クリスマスに向けて英国では、高級品を狙ったローリー車の襲撃事件が相次いでいるようで、プレイステーション5のコンソールが盗まれたと報じられています。
タイムズ紙によると、今年に入ってから30件近くの「ローラーオーバー襲撃」が警察から報告されており、運送会社やドライバーには警備を強化するよう警告が出されているようです。
襲撃には少なくとも3台の車を使って、時速50マイル(80km)のスピードで移動中のローリー車に乗り込み箱詰めにするギャングが含まれています。ある泥棒はサンルーフからリアの車の外に出て、無理やりリアのドアを開けて商品を放り出して強奪するものもあるようです。
前科のある犯罪者の話では、「サプライチェーンの他の場所のセキュリティが向上しているため、輸送中の商品を狙う窃盗犯が増えている。」とタイムズ紙に語っています。これらの襲撃のいくつかは、PS5のコンソール、テレビ、携帯電話などの高額商品をターゲットにしていると報告されています。
先月、アップル製品500万ポンド(約7億円)もの製品を運ぶトラック、更には13万6,000ポンド(約1800万円)の価値がある200台以上のテレビなどが流通センターから盗まれました。
Road Haulage Associationの元セキュリティマネージャーであるChrys Rampley氏は、最近はオンライン・ショッピングの増加により、バンに乗っている「より脆弱な」ドライバーが危険にさらされているとタイムズ紙に語っています。「彼らはカジュアルな労働者として雇われ、セキュリティの訓練を受けていないのです。明らかに高額商品が狙われています。厄介な事にギャングは内部情報を入手していると思います。ギャング団の誰かが車の居場所を知っているのです。的確に攻撃するのは偶然ではないはずで、誰かが情報を流しているのです。」
先月、イギリスのAmazonでは、宅配便で「配達済み」と表示されていたにも関わらず、11月19日の発売日にPS5が予定通りに届かなかったというクレームが多数寄せられていました。多くの消費者が、PS5本体の代わりに、キッチン用品やキャットフード、あるいはPS5の空箱などの誤った商品が届いたなどの報告を受けています。
この問題は、毎週500万人もの視聴者が視聴している「ザ・ワン・ショー」で、この問題を取り上げたBBCをはじめとする主流メディアの注目を集めるほど問題になっています。
PS5の予約注文が行方不明になっているAmazon UKの顧客の多くは、配送ドライバーの一部に不正行為があったと主張しており、そのうちの1人は次世代機の配送に失敗した配送員を撮影していました(Amazonは後にドライバーを解雇し関係を断ち切ったと主張しています)。
当時、アマゾンの広報担当者は、配送に失敗したことを謝罪し問題の調査を約束していました。
先週Amazon UKは今月中にPlayStation 5の予約注文がなくなった被害者の顧客に対して、新しいコンソールを予約するように伝えています。
組織的な転売屋集団、そして強奪など、非合法組織が暗躍しているようです。世界的に品薄になっている次世代コンソールですが、少なからずその原因の一つなのかもしれませんね。配送車や輸送トラックの襲撃、強奪など日本では到底考えられない事ですが、組織的な転売屋などは反社会組織などが本当に関わっているのかもしれません。
via The Times
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