私も大好きな「Dead Space」の話です。
VentureBeatによると、Electronic Arts(EA)は『Dead Space』リメイク版について、2022年内の発売計画を断念し、2023年初頭の発売を目標としているようです。
EAは当初、2022年10月という時期を検討していたそうですが、現在はファンを驚かせ、納得してプレイしてもらうためにも十分な時間を確保する事にしたようです。
延期は残念ではありますが、しっかりとした物を作るための延期であれば、歓迎すべきでしょう。これは公式発表ではなく、あくまで「噂」の話ではあります。
デッドスペースは当時、バイオハザード4の影響を受けた(開発者自身がそう語っている)EAを代表するTPS視点のSFホラーサバイバルゲームでした。しかし、この10年間で、EAはシングルプレーヤーのアクションゲームから遠ざかっています。
そして協力プレイ、マイクロトランザクションに対応した『Dead Space 3』が、従来のデッドスペースから大きく逸れた内容が結果的にファンの不評を買い、販売が伸び悩んだ事でフランチャイズは3作目で途切れてしまいます。そして開発スタジオのVisceral Gamesも2017年10月にEAが閉鎖を決断します。
ウィキペディアによると、一見成功したかに見えた「Dead Space 2」ですが、実はEAにとっては「財務的には失敗」とみなされていたようです。当時レベル・デザイナーを務めていたZach Wilson氏によると、「Dead Space 2」の開発コスト約4700万ドルとほぼ同等のマーケティング費用をかけて宣伝したものの、販売本数が400万本強で、十分に資金を回収できなかったようです。400万本も売れたのに不採算とは驚きではあります。。
マーケティング費用をかけすぎたのが失敗なのは明らかですね。。これは開発スタジオというより、EAの失敗ではないかなと、、w
つまり、「Dead Space 3」の新要素などの不評、低迷が要因で「Dead Space」フランチャイズが終わった事には変わりありませんが、2作目の時点で不採算プロジェクトとして判断されていたという事になり、既に暗雲が立ち込めていたという事になります。新要素を取り込んで起死回生で開発した「Dead Space 3」でも挽回出来なかった事で遂にフランチャイズが終了した。というのが事実のようです。
「Dead Space 3」が成功していれば、スタジオも閉鎖されずに今も作り続けられていたかもしれませんね。。あくまで“たられば”の話ではありますが、、
「Dead Space」1〜3作は、Xboxの後方互換で全てプレイ出来ますが、不評だった3作目もそれほど酷い作品だとは思わないですが、やはり私にとっては1作目がベストで、次点で2作目、そして3作目ではあります。
今回のリメイクプロジェクト開始にあたり、EAと開発スタジオのEA Motiveは、明日、Dead Spaceに関する開発アップデートを予定しているそうで、このゲームは社内で感動を与え続けているそうで、カプコンの『バイオハザード2』リメイク作に匹敵するクオリティの『Dead Space』リメイクを実現することが目標との事。
そこまで磨きをかけて輝く作品に仕上げるには、当然時間がかかるわけでEAはそれを過去の歴史から十分に理解した上で、フランチャイズを再度潰さないためにも、じっくり時間をかけてしっかりしたものを作り上げようという事のようです。
EAが「Dead Space」をリメイクで復活させる決心をした理由の一つに、カプコンの「バイオハザード」2、3のリメイク作品の成功があるようです。古い作品にも関わらず、根幹の軸はそのままに、現代の技術で生まれ変わったリメイク作品は、現在の若い世代にも受け入れられており、大きな成功を収めています。
そんな成功を観たEAも刺激を受けたようですね。EAも「Dead Space」のリブートに期待しているようで、「Dead Space」好きとしてはリメイク作の発売が待ち遠しいです。
前述した通り、Xboxは「Dead Space」1作〜3作全てが後方互換でプレイ出来るので、この機会にプレイし直してみるのも良いかもしれませんね。
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via VentureBeat
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