米国議会のUAP公開推進派メンバー、11月13日の公聴会で、米政府、軍事企業の違法なUFO秘密研究に対し「我々はそれに光を当てるつもりだ。隠蔽はもう終わりだ。」と発言。

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アメリカ議会のUAP情報の透明化を推進する議員らは、米政府、諜報機関、軍、軍事企業などが秘密裏に行なわれている「UAP逆行分析研究プログラム」について、公聴会で「幕を引く」ことを約束したようです。

昨年、7月末に半世紀ぶりに行われたUAP(UFO)に関する公聴会に続き、2回目のUAP公聴会が11月13日に予定されています。

米議会の下院監視委員会が主導し、元軍関係者と航空宇宙専門家がアメリカの秘密プログラムに関する情報について宣誓証言することになっています。

UAP情報の透明化を推進する議員メンバーたちは、「UAP=UFOについて直接の証言を調査し」「『国家安全保障に対する脅威の可能性』に関する連邦政府の透明性と説明責任を評価する」と約束しています。

小委員会のメンバーでもあり、NETFLIXの最新UFOドキュメンタリーシリーズ「エイリアン:ジョージ・ナップと追うUFO」の最終話の終盤に登場し、衝撃的な事実に言及したティム・バーチェット議員(テネシー州選出)は

“ペンタゴン(国防総省)とワシントンの官僚たちは、何十年もの間、この情報を隠し続けてきた。
そして、我々は最終的にそれに光を当てるつもりだ。アメリカ国民は真実を知るに値するからだ。隠蔽はもう終わりだ。”

11月13日に開催される、2回目のUAP公聴会には、元国防総省高官ルイス・エリゾンド、元NASA副長官マイケル・ゴールド、元海軍少将のティム・ギャローデッド博士、ジャーナリストのマイケルシュレンバーガー氏の4人の証人が宣誓証言することになっています。

公聴会には、ナンシー・メイス下院議員(共和党)とグレン・グロスマン下院議員(ウィスコンシン州選出)の共同開催で、現地時間の午前11時30分(米国東部時間)から行われます。

公聴会の議会メンバーは、

“アメリカ国民は、連邦政府による機密化と情報公開拒否にうんざりしている。アメリカ国民は、政府がUAPの目撃について何を知り、これらの現象がもたらす潜在的脅威の本質を理解するに値する。

我々は、一貫した体系的な透明性を提供することによってのみ、その理解を確実にすることができる。我々は、この問題にもっと光を当て、より大きな説明責任をもたらす方法について、専門家の証人から話を聞くことを楽しみにしている。”

と述べています。

委員会は、水曜日に発表される事件の詳細は明らかにしていませんが、証人のリストは提供しています。

ルイス・エリゾンド氏は、アメリカ陸軍の防諜員としてキャリアを積み、以前は軍の先進航空宇宙脅威識別プログラム(AATIP)に在籍し調査をしていた元内部の人間でもあります。

エリゾンド氏は、「東ヨーロッパや中東のパイロット、軍用パイロット、民間パイロットに、想像を絶するような不可能と思われるような事を報告してもらっている。」と述べており、全世界的スケールでUAPが活動している事を強調しています。

そして、調査ジャーナリストのマイケル・シェレンバーガーも宣誓証言します。

シェレンバーガー氏は学者でもあり、カリフォルニア州知事選に2度立候補しているが、先月に当ブログでもご紹介しましたが、国防総省内のUFOデータ収集プログラム疑惑に関する匿名の内部告発者の証言のひとつを発表して話題になりました。

それは、『イマキュレート・コンステレーション』と名付けられたその機密扱いのUFOデータ回収活動で、軍が捉えた高品質なUFO画像、ビデオ、目撃者の証言、電子センサーデータの証拠とともに『検出』し、それらを『隔離』(要は隠蔽)するために2017年に設立されたとの事。

元米海軍少将のティム・ギャローデット博士は3月、未確認潜水物体(USO)、特にカリフォルニア沖の海底での奇妙な目撃情報の調査を開始しており、証言では「USO」に関して何か具体的な新情報の話が聞けるかもしれません。

マイク・ゴールド氏は、元NASA副長官で2022年10月に行われたNASAのUAP研究に参加し、非機密データのみに焦点を当てました。この独立研究チームは、9カ月かけて、NASAや他の組織に対するUAPの性質に関する今後のUAP研究の基礎を築くことになります。

この公聴会は、前述のティム・バーチェット議員とアンナ・パウリナ・ルナ下院議員(フロリダ州選出)が昨年に行った爆弾発言のあった公聴会に続くものです。

デビッド・グラシュ氏(元情報機関高官)は、昨年の公聴会の宣誓証言で、『人間ではない』テクノロジーを含む政府の秘密プログラムについて、またはUAPに直接遭遇したり、知識があると宣誓証言したブライアン・グレーブス氏、デイビッド・フレイバー氏を含めた3人の軍内部告発者のひとりです。

グラシュ氏は、アメリカは’1930年代’からUFOを所有しており、その詳細が公に漏れるのを防ぐために、密かにバックエンジニアリング(逆行分析)を行い、情報操作を行ってきたと衝撃の証言を行いました。

元海軍トップガンパイロットだったデイビッド・フレイバー氏とブライアン・グレーブス氏は、海軍在籍時に自身がUAPと接近遭遇し、宇宙空間から数秒もかからず海面まで急降下したり、自身の目の前から急加速し、100キロ先まで瞬時に到達するなどのUAPの異次元の能力についても証言しています。

公聴会開催メンバーのティム・バーチェット議員は、

“私たちは公聴会に「小さな緑の男=リトルグリーンマン」や「空飛ぶ円盤」の話を持ち込むつもりはない。私たちは、UAPプログラムの隠蔽工作を暴くつもりであり、これが多くの公聴会や、この件について名乗り出る多くの人々のキッカケになることを切に願っている。”

と述べ、今後UAPプログラムに携わる直接の内部告発が連鎖的に名乗り出て、議会での直接証言の始まりになる事を期待しているようです。

しかし、今回自身の外せない都合で公聴会を残念ながら欠席する事になったUAP情報公開推進派の元国防総省高官のクリストファー・メロン氏は、「公聴会はあくまで非機密が前提とした場になるので、話せる事には限界がある事は頭に置いて置いて欲しい。」と述べており、世間があっと驚くような爆弾情報は出て来ないのかもしれません。

あまり過度な期待はしない方が良いかもしれませんが、何か新しい情報には期待したいところです。

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