなり敏感な妻も変わらないと言っていたので、
      間違いないと思います。

      基本、MZ2500はある程度しっかりと調整されているせいか、
      正直あまりいじる必要性を感じない気もしますね。

      前述の妻も満足しているくらいなので。

      補足ですが、設定項目の色鮮やかになる「カラーリマスター」はOFFがデフォルトだと思います。
      色温度は「低1」固定で見ています。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    ABOUTこの記事をかいた人

    映画、海外ドラマ、音楽、ビデオゲーム、ガジェット、自作ハイエンドPC、車、バイク、政治、経済、株式投資、格闘技、70年代のTVドラマ、超常現象などが大好きな湘南在住の管理人です。東京に住んでいた頃は、ハイエンドオーディオ、ハイエンドホームシアターなど趣味で実践していました。現在は、ソニー4KブラビアX9500Gの85インチで洋画、海外ドラマ、ビデオゲームをYAMAHAのA3070AVアンプ経由で5-1-4 9.1チャンネルのDolby Atmos環境で楽しんでいます。映画やゲームレビューはこのシステムかサブシステムのLG 55インチNANO91 4K 120Hzで検証しています。様々な幅広いジャンルでの経験で得た知識、見識をレビューやエッセイも含め、色々と書き綴って情報発信していきたいと思っています。尚、当サイトで書く内容は、あくまで個人的な好みや価値観での意見を書き綴っていますので、あしからず。 YOUTUBEチャンネルでは、高画質をモットーに4K解像度のゲームプレイ、PCゲームのベンチマーク動画、グラフィック比較動画に加えて他に好きなものなど、色々と公開していきたいと思いますので、お気に召したらチャンネル登録をよろしくお願いいたします。  https://www.youtube.com/user/hidebusa720