Xboxのボス、フィル・スペンサー氏は、「マイクロソフトがゲーム・ストリーミング・デバイスの開発を最優先とせず、スマートTV内蔵(現時点ではサムスン製に内蔵)のアプリ開発を優先したのは、コスト面で苦労していたからだ。」と述べています。
昨年の夏に明かされたコードネーム「Keystone」(キーストーン)は、ゲーム機なしでXboxのゲームをテレビやモニターにストリーミングできるように設計された、完全なスタンドアローン・デバイスです。
Microsoft のゲーム担当責任者が The Vergeのポッドキャスト・インタビューで明かしたところによると、マイクロソフトは実際に「Keystone」 マシンを製造し、一部のスタッフはそれを自宅に持ち帰ってテストしたそうです。
先月のフィル・スペンサー氏のオフィス写真から目ざといファンが、ラック上部にさり気なく置いてあった白いデバイスを発見していました。フィルさんも、以前にXbox Series S発表前にオフィスの背後に Series Sを置いていた事があり、フィルさんの背後のラック探しは恒例となっているようです。
テスト結果も順調に機能しプレイ出来たそうですが、現時点では製造コストが想定していたより、高くなってしまい、結果的にフィル・スペンサー氏の望んでいたよりも高価な価格帯になってしまう事から、まずはその開発チームのリソースを、サムスンと共同でスマートTVなどに搭載されるXBOXストリーミング専用アプリの開発に集中させることにしたとの事です。
XboxシリーズSが299ドルなので、ストリーミングデバイスはコントローラー同梱で299ドルよりかなり安い価格帯にしたかったようです。
スペンサー氏
“具体的な価格を発表するつもりはありませんが、129ドル、もしくは99ドル、そのあたりの価格帯でないと、私の考えでは意味がないと思っています。コントローラーについては、まだその域に達していません。私の本棚にあるデバイスは、チームが腕まくりをして、9ヵ月で作り上げたものだからです。そして、大勢のスタッフがそれを家に持ち帰って、実際のところ本当に良い感じで動作したのです。”
XBOXのストリーミング専用デバイス「プロジェクト・キーストーン」興味深いですが、フィル・スペンサー氏は先月の10月、ウォールストリートジャーナルのインタビューで、「数年先になるかもしれない」と述べていますので、フィルさんの考えている価格帯で発売出来るようになるまでは、まだしばらくかかりそうです。
とりあえずは、フィルさんの考える価格帯を実現出来る製造コストが実現出来るまでは、サムスンのTVに内蔵されたアプリのように、他のメーカーのスマートTVにXBOXクラウドゲーミングのアプリを搭載する事が優先という事のようです。
しかし、日本ではサムスンのTVは発売されていないので、せめてLGのTVに搭載されると面白いかもしれませんね。ソニーのTVでは100%搭載はあり得ないでしょうけどw
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