【2025年3月2日追記】
「プライマリRGBタンデム」パネルは97型モデルには搭載されない事を追記。
LGエレクトロニクスは今年2025年は42~97インチのM5、G5、C5、B5 OLED TVシリーズを発売します。 中でもG5は市場で最も明るいOLEDテレビになる見込みと言われていて注目されています。
フラッグシップモデルのM5とG5には、LGディスプレイのアップグレードされた新しいOLEDパネル「プライマリーRGBタンデム」パネルが搭載されます。
「プライマリーRGBタンデム」は3世代OLEDの黄色の層を赤と緑に分離した上で、更に改良したディープブルー2層を追加した4層RGBとなった事で色純度、色輝度も向上という仕組みだそうです。正に全面改良です。



LGエレクトロニクスによれば「ブライトネス・ブースター・アルティメット」を搭載したG5とM5は、55、65、77、83インチモデルで10%ウィンドウで「Bシリーズより3倍明るい」と主張しています。
注目はG5では初めての48型モデルも発売されますが、「ブライトネス・ブースター・アルティメット」は48型には搭載されず、輝度は55〜83型モデルよりはやや落ちることが判明しています。それでも従来の48型よりは大幅に輝度は向上するでしょう。
ちなみに、97型も同様に「ブライトネス・ブースター・アルティメット」は搭載されず、55〜83型モデルと同じ明るさにはならないとのことです。
ですので、「プライマリーRGBタンデム(4スタックOLED)」パネルの性能を100%体感したい場合は最低でも55型、もしくは65、77、83型のいずれかを買わなければなりません。
更に、97型には悪いニュースとして、FlatpanelsHDに掲載されているG5の仕様表を見ると、目玉でもある新しい「プライマリRGBタンデム」パネルは97型モデルを除くと記載されているので、97型モデルには採用されないようです。今の所、48型には採用されるようです。(2025年3月2日追記)
つまり新しい「プライマリRGBタンデム」パネルは、48、55、65、77、83型に搭載のようです。
残念な事に、48型と97型モデルには他にも制限があります。LG OLEDでは初となる165Hz入力が昨年同様の144Hzに制限されてます。165Hz入力に対応しているのは55、65、77、83型モデルとなります。
LGはG5を「市場で最も明るいテレビ」と主張し、ピーク輝度、カラー性能、全画面輝度の改善を強調し、全画面輝度は昨年の第二世代マイクロレンズアレイパネルを採用したG4より40%明るくなったと主張しています。




正確なニット値については言及されていませんが、40%という数字からG4比較で換算すると、ピーク輝度はキャリブレーションされた画像設定で最低でも2000ニット以上、フルスクリーン輝度は300ニット以上であることが予想されています。公式に確認するには、各メディアのレビューサンプルのレポートを待つ必要があります。
簡単に言えば、30%以上輝度が向上し、色輝度も発色も向上したにも関わらず、消費電力は約20%低減しているという事です。
C5は?
2023年にMLA(マイクロレンズアレイ)OLEDが導入されて以来、消費者はより手頃な価格のCシリーズに過去モデルであったグレードアップ(以前Gモデルのみ採用のEVOパネルがCシリーズにも採用された)を期待してきましたが、残念ながら今年2025年モデルのC5にMLA OLEDパネルは搭載されません。そもそもMLAはコスト高だった事もあったようですので、より安価なCシリーズにMLAパネルの搭載は現実的ではないでしょうね。
LGによると、主力モデルとなるC5は、昨年のC4よりも輝度と色彩性能が若干向上し、アルファ9プロセッサがアップグレードされるそうですが、それ以外はC4と同じものになるとの事。C5は42型から83型まで用意されています。「ブイライトネス・ブースター」機能は55型からとなっているのは昨年モデルと同様です。
さらに、LGは、より手頃な価格のBシリーズの最新モデルB5を発売します。2025年、B5は48インチから83インチまでのサイズで発売され、120Hz入力のOLEDパネルを搭載します。LGのエントリーレベルモデルだったAシリーズは生産終了となっています。
LGのB5、C5、G5、M5有機ELテレビは今春発売予定で、価格の詳細は近いうちに発表されるようです。日本では過去の例からも6〜8月の発売になりそうです。円安の影響がどれくらいになるかも気になるところです。(2月24日現在は148円台)
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