「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」のショーランナーで共同脚本家、監督のミゲル・サポチニク氏が、シーズン1でショーランナーから離脱することになったニュース、個人的にも驚きました。
凄くネガティブなニュースかと思いきや、、そんな事はなさそうです。
情報筋によると、サポチュニク氏は「ゲーム・オブ・スローンズ」の前日譚である「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の製作に3年間もの期間携わったことで、一旦この番組から離れるとのことです。
サポチニクさんは、
“過去数年間、『ゲーム・オブ・スローンズ』の世界で仕事をすることは、名誉であり特権であり、特にこの2年間を『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の素晴らしいキャスト、クルーと共に過ごすことができました。シーズン1で達成したことを誇りに思うとともに、視聴者の方々の熱狂的な反応に大喜びしています。しかし、個人的にもプロフェッショナルとしても、これが正しい選択であることは分かっています。しかし、そうする一方で、アラン(テイラー)がこのシリーズに参加することを知り、非常に安心しています。
彼は私が長い間知ってい尊敬している人ですし、この貴重なシリーズがこれ以上安全な手に委ねられることはないと信じています。そして、HBOと「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の家族の一員でいられることをとても嬉しく思います。もちろん、ライアン(コンダル)と彼のチームの成功とシーズン2以降での成功を祈っています。”
と声明で述べています。
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の共同制作者であるライアン・コンダル氏は、引き続きこの番組のショーランナーとして、共同制作者のジョージ・R・R・マーティンと密接に仕事を続けていくことになるようです。その点ではファンもホッとするニュースです。
シリーズを離れるサポチニク氏はHBOの仕事からも完全に離れるわけではないようで、HBOと「ファーストルック契約」を結んだそうです。今後はHBOの新プロジェクトに関わるそうで、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」シリーズ期間中もエグゼクティブ・プロデューサーは務める予定との事で、完全にゲーム・オブ・スローンズから離れるわけではないようです。これもファンとしては一安心。
既に「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」は記録的な視聴者数を記録し、2話、3話とますます面白くなってきていて、ファンの評価も良いので、新シリーズが無事軌道に乗ったことで、また次の新プロジェクトの立ち上げに関わるということですね。
もしかすると、水面下で脚本などの製作が進行している、ジョン・スノウのその後を描く「ゲーム・オブ・スローンズ」の続編かもしれませんね。
ジョン・スノウの続編は、ジョン・スノウ演じるキット・ハリントン自身が脚本家と共に企画を持ち込んだ事を、原作者のジョージ・R・R・マーティンさんが明かしているので、楽しみ。
おそらく、キットさんも結末に納得していないのかも。。ジョン・スノウをこのままで終わらせたくないと思ったのかもしれませんね。
そして、ミゲル・サポチュニクさんの抜けた穴には強力な援軍が加わります。ミゲルさんの声明でも触れていましたが、「ゲーム・オブ・スローンズ」のベテラン、アラン・テイラー氏がシーズン2からチームに参加する事も決定しています。
アラン・テイラーさんは、「 ゲーム・オブ・スローンズ =GOT」の合計7エピソードもの監督も経験し、エミー賞も受賞しているミゲルさんとほの変わらない実績を持つGOTベテランです。
アランさん監督のエピソードで特に印象的なのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン1のネッド・スタークの死、同じくシーズン1のデナーリスのドラゴン誕生など、シーズン1の最終2話、そしてシーズン7の第6話「Beyond the Wall」などを監督しています。
シーズン7第6話では、サーセイにホワイトウォーカーの事実を信じさせ説得するため、ホワイトウォーカーを1体生捕りして戻る決死の任務を、ジョン・スノウとジョラー・モーモント、ベリック一派、ハウンドらと壁を越え、無事にホワイトウォーカーの雑魚を1人捕獲出来たものの、ナイトキング軍団に見つかり、凍った湖の中心の孤島でナイトキング軍団に囲まれ、壮絶な戦いに。。そしてデナーリスも助っ人で登場するも、、というストーリー。かなり激しいアクションも満載で、ファンにも印象深いエピソードです。
他にも、シーズン2でアリア・スタークがジャクエンの力を借りてハレンホールから脱出するエピソードなども監督し、アクションから重要なドラマ、ドラマティックなシーンまで見事な手腕を発揮されており、ミゲルさんに負けない程の「GOT」ベテランでもあるので、ファンは心配しなくても良さそうですね。
アラン・テイラーさんは声明で、
“HBOに戻り、ターガリエン家の世界に没頭できることは喜びであり、名誉なことです。「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」がシーズン2に向けて成長していく中で、ライアン(コンダル)と密接に仕事をすることを楽しみにしています。ライアン(コンダル)、ミゲル(サポチュニク)、ジョージ(R・R・マーティン)は、豊かで魅力的な世界の中で、並外れた物語を立ち上げました。ウェスタロスに戻ることは大きな仕事ですが、私はその挑戦を非常に楽しみにしています。”
と述べています。
シリーズを離脱するミゲルさんではありますが、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」では第6話と7話も監督しているそうなので、これも楽しみです。もしかすると、かなり激しいエピソードになるのかも?!
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