シリーズの主演でエミー賞主演男優賞に4度ノミネートされたジミー役のボブ・オデンカークがシーズン6の撮影中に撮影現場で心臓発作を起こし、倒れたというニュースが過去に報道された事がありました。
「ベター・コール・ソウル」のファンなら覚えているニュースかもしれません。
その報道の裏で、実はシリーズの最終シーズン全てが存亡の危機に追い込まれていたようです。
オデンカークが回復するまでの間、シーズン6の製作は一時的に中断されました。シリーズの共同制作者であるピーター・グールド氏は、新しいインタビューの中で、一時はオデンカークが撮影を継続できるほど回復していなかったり、最悪の場合、亡くなってしまった場合には、シーズン6をすべて廃棄することも考えていた。と明かしています。
共同製作者のピーターグールド氏は、ハリウッドリポーターとのラウンドテーブルで
“主役(ボブ・オデンカーク)が心臓発作を起こした場合のバックアッププランは何もないんです。それは不可能なんです。大切な人がみんなの前であんなふうに倒れてしまったら、すべてが変わってしまう。奇跡は、ボブが5週間後に戻ってきたことです。そして、彼は全く同じボブでした。でも、もしかしたら、、バックアップ・プランがないこともあったので最悪、私たちはショーを全部廃棄していたかもしれません。”
オデンカークが撮影現場で心臓発作を起こした後、撮影を少し中断し、その処理をするために全員にカウンセリングを受けさせたことをグールドは明かしています。しかし、その後「すぐに」再開し、タイトル・キャラクターを必要としないシーンで他のキャラクターと一緒に撮影を始めたそうです。
“ボブが心臓発作を起こしたとき、私はその場にいませんでしたが、復帰初日にはそこにいました。彼に再び会えたことで、感情が高ぶりました。でも、同時に不安もあったのです。彼をあまり追い詰めないように気をつけなければならないのではないかと。しかし、ボブは準備万端でした。実際、彼がまだ入院していたとき、私に電話してきて、「台本を送ってくれたほうがいいかもしれない」と言っていたんです。しかし妻のナオミは後ろで『台本は送らないで!』と言っていたよw”
とグールド氏は振り返っています。
主演のボブ・オデンカークが無事に快復してくれて良かったですね。。最悪、主人公が最終シーズン撮影中に亡くなり、終了という事になっていたら、正に悲劇でもあり、最悪な結果となっていたわけで、それを乗り越えたボブ・オデンカークも素晴らしいですし、製作スタッフ、共演者の努力も大変だった事でしょう。。
主役の急死という点では、『ソプラノズ:哀愁のマフィア』のジェームズ・ガンドルフィーニが旅行先のイタリアで心臓発作でお亡くなりになった事を思い出します。。
既に『ソプラノズ:哀愁のマフィア』シーズン6最終話の放映も終わって数年が経過はしていましたが、水面下でソプラノズの映画版の企画も進行していたそうで、ジェームズの急死でもそれも暗礁に乗り上げてしまったようです。
結果的に、息子のマイケルが若き日を演じた映画が公開されています。私も見ましたが、お父さんと瓜二つで、見ていて感慨深いものがありました。ソプラノズファンの方なら必見です。
『ベターコールソウル』最終となるシーズン6は7話で一旦中断、現在は中休み中です。残り6話は7月12日(火曜日)夕方?から再開、全13エピソード(IMDB)となっているようです。日本ではNETFLIXで独占配信されます。🔚
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