YOUTUBERのAusutinEvans氏が、新型Xbox Series Xの2TBスペシャル・エディションとホワイトの1TBデジタル・エディションの開封と、分解する検証動画を公開。
動画によると、新しいXbox Series Xはメインチップが旧型の7nmから6nmプロセスに変更されていることが判明。つまり、性能はそのままではあるものの、チップの消費電力が低くなったと同時に、発熱量も下がる事を意味します。
そして、チップの変更によってヒートシンクも変更されています。
従来の旧型Xbox Series Xにはなかった銅製のヒートパイプがあり、どうやら新型XBOXでは旧型に採用されたコストのかかる「べイパーチェンバー方式」やめ、従来のヒートパイプ&ヒートシンク方式に変更されています。メインチップの消費電力と発熱が減少した事による変更でしょうね。
さらにチップに面する部分も大幅な変更がされており、旧型XBOXではべイパーチェンバー方式の大型の銅製プレートがメインチップ周囲にまであったのが、新型XBOXではメインチップ部のみに縮小されています。
マザーボードのメインチップ周辺の電源関連?のパーツが変更されているようで、この辺りも発熱を抑えた物に変更されているのかもしれませんね。更にソケットもなくなっています。
アイドル時の消費電力も旧型と比べて10Wほど低くなり、ForzaHorizon5で高速走行中のゲームプレイ時の消費電力も、
2020年 旧型=167W
2024年 新型2TBスペシャルエディション=151W
2024年 新型ホワイト1TBデジタル・エディション=156W
と、15W(約10%)消費電力が低くなっている事も判明。
この事からも外観の形状こそ同じですが、中身は事実上コストダウンされ、スリム化がされていた事になります。
尚、ゲーム中やアイドル時のトップの排熱温度は新旧で変わらずでしたので、冷却性能が落ちたとかそういう訳ではありません。
前述の通り、メインチップの製造プロセスが7nmから6nmに効率化された事で、消費電力の低減、発熱を抑えられた事で、高価なコストのかかるヴェイパーチェンバー方式の冷却方式でなくても冷却可能になったという事ですね。
このコストダウン手法は、PS5スリムと同じですね。
AustinEvans氏は、ヒートシンクが高価なヴェイパーチェンバー方式から安価なヒートパイプ方式に変わったからと言って、旧型から性能がダウンしたわけでなく、消費電力が10%ほど下がり旧型となんら変わらないXBOX体験が出来るとしています。それは変わりない排熱温度といい、同様でしょう。
デジタルエディションの方が、ディスクドライブがなく、空間がスッキリしているので、エアフローのスムーズさはデジタルエディションの方があるような気もしますが、排熱温度はほぼ変わりないので、微々たる差かもしれません。
これから、新型XBOXを検討されている方は、6nmチップになり低消費電力で中身がスリム化されているという点は良いですね。旧型を使い続けているユーザーさんでも、より消費電力が低くなったECOな新型という意味では、買い替える動機としても良いかもしれませんね。🔚
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