パナソニックが7月21日に発売すると発表した、「マイクロレンズ有機ELパネル」を搭載した2023年最新有機EL 4Kテレビ ビエラ 65V型「MZ2500」の実機紹介ビデオを、著名なYOUTUBERの「カズ・チャンネル」が公開しています。
「MZ2500」は、今年2023年1月に米ラスベガスでLGエレクトロニクスが発表した、MLA(マイクロ・レンズ・アレイ)という最新技術を導入した「マイクロレンズ有機ELパネル」を採用し、昨年2022年モデルの有機EL 4Kテレビ「LZ1800」比で約2倍もの輝度を向上させています。
「マイクロ・レンズ・アレイ=MLA」技術は、フォトリソグラフィーで形成されたマイクロメートルサイズの凸レンズの層「マイクロレンズアレイ」を、有機EL発光層の上にかぶせて一体成型(マイクロレンズアレイの凹凸に合わせて、有機EL層にも同様に凹凸をつけて隙間なく一体化)し、今ままでのパネルでの光の損失をなくす事で、大幅な輝度向上を可能にしているようです。
「マイクロレンズ」の数は、4K解像度の77インチパネルの場合、1画素当たりで5117個、合計ではなんと約424億個にもなるそうです。
更にパナソニックは、MZ2500に合わせて独自の「デュアルメタルヒートレス構造」を開発。パナソニックによると、これは他社の同世代パネル(MLA)採用製品(おそらくLG G3)にもないとの事。特許出願中のようで、もしかすると「LG G3」よりパネルの放熱能力は優れている可能性があります。
今まで有機ELテレビは、液晶には及ばないピーク輝度なので、明るい部屋には向かないとされてきましたが、同じMLA技術を搭載し既に海外で発売されているLG G3のレビューでは、「有機ELが明るい部屋での視聴は向かないという時代に終わりを告げようとしている。」との評価を得ています。
パナソニックのビエラ「MZ2500」は、日本では7月21日に発売されますが、今の所まだ実機での詳しいレビューも出ておらず、情報が乏しい状況です。
先日もお笑い芸人の「かじがや卓哉」さんが自身の運営するYOUTUBEチャンネル「かじがや電器店」で、『MZ2500』の実機を前に簡単な紹介動画を公開しています。
今回のカズ・チャンネルで紹介された『MZ2500』も同様で、実機を前に簡単に液晶と有機ELの違い、「マイクロレンズ有機ELパネル」、そしてデモ映像のみでの「マイクロレンズ有機ELパネル」の画質向上の凄さ、そして20スピーカーを採用した「360立体音響サウンドシステム+」の音質、音の移動感、臨場感、特定の位置にピンポイントで指定して音を聴ける「サウンドフォーカス」機能、そして転倒防止のスタンド機能、スイベル機能などが紹介されています。
明らかに「タイアップ動画」ではあると思いますが、製品発売はまだまだ先の7月21日発売という事もあって、実機情報に乏しい中で前述のお二方のYOUTUBEでの実機を使った紹介映像は貴重だとは思うので、「MZ2500」が気になる方は、ご覧になってみると良いかもしれません。
デモ映像をみる限り、思っている以上に明るく高輝度、しかも「WOLED」(白色有機EL)の弱点と言われている高輝度時での色抜けも、最小限に抑えられて仕上がっているようにも見えます。
私も5月11日早々に「MZ2500」を予約購入しましたが、早く専門家による実機レポート記事、もしくは実機レポート動画をみたいところです。🔚
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