『HALO Infinite』テクニカルプレビュー。Xbox One〜ハイエンドPCまで。DFレビュー

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先週末、Xbox One、Xbox Series X|S、PC のユーザーを対象に『Halo Infinite』のテクニカルプレビューが公開されました。DFは、「今回のテクニカル・プレビューでは、昨年7月に賛否両論、様々な物議を醸した初披露からどのように進化したかを初めて見ることが出来た」と述べています。

今回のテクニカル・プレビューは、3つのマルチプレイヤーマップにプレイは限られていましたが、DFはハイエンドPCからXnox Oneまでをチェックしたようで、「ゲームプレイは概ね良好。昨年7月のゲームプレイ初公開時に見られた技術的な問題の多くがほぼ解決されている。今回のテクニカルプレビューは本作が機種間世代を超えてどのように設計されているか、その大まかな流れを知ることができた。」としています。

Xbox Series X|S

Xbox Series Xは60Hzモードで4K解像度をターゲットとし、そのために画像再構成技術とダイナミック解像度スケーリングを使用しているようです。水平解像度のスケーリングが行われ(ネイティブ解像度の75%程度との事)、更にフレームレートを維持するために垂直解像度のスケーリングも行われているようです。

Xbox Series Sは、同じ技術を採用しているようですが、解像度は1080Pレンダリングをターゲットにしているようです。どちらのバージョンも非常にスムーズに動作、しかし、ターゲットの60fpsからほんの僅かに落ちるようではあります。

ハードウェアが120Hz出力に設定されている場合は、Seriesコンソールでの120Hzゲームにも対応しているとの事。この場合、Series Xではターゲット解像度が1440Pにまで下がり、1080Pの領域もあるようです。

Xbox Series Sでは、540P〜900Pの範囲内に収まっているとの事。

Xbox Series Xでは、パフォーマンスが安定していないようで、VRR(可変リフレッシュレート)を使用しても若干のジャダーが目立つようです。

しかし、Xbox Series Sでは、ターゲットの120fpsにしっかりとロックされ、より安定したゲームプレイ体験が出来るようです。

Xbox Series X(およびXbox One X)にはパフォーマンス・モードとクオリティ・モードがあるようですが、現在は機能していないようです。モーション・ブラーなどを調整できるグラフィックス・メニューも用意されていますが、今のところどの機種でも効果がないようで、この事からもまだ開発の初期段階であることを示しているのではないかとの事。

前世代機Xbox One系

前世代機では、目標フレームレートが60psから30fpsに半減、しかもフレームレートは安定しておらず、Xbox One XとXbox One Sではフレームペーシングの問題が目立っているようです。一応、30fpsは達成されてはいるものの、不安定なフレームレート。

Xbox One XではXbox Series Xと良い勝負をしているようで、フレームレートが60fpsから30fpsに半減しているだけになっているだけのようです。

一方で、Xbox One Sではグラフィック低下が顕著なようです。ダイナミック解像度は540Pまで低下、マップディテールは縮小され、地面のテッセレーションも縮小もしくは削除、スクリーンスペースリフレクションもなくなり、いくつかのシャドウマップもなくなっているようで、寂しい印象。さすがにベースコンソールではもう厳しいかもしれませんね。。

PC版

注目のハイエンドPC版では、どうもハードウェアが十分に活用されていないようで、フレームレートの低下を引き起こしているようです。フレームレートの上限とゲーム内のV-syncも十分に機能していないようで、V-syncを有効にした60fpsと120fpsでは実際には1~2fps遅くなり、明らかなジャダーが生じているとの事。

しかし、すべてをアンロックしドライバーのV-syncを使用することで対応可能との事で、PC版はまだまだ解決しなければならない問題は多いようですが、画像再構成技術も必要なく、描画距離も長くなり、Xbox Series Xのバージョンよりも拡張性に期待が持てそうだとの事。

グラフィックやパフォーマンスは問題があるとは言え、今回のテクニカル・プレビューはプレイヤーには概ね好評だったようです。343スタジオは、ゲームプレイでクラシック『Halo』のような元祖リアル・シューター感覚を維持しつつも、他とは一線を画す革新的なマルチプレイヤー体験を提供しようとしているようです。

当初、DFはボットとの対戦というアイデアは疑問だったようですが(PvPは週末にアンロック)、DFによれば、優れたAIの実装で良い相手になり貴重な武器やキットを探し出し、チームワークも感じられたようです。

初代『Halo』では、キャンペーンでの強力なAIに重きを置いていましたが、『Halo Infinite』でもそのスタイルを引き継ぐのかもしれないと期待しているようです。

昨年7月の初公開時にやや平面的な印象を与えた主な要因でもある、表面素材の質感とライティングに関しては、明らかな改善の兆し。照明、シャドウ、武器の表面質感が改善されかなり見た目も良くなっているようで、「発売の延期という判断は正しかった」という事でしょう。

結果的に、DFは「非常に有望で、好評を博したハンズオン形式のゲームプレイのデビュー作。『Halo Infinite』は軌道に乗ったようで、続報が待ち遠しい。」と評価しています。


という事で、DFの言う通りテクニカルプレビューは、概ね良かったようですが、問題はシングルキャンペーンの完成度と内容も気になります。

個人的には、正直なところ「HALO」というブランドには、Xbox360時代のHalo3の頃の勢いを感じられないかな。。という印象。これは「Gears of War」にも感じていて、グラフィックやUI、新システムなど全般進化はしているものの、以前のようなワクワクしたものが感じられないんですよね。。

今世代のXbox Series Xになってどれくらい進化しつつ、大きな復活を見せてくれるか、、「HALO」343スタジオは「原点回帰」と言っている上に、並行してTVドラマシリーズも製作進行中のようですので、久々のローンチに向けてマルチ展開で力を入れ「Halo」に予算をかけてはいるようなので、とりあえず期待はしてみたいとは思いますが、、果たしてどうなりますか。。

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via Digitalfoundry, Eurogamer

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