Gamesindustry.bizが報じたところによると、ソニーの次世代機は昨年末に需要と供給が追いつかず、販売期間も数週間程度しかないにも関わらず、驚くべきことに2020年のイギリスで2番目に売れたコンソールとなっているようです。レポートによると、PlayStation 5はPlayStation 4を僅差で上回ったとのこと。
最も売れたゲーム機は任天堂Switchとなっています。Switchの売上は、昨年の2019年と比較して52.2%の増となっており、次世代機が控えたPS4の35.3%減、Xbox Oneの42.3%減を大幅に上回っています。
ディスク版とデジタル版の両方で、4,270万本のゲームが購入され、2019年比34%増。そして2,450万本がデジタルでダウンロードされました。これは2019年比でなんと74%増となり、デジタル版の購入が加速している事が分かります。
2020年最も売れたゲームは「FIFA 21」で220万本近く売れたようで、142万本の『Call of Duty: Black Ops Cold War』を上回っています。この辺りはさすが、サッカーの盛んなイギリスだけのことはあります。FIFAは毎年安定してセールス上位に食い込んでいます。
『Call of Duty : Black ops Cold War』は、2020年の販売本数が2019年の前作と比較して19%減少しています。しかし、フランチャイズ全体としては、前年の『Call of Duty: Modern Warfare』の販売が好調だったこともあり、合わせて2020年は2019年より多くの『Call of Duty』のゲームが販売されました。
結果的に、2020年は2019年より13%近く多くの「Call of Duty」のゲームが販売されました。「Call of Duty: Modern Warfare」は、12ヶ月間に89万7000本のゲームが販売され、2020年で5番目に売れたゲームとなったようです。
ゲーム販売は年の後半、特に年末商戦で大きく売れるわけですが、2019年は販売されたゲームの62%が6月以降に売れたそうですが、2020年は1年の後半が依然として支配的であったものの、その差はより小さく(56.5%)なったようです。これは、3月から4月にかけて最初の新型コロウィルスのロックダウンが行われたことで、英国のゲーム販売がディスク版、デジタル版共に急増したことが大きな要因と言えるようです。こういった部分でもコロナウィルスの影響が垣間見れます。
最も売れたゲームパブリッシャーは任天堂で、2020年に販売されたディスク版ゲームの20.5%を占めたようです。2位はEAで12.4%との事。そしてデジタル版ビデオ・ゲーム・パブリッシャーはUBIソフトが首位で市場シェアは18%、2位はまたもEAで15%。ディスク版とデジタルを合わせてみると、UBIソフトが14.3%で1位、2位はEA(13.7%)が僅差で続いています。任天堂のデジタル売上は含まれていないようです。
ゲーム機別のゲーム販売本数では「PS4」が39.6%と最も多いですが、デジタルデータに任天堂のゲームが含まれていません。小売売上高では、PS4が37.4%のシェアで1位をキープしていますが、任天堂Switchは35.1%と僅差で推移しています。
デジタル販売だけでは、PS4のシェアは41%でXbox Oneの26%を上回っています。これはゲームのダウンロード販売(デジタル版)のみを対象としているため、Xbox Game Passは含まれていません。
Xboxはゲームパスサービスが1500万人以上の契約者を抱えて好調なので、今後こう言ったデジタルセールスの数での比較は、あまり参考にならないかもしれませんね。NETFLIXのような定額ゲームサービスが主流になっていくと、重要視されるのは加入者数という事になりそうです。🔚
via GameIndustry.biz, wccftech
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