NVIDIAのGeForce RTX 3080のOpenCLとCUDAベンチマークでのパフォーマンスがリークされ、GeForce RTX 2080の2倍のパフォーマンスアップもしていることが判明しています。NVIDIAのGeForce RTX 3080は、9月17日に発売される最新のフラッグシップであり、多くのエンスージアストがRTX 3090を楽しみにしている間、RTX 3080は多くの人が無視できない非常に魅力的な価格で発売されます。
いくつかのパフォーマンスベンチマークはVideocardzが公開したもので、OpenCLとCompuebenchのデータベース内のものです。NVIDIA GeForce RTX 3080グラフィックスカードは、NVIDIA GeForce 456.16ドライバでテストされましたが、これが最終的なドライバかどうかを判断するのはまだ早計です。
ここでのOpenCLとCUDAベンチマークは、GPUの特定セクションを利用するだけで、Ampereのための新しい機能の大部分を利用することができないので、最終的なゲーム性能を示すものではなさそうです。
CUDAテストでの性能数値を見てみると、GeForce RTX 2080よりも約68%、GeForce RTX 2080 Tiよりも平均で約38%速い数値をマークしています。GeForce RTX 3080は、場合によってはGeForce RTX 2080よりも最大2倍、GeForce RTX 2080 Tiよりも最大60%高速で、米国ではわずか699ドルしかしない新しいフラッグシップグラフィックスカードとしてはかなりのインパクトとコスパに優れた数値を叩き出しています。
OpenCLテストでのGeForce RTX 3080 は、GeForce RTX 2080 よりも平均で 68%速くなっていますが、GeForce RTX 2080 Tiとの比較では少しだけ性能が向上しており、前世代のグラフィックカードよりも 41%向上しています。結果的に、GeForce RTX 3080はGeForce RTX 2080の2倍高速で、GeForce RTX 2080 Tiより60%高速であることがわかります。
NVIDIA GeForce RTX 3080グラフィックスカードのスペック
RTX 3080は、68個のSMユニットを搭載し、合計8704個のCUDAコアを搭載するなど、強烈なスペックを備えています。CUDAコアに加え、カードは次世代RT(レイトレーシング)コア、Tensorコア、および新しいSM、またはストリーミング・マルチプロセッサ・ユニットでパックされています。そのほかの仕様は、272個のTMU、272個のTensorコア、96個のROP、68個のRTコアなどで、カードのベースクロックは1440MHz、ブーストクロックは1710MHz、TDPは320Wとなっています。
NVIDIA GeForce RTX 3080のメモリは次世代のGDDR6Xデザインを採用し、10GB搭載されています。Micronの最新かつ世界最速のグラフィックスメモリダイを搭載したRTX 3080は、19.0GbpsのGDDR6Xメモリ速度を実現、320ビットのバスインターフェースと合わせて760GB/秒の帯域幅を実現しています。
モデル名 | NVIDIA GeForce RTX 3070 | NVIDIA GeForce RTX 3080 | NVIDIA GeForce RTX 3090 |
---|---|---|---|
GPU | Ampere GA104-300 | Ampere GA102-200 | Ampere GA102-300 |
プロセス・ノード | Samsung 8nm | Samsung 8nm | Samsung 8nm |
ダイ・サイズ | 395.2mm2 | 628.4mm2 | 628.4mm2 |
Transistors | 17.4 Billion | 28 Billion | 28 Billion |
CUDA Cores | 5888 | 8704 | 10496 |
TMUs / ROPs | TBD | 272 / 96 | TBD |
Tensor / RT Cores | 184 / 46 | 272 / 68 | 328 / 82 |
ベースクロック | 1500 MHz | 1440 MHz | 1400 MHz |
ブーストクロック | 1730 MHz | 1710 MHz | 1700 MHz |
FP32 Compute | 20 TFLOPs | 30 TFLOPs | 36 TFLOPs |
RT TFLOPs | 40 TFLOPs | 58 TFLOPs | 69 TFLOPs |
Tensor-TOPs | 163 TOPs | 238 TOPs | 285 TOPs |
Memory Capacity | 8/16 GB GDDR6 | 10/20 GB GDDR6X | 24 GB GDDR6X |
Memory Bus | 256-bit | 320-bit | 384-bit |
Memory Speed | 16 Gbps | 19 Gbps | 19.5 Gbps |
帯域幅 | 512 Gbps | 760 Gbps | 936 Gbps |
消費電力 | 220W | 320W | 350W |
希望小売価格 | $499 US | $699 US | $1499 US |
発売日 | 2020年10月 | 9月17日 | 9月24日 |
NVIDIA GeForce RTX 30シリーズグラフィックスカードの価格と在庫状況。
NVIDIA GeForce RTX 3080は、2020年9月17日にコンシューマー向けに発売されます。リファレンスのFounders Editionは、米国で699ドルの価格になります。NVIDIA RTX 3080は699ドル(希望小売価格)の価格ですが、カスタムモデルはそのデザイン、冷却ファン構成、OCの比率応じて異なります。パフォーマンスレビューを待っているユーザーのために言うと、RTX 3080の情報解禁は9月14日との事です。
NVIDIAが現在共有している具体的な実測値の詳細なデータはありませんが、公開されているものを見る限り、GeForce RTX 3070はRTX 2080 Tiよりも速く、RTX 3080はRTX 2080 Tiよりも60%ほど高速で、RTX 3090はRTX 2080 Tiよりも50%速く、フルラインアップのスタックとしては非常にインパクトある性能を実現しています。
NVIDIA GeForce RTX 3080自体は、RTX 2080の2倍の速さであるされており、RTX 2080 Tiよりもかなり速いので、価格の割には完璧な60 FPS 4Kゲーミンググラフィックスカードとなっているので、4Kで60fps安定を狙っている方は、RTX3080でも十分かもしれません。4K解像度で100fps以上の高フレームレートや、8Kで60fps近辺を狙う方は、RTX3090という住み分けが出来るかもしれません。
日本でも海外発売からあまり間を置かずに発売されるとも噂があるので、RTX3080を狙っている方はもう時間が間近なので、各メーカー、代理店、各ショップの動向には要注目かもしれません。🔚
Videocardz, Compubench, wccftech
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