昨日、AppleのWWDC21では沢山の発表がされました。マックOSモントレーでのユニバーサル・コントロール、iOS15でのより便利になった新機能の数々(Liveテキストなどなど)は、どれも素晴らしいアップグレードでした。
その中でも個人的に待望の発表だったのは、やはりAir Pods ProとAir Pods Maxが、Apple TV OSでの空間オーディオ再生に対応し、Home Pod MiniもApple TV での空間オーディオ再生に対応する事です。
Apple TVのTV OSからの空間オーディオ再生は、HomePodは対応していましたが、より手軽に楽しめるAir Pods Pro、Air Pods Maxでの空間オーディオ再生には対応していませんでした。
当ブログ参考記事:【新型Apple TV 4Kで対応する?】Apple TV 4Kは、将来的にAir Pods ProやAir Pods Max視聴時の空間オーディオに対応すべき。
Apple TV 4Kで夜に映画を楽しむ方も多いと思いますが、我が家でも85インチのBRAVIAと5-1-4のDolbyAtmosスピーカーシステムの大音量で楽しんでいますが、都合の関係で夜10時を過ぎてから観る事もあります。そうなると、5-1-4スピーカーシステムの大音量で観るのは厳しく、HomePodでの大音量再生でもかなりの音圧で低音が響き渡るので、近所迷惑を考えると大音量で楽しむ事は難しいところです。
まして、マンションなど集合住宅にお住まいの方なら尚更です。一軒家にお住まいの方でも専用防音ルームがある方なら問題ありませんが、家族への配慮などで肩身の狭い思いをして観ている方もいるでしょう。。
現時点でもAir Pods ProやAir Pods MaxをApple TVに接続して映画鑑賞は出来ていますが、Dolby Atmos対応タイトルは空間オーディオでは聴けず、ただのステレオ音声でしか再生出来ませんでした。
ところが昨日のWWDC21で、遂に今秋配信予定のTV OS15で、Air Pods ProとAir Pods MaxがApple TV OSでの空間オーディオ再生に対応する事が発表されたのです。これはApple TVユーザーにとっては非常に大きなインパクトです。
これによって夜遅かろうが、手持ちのAir Pods ProとAir Pods MaxからApple TVでDolby Atmos対応映画をド迫力の空間オーディオで鑑賞する事が出来るのです。空間オーディオはダイナミックヘッドトラッキングが映画館さながらのサラウンドサウンド体験をもたらし、まるで全方位から音に包み込まれるかのような感覚を味わえます。音場がデバイスにマッピングされ、音声がブレずに正に画面の中から聴こえてくるので、大画面4K TVを至近距離で空間オーディオと共に視聴すれば、まるで映画館の様な体験が出来るでしょう。この体験はどのサラウンドヘッドフォンでも体験出来ない特別なものです。
Apple TV 4Kユーザーで、部屋や家族の反対などでスピーカーを何本も置くことが出来ないような方、もしくはスマートに数少ないスピーカーで迫力ある映画サウンドを楽しみたいという方には、本当に待望のアップデートと言えるでしょう。
こうなると、価格が高いなど色々と批判の多かったAir Pods Maxも、映画観賞用の高音質ワイヤレス・サラウンド・ヘッドフォンとしての利用価値が高まりますし、Air Pods ProもiPhoneでの空間オーディオで音楽、映画鑑賞だけでなく、本格的なホームシアター用としてのワイヤレス・サラウンド・イヤホンとしても使える万能機に変身する事になります。しかもApple TV 4Kは最大2台まで同時に接続出来ますし、多人数で鑑賞するならHomePodでと使い分けも出来ます。
これはあくまでApple TVを核にアップルTVライブラリで映画鑑賞している方に限定はされますが、これによってApple TV 4K、Air Pods Pro、Air Pods Maxの需要は間違いなく上がると思います。
そして、HomePod Miniも今秋のアップデートでApple TVからの空間オーディオ再生に対応します。これもApple TV、HomePod Miniユーザーにとっては待望のアップデートと言えます。これによってHomePodと同様にApple TVのDolby Atmos対応映画を迫力のある空間オーディオで楽しむ事が出来ます。
Image: Apple
これで、HomePod Miniも更に売れる事になるでしょう。私も別の部屋のTV用にもう1台のApple TV 4KとHomePod Miniが2台欲しくなりましたw
HomePodが別の部屋にあると、リビングのHomePodと別の部屋のHome Pod Mini間でインターコム機能を利用できます。例えば、Home Pod Miniが置いてある別の部屋で子供が勉強しているとします。その際に部屋まで行かなくても、リビングのHomePodから別の部屋にあるHome Pod Miniに食事の準備が出来たよ!と呼び出す事が出来るインターコムとしても使えるのです。
ただし、インターコムを使用するには、iOS 14.2以降を搭載したiOSデバイス、iPadOS 14.2以降を搭載したiPadOSデバイス、またはwatchOS 7.1以降を搭載したApple Watchが必要ではあります。
今秋に配信予定のTV OS15でApple TV 4K、Air Pods Pro、Air Pods Max、Home Pod Miniの利用価値が高まるのは間違いなく、今秋のアップデートが待ちきれません。こうなると、Air Pods Maxも大画面映画観賞用として欲しくなってきます。。
新OSの開発者向けのベータは本日から、パブリックベータは7月、正式配信は今秋となっています。🔚
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