英国の16歳の若者が、大手テクノロジー企業に対する一連のハッキング首謀者の容疑者とされているようです。
ハッキンググループLapsus$は、最近のNvidiaのDLSSソースコード流出、Microsoft、Ubisoft、SamsungおよびVodaphoneに対する最近のサイバー攻撃に関与していると見られているそうです。
ブルームバーグの報道によると、この攻撃の調査をしている4人のサイバーセキュリティ研究者は、少なくともその一部が、イギリス・オックスフォード近郊で母親と同居している16歳の少年によって実行されたと考えているようです。
そして、容疑者の少年の自宅住所などの個人情報が、ライバルのハッカーによってネット上に公開された模様。
ブルームバーグの記者が少年の自宅住所を訪れ、少年の母親に話を聞いたところ、息子に対する疑惑は全く知らなかったそうで、当局に不正行為で告発されたことはないとのこと。
また、ハッキンググループの「Lapsus$」のメンバーは、ブラジルを拠点とする10代の若者たちと見られており、研究者はハッキング・グループに関連する7つのユニークなアカウントを見つけたようで、さらに多くのメンバーが存在している可能性があるようです。
Lapsus$は、nVIDIAのDLSSのソースコード流出に続き、サムスンへの攻撃関与を主張、サムスンが製品全体で使用しているという生体認証技術のアルゴリズムなど、大量のデータを盗み出したと言われています。
その後、3月10日にはユービーアイソフトもサイバーセキュリティの被害に遭ったことを発表、そして水曜日にはマイクロソフトがBingと「Cortana」のソースコードの一部が攻撃を受けて盗まれたことを認めています。
これだけの短期間で、企業にこれだけの大きな被害を与えたグループに、IT業界は衝撃が走っているようです。🔚
via ブルームバーグ
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