マイクロソフトのXboxリサーチ・デザイン部門のトップ、クリス・ノバック氏が、自身のLinkedInのページで、マイクロソフトのXBOXを去る事を告げるメッセージを投稿しているようです。
“私は、Xbox、マイクロソフトを辞めます。そして今日19日が最後の日となります。2002年11月にXboxに入社しましたので、それから20年近く経った今、このニュースは驚きであり、また予想通りでもあると思いますが、その両方が混ざっていると思います。”
ノバク氏は、退社の理由については詳しくは述べていませんが、
「Xbox以外の要因で、数年前から退社するつもりだった」
と説明しています。
“私の旅は、数年前、仕事以外の重要な出来事の後に、自分に約束した反省と休息の期間が当面の間あります。”
と述べ、しばらくは休息の時間を取るとの事。しかし、
“私はできる限りどこでも人生とデザインのツアーを行うために時間を費やすつもりです。もし、デザイン、ゲーム、製品についてコラボレーションやおしゃべりをしたいのであれば、ぜひ声をかけてください(業界は問いません)。
“ゲームで見たもの、やったことの中で一番いいものは、他の分野から閃くものだとわかったので、そこに大きく傾注していきたい”
と述べ、ゲーム業界で培った経験を他の分野でも活かせるなら活かしたいと思っているようです。
ノバック氏は、2002年11月にXboxチームに参加し、7年間デザインディレクターとして『Project Gotham Racing 2、3、4』、『Crackdown』『初代Forza Motorsport』など現在のマイクロソフトのゲーム事業の礎となる部分に携わってきました。
2009年9月、マイクロソフトスタジオのデザインアーキテクトに就任し、HoloLensの初期設計チームの一員として活躍、その後はファーストパーティのデザイン担当として、『Quantum Break』『Sunset Overdrive』『Ryse: Son of Rome』などのゲームに携わり、2016年10月からXboxのリサーチ&デザインの責任者を務め、マイクロソフトのすべてのゲームチャンネルにおけるユーザー体験の改善と進化に関する作業を主導してきた人物でもあり、XBOX事業の品質面でも重要な役割を担ってきた人材です。
“私は、Xboxで過ごした時間をとても愛しています。ゲーマーのためにエンドツーエンドの体験を構築することは、特別な事でもありました。”
“これほどまでに世界中の人々の心を揺さぶる仕事は、人生でそうそうありません。ゲーマーの声に耳を傾け、思いがけない喜びの次の瞬間を思い描くことにいつも憧れています。ゲームは素晴らしい。Xboxはいつも私のそばにいます。
“最も重要なことは、世界中の数え切れないほどのゲーマーが、互いに、そして彼らが愛するゲームとつながる方法を探しているという声です。彼らこそ、私たちが本当に目指している人たちなのです。”
20年という節目での退社で、他の事に挑戦してみたいという事なのかもしれません。長年、XBOX事業の中枢に関わってきた方なので、ノバック氏の今後の動向も気になるところです。🔚
via TheVerge
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