「TheDebrief」によると、数日前に、UAP(UFO)に関しての驚くべき内部告発をしたデビッド・グラシュ氏の代理人として、国防総省内のUAP回収プログラムに関する調査中に受けたとされる嫌がらせについて、国防総省の情報機関監察官(ICIG)に訴えた「Compass Rose Legal Group」の弁護士が、グラシュ氏との関係を正式に解消したとの声明を発表したようです。
この動きは、グラシュ氏が少なくとも数十年前にまで遡り「人間ではない知性が起源」と思われる形状の無傷、または一部損傷した物体を回収し、リバース・エンジニアリング(逆行分析)するために存在している「墜落物体回収プログラム」の存在を、The Debriefの記事やNewsNationのインタビューで明らかにしてから僅か4日後に起きました。
「コンパス・ローズ・グループ」法律事務所の弁護人が、グラシュ氏の代理人として提出したICIG(情報機関監査官)への訴状では、元UAPタスクフォースのアナリストが調査し、最終的に米議会議員に機密アクセス・プログラムを開示しようとしたことに対して、政府内の関係者の人間がグラシュ氏に対して報復、嫌がらせを行ったと主張しています。
6月9日(金)に発表された、グラシュの元弁護士事務所による公式声明には、以下ように書かれています。
“「Compass Rose Legal Group」は、元クライアントであるDavid Grush(デビッド・グラシュ)が、情報機関の構成員が米国議会から機密情報を不適切に隠蔽または隠蔽したという合理的信念に基づく問題で、その弁護を成功裏に終了しました。
当事務所は、情報コミュニティ監察官(「ICIG」)に対する限定した内部告発と関連する人事案件を提出し、2022年2月からグルシュ氏の代理人を務めていました。
最近の報道記事には、当事務所の代理権の範囲が誤って記載されており、また当事務所の代理権に関わる重大な事実誤認が含まれているため、訂正を要請しました。
内部告発は、グラシュ氏が現在公に特徴づけている「機密情報」とされるものの具体的な内容には触れておらず、その情報の中身は常に当事務所の代理業務の範囲外です。当事務所は、非公開の情報の内容に関していかなる立場も取らず、また、いかなる立場も取りません。
ICIGは、提出された情報開示に対して、議会から情報が不適切に隠蔽されたというグラシュ氏の主張が、緊急かつ信頼できるものであると判断しました。
当事務所は、合法的なルートでこの問題をICIGに知らせ、グラシュ氏を報復から守ることに成功しました。
元クライアント(グラシュ氏)の次のステップでの活躍をお祈りしています。
アンドリュー・P・バカジ Esq、チャールズ・マッカラEsq.
TheDebriefによると、注目すべきは「グラシュ氏の内部告発は、疑惑の機密情報の詳細には触れていない」という箇所を、イタリック書体で強調して書かれているそうです。
同じ段落で、グラッシュがレスリー・キーン記者とラルフ・ブルメンタール記者に語った、そしてロス・クルサート記者にも繰り返した、物体の墜落検索とリバースエンジニアリングプログラムの主張に関して、「常にコンパスローズ事務所の表現の範囲外だった」と指摘されている事です。
TheDebriefの共同設立者で、軍事関連の情報にも詳しいジャーナリストのティム・マクミラン氏は、「今回、Compass Rose法律事務所がICIGへの訴状でグラシュ氏の弁護を引き受けたことが重要だ。」と述べているようです。
このニュースを最初にスクープ記事として伝えた「TheDebrief」は、声明の中で指摘されている「報道において当事務所の代理業務の範囲を誤って伝えている事に関しての訂正要求」に関して、Compass Rose法律事務所から連絡は受けていないとのこと。
このコンパスローズ法律事務所の声明文から感じるのは、グラシュ氏が言及した“地球外起源”による物体や“乗組員”などに関する主張する部分に、関係していると思われたくない、関わりたくない、と距離を置きたい姿勢が垣間見れます。
こういった部分に、この話題には付いてまわるスティグマ(嘲笑、侮辱)を感じ取れます。このような傾向は、数十年という長い期間で米政府が行なってきた情報戦略で、社会に根深く染みついたもので、中々改める事は出来ません。しかし、そろそろこういった傾向から脱する段階なのではないかと感じています。
それだけに、今回のグラシュ氏の主張が将来的に実り、真実が明るみ出て前述のような偏見を変えて欲しいところです。🔚
via TheDebrief
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