マイクロソフトゲーミングのCEOに就任したフィル・スペンサー氏は、GDCのFireside Chatで、Xbox Game Passが好調であるにもかかわらず、「ゲームの売上がまだまだ重要な要素であることを開発者に保証したい。」と考えているようです。
GDCで開催されたFireside Chatで、Xbox部門のエグゼクティブでもあるサラ・ボンドとのディスカッション・トークで、フィル・スペンサー氏は次のように述べています。
「私はよく開発者から、”サブスクリプション(Xboxゲームパス)に入らないと、もうXboxではやっていけないのか?”とよく聞かれることがありますが、絶対にそんなことはありません。ゲームを売る人、買う人、それは我々の利益面でも重要な部分なのです。」
サラ・ボンド氏
「私たちはゲームパスのデータを何度も繰り返し見ています。定額制になったゲームのエンゲージメントは以前の8倍に増加し、ゲームパスメンバーは実際に50%多く消費しています。これによってゲームへの参入障壁が低くなり、ゲームやゲーム体験に新しい市場や愛着が生まれました。それがなければ存在しなかったでしょう。」
スペンサー氏
「XBOXの大きなファースト・パーティゲームだけでなく、インディーゲームや人々が遊んでいる素晴らしいゲームにおいても、Game Passで果たすことが出来た役割を非常に誇りに思っている。」
と述べ、ゲームパスを通して、多くのユーザーが多くのゲームに接する機会が生まれていることが分かります。
分かりますスペンサー氏は、XboxのビジネスモデルをNetflixなどの他のメディアとは違うことも強調しています。
「音楽や映像など、他のメディアと比較されることもありますが、私は根本的にゲームビジネスの強みは、ビジネスモデルの多様性とその強さだと考えています。
チームXboxでは間違いなく、開発者が求めているビジネスモデルに投資し、それが繁栄出来る様にします。」
結果的にゲームパスというサービスの存在で、追加料金も必要とせずに2800万人超の膨大なゲームパスメンバーが、今までとは違うジャンルのゲームにも手を伸ばしやすくなり、それによって多くのゲームに接する機会が生まれ、最終的に買ってみようと思ったり、新たな発見、新たな開拓など、ユーザーそれぞれに多様な変化をもたらしているという事でもあると思います。
私自身も、ゲームパスのおかげで今までプレイしようとも思わなかったジャンルのゲームを気軽にプレイしてみたりと、明らかに今までとは違った形でゲームと接している事を感じています。
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