PlayStation 5、Xbox Series X、NvidiaやAMDの次世代最新グラフィックカードの性能は本当に素晴らしいですが、その一方で、今世代のHDMI接続 (HDMI 2.1) にはいくつかの問題が出ています。
問題は、昨年暮れにデノンとマランツの最新AVレシーバーに搭載された新しいHDMI 2.1端子のバグにより、8K信号やXbox Series Xからの120Hzの4K信号をスルーさせることができないことが判明していました。(昨年2020年12月に当ブログでもご紹介しています)。
当ブログ参考記事:【Forbs】デノンとマランツのAVレシーバーのHDMIバグのアップデートで、PS5とnVIDIA RTX30グラフィックスカードのゲーマーに朗報。XboxシリーズXはまだ解決せず。
この度、DenonとMarantzのブランドを所有するSound United社は、解決策を見つけ、該当するすべてのレシーバーの所有者に無償で提供することを発表しました。
この問題が発見された当初から予想されていたように、今回の修正にはソフトウェアの更新だけではなく、新しいハードウェアの開発が必要でした。結果的に「Xbox Series X」と対象のAVレシーバーの間に装着するための新しいHDMIアダプター「SPK618」を開発したようです。
このアダプター「SPK618」は、家庭用ゲーム機のHDMI2.1端子からAVレシーバーのHDMI2.1端子に送られるHDMIデータを「補正」し、4K(120Hz)や8Kの信号を、対応する機器に本来の形でパススルーさせることが出来るようです。
とは言え、この方法は正直スマートな方法とは言えませんが、今後リリースされる新機種では対策されたHDMI2.1端子が搭載されて出てくるでしょう。
一方、ヤマハの3月24日付のリリースでは
一部の次世代ゲーム機器からの4K/120Hzなど最新の映像信号において、AVレシーバーへ入力した際に映像や音声が出力されない問題を確認しております。
現在、AVレシーバー「RX-A2A」では、HDR(HDR10、Dolby Vision)信号を含む4K/60Hz映像の入出力に対応しており、今後のアップデートで最新のHDMI 2.1の機能である4K/120Hz入出力についても対応する予定でした。しかしながら、今回の問題では一部の次世代ゲーム機器をサポートできない事が明らかになりました。
この事実を受けまして、お客様に最新の映像フォーマットをお楽しみいただくために、対応を検討しております。
対応の詳細につきましては、今後こちらのページでご案内させていただきます。
なお、今回の対象機器「RX-A2A」はHDMI eARCに対応しておりますので、音声信号をeARC対応テレビを経由してAVレシーバーに送信することで4K/120Hz映像と音声をともにお楽しみいただくことができます。
HDMI 2.1端子で昨年から現在に至るまで色々と混乱がありますが、本来両方の機器がHDMI2.1、4K 120Hzに対応していても、広帯域伝送に対応した専用のハイスピードHDMIケーブルが必要になるので、その事は念頭には置いておいた方が良いでしょう。🔚
via Forbs
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