『マイアミバイス』で麻薬取締捜査官を演じたドン・ジョンソンが、1996年に1970年製バラクーダに乗ったカジュアルな刑事を演じた「ナッシュ・ブリッジス」が数十年ぶりに2時間のTV映画スペシャルで戻ってきました。米国では2021年11月27日に放送済で、IMDBでのユーザー評価は概ね好評だったようです。
主演のジョンソンは71歳になりますが、まだまだ元気そうです。ナッシュブリッジスの「SIU」パートナーであるジョー・ドミンゲス(チーチ・マリン)は75歳になりますが、ジョンソンはマリンに電話をかけただけで、20数年経った現在でも、ナッシュ・ブリッジスと同じような息のあったトークができることを実感したそうです。
ドン・ジョンソン:「僕は、チーチ・マリンにまだ生きてるか?そして、まだ歩けるのか?と聞いたら、彼は私にも同じことを聞いてきたんだよw 数分間、お互いをいじり合って、これは楽しいな、と思ったんだよ。」
ジョンソンは笑いながら語っています。
ジョンソンは、「ナッシュ・ブリッジスというキャラクターを21世紀に向けてスピードアップさせたんだ。私が経験した精神的、感情的な成長を反映させたようなもの。驚いたことに、知恵も出てきたのでw、ナッシュは今でも瞑想をしているかもねw」
そして刑事ドラマには必須のファイトシーンに関しては、
「歳を取ってからは、戦いのシーンをやる前には必ずストレッチをするなど、いくつかのコツを覚えたよw 驚いたことに、怪我もなく乗り切ったしね。絶えず、運動はしていたけど、痛みやこわばりはなかったよ。僕はかなり良い体調を維持しているよ。」
ジョンソンは歳を取っても元気でいられる秘訣について
「1日の始まりには瞑想をして、毎日ハイキングやヨガなど体を動かすことをしている。新型コロナウィルスの感染拡大した頃に、妻と一緒にヨガを始めたんだ。もう徹底的にやったよ。本当に真剣にね。」
と、健康維持には気を配っていたそうです。やはり体を動かすことは大事なようです。
2時間スペシャルTV映画として復活する「ナッシュ・ブリッジス」ですが、これを起点に完全復活するのか気になるところですが、、ジョンソンは
「それは僕らの頭の中に常にあった。もし今回のTV映画がうまくいって、適切な数字(視聴者数)が得られれば、ああ、もっと作れたら楽しいだろうなと思う。そして、これらのキャラクターやトーン、サンフランシスコを中心とした自分の創造力がとても高まっていることを実感したんだ。」
と、ジョンソン本人は手応えを感じており、可能ならば継続させたいようです。
そして、ドン・ジョンソンといえば、筆頭に挙がるのが『マイアミバイス』です。
2017年にヴィン・ディーゼル製作で、1980年代の傑作TVドラマ『マイアミ・バイス』が復活するという話がありましたが、その後、話はどこまで進んでいるのか?という質問にジョンソンは、
「ヴィンとはお互いに手を差し伸べあって話したが、それ以降、話はピークに達することはなかったんだ。『マイアミ・バイス』を作るにあたっての最大の問題は、番組が作られた1980年代当時は、非常に特殊な時代と感性だったということなんだ。現代で作るにしろ、明らかに違うトーンの作品になると思うね。出来ないとは言わないが、『マイアミ・バイス』ではなく『バイス』のようなものになるだろうね。」
そして、『マイアミ・バイス』の共演者リカルド・タブスを演じたフィリップ・マイケル・トーマス(ナッシュ・ブリッジスにも2回ゲスト出演している)と最後に話したのはいつですか?という質問には
「フィリップは大好きだよ。年に2、3回はいつも話をしている。というのも『マイアミバイス』をもう1回やり直そう。お金は出すから。という人たちが常にいるんだよw もし、やるならユニバーサル・スタジオが総力を挙げて取り組まなければ意味がないと思う。」
とジョンソンは述べており『マイアミバイス』のリブートも話は水面下で幾度なく出ているようです。そして相棒役だったフィリップ・マイケル・トーマスとは年に2、3回も話しているとは驚きです。不仲説も流れていましたが、どうやらそうではないようです。
お二人がまだ元気な内に観てみたい気もしますが、、とは言えど、お二方とも70歳を超えているので、流石に年齢を感じはしますね。。w まずは2時間スペシャルで限定復活した「ナッシュ・ブリッジス」を早く、日本でも放送してほしいところです。
via USATODAY
Nashに憧れてsuitを全て三つ揃いに。ベストは勿論ダブルブレストの6ボタン。Nashを観た25年前から今も。
ナッシュみたいですけどナッシュとジョーの吹き替えの方が亡くなってしまったので
全く新しくしないとダメですねマイアミバイスでドン・ジョンソン氏を吹き替えてた方も去年亡くなってるので・・・
マイアミバイスを今やっても『バイス』のようなものになるっていうのは深いですね
昨今のハリウッド事情をみるとまあ仕方ないのでしょうね
そういう事情なら思い出は思い出のままの方がいいかもしれないですね
あ、そうそう、もう一つ。
マイアミバイスの時はドン・ジョンソンが隆大介さんでしたね。。
正直、ドン・ジョンソン本人の声より良い声でしたねw
タブス役のフィリップ・マイケル・トーマスの尾藤イサオさんの声もドンピシャでしたね。。
昔の日本語吹替は素晴らしいという印象があります。
野沢那智さんと青野武さんですよね。。
個人的に、あまり日本語吹替はあまり好きではないのですが、
マイアミバイスとナッシュの日本語吹替は良いと思います!
ドン・ジョンソン本人の声が結構、濁声な感じですからねw
そういう点では、刑事コロンボのピーターフォークもそうですね。
小池朝雄さんの日本語吹替の方が、オリジナル英語音声より良いです。
おっしゃる通りで、80年代と現代ではカルチャーも音楽など、何もかもが別世界となっているので、
下手にリメイクしてガッカリなるより、オリジナル作品の良きイメージのままの方が
良いのかもしれませんね。
ドン・ジョンソンの冷静な意見が本当に興味深いなと思いました。