「Halo」のTVシリーズの予告編が遂に初披露され、配信日も合わせてアナウンスされました。シーズン1は、3月24日にParamount+で独占配信されます。残念ながら、現時点では日本での配信は「パラマウント+」自体のサービスが開始されていないので、未定のようです。
「Halo」のTVシリーズがここまで辿り着くまでは、紆余曲折、非常に長い道のりだったかもしれません。何年も前にスティーブン・スピルバーグ自身がこのプロジェクトに参加を華々しく発表後は中々音沙汰がなく、もう日の目を見ることはないのではないかとも言われてました。
しかし、最終的に「スーパーナチュラル」「レイ・ドノヴァン:ザ・フィクサー」などを放送する「Showtime」が権利を獲得、カイル・キレン氏がショーランナーに起用され、その後スティーブ・ケイン氏が加わりましたが、カイル・キレン氏は既に製作チームを辞めているようです。更に、スティーブ・ケイン氏もシーズン1で辞めると報じられており、ようやく配信が決まったとは言え、先行きは不透明、TVシリーズが継続するのかも暗雲が立ち込めているとも言えるかもしれません。ただし、それも完成度と視聴者数次第とは言えそうです。
マスターチーフ役にはパブロ・シュライバーが抜擢され、キャサリン・エリザベス・ハルシー博士(スパルタン・プログラムの生みの親)役には、映画「RONIN」でデニーロの仲間ディアドラやTVドラマ「カリフォルニケーション」でデイビッド・ドゥカブニーの妻カレンを演じたナターシャ・マケルホーン、The ROCKでエド・ハリスの部下を演じたボキーム・ウッドバインなどがキャスティングされています。
この作品は、『Halo』ゲームで見られたものを正確に再現するものではないようで、フランチャイズ・クリエイティブ・ディレクターのフランク・オコナー氏が、公式ブログ「Halo Waypoint」のインタビューでコンセプトを説明しています。
FPS視点のビデオゲームを無理やりテレビ番組にするような不自然なことがないように、両者を明確に分けて考えています。
はっきりさせておきたいのは、ゲームと今回のドラマは平行しており、非常によく似てはいますが、最終的には別々のタイムラインであり、そのメインイベントやキャラクターは、それぞれの全く異なる流れの中で交差し、整合していくということです。
テレビ番組のタイムライン(「シルバー・タイムライン」)は、コア・キャノンで確立された宇宙、キャラクター、イベントをベースにしていますが、深く確立されたHaloの世界を舞台に、地に足のついた人間味のあるストーリーを描くために、微妙に異なっています。
つまり、多くのイベント、起源、キャラクターアークは、ファンが知っているHaloのストーリーに対応はしていますが、内容は驚きや違い、ひねりがあり、コア・キャノンと全く同じではなく、別に並行して進行していくことになります。
と述べています。ゲームで見たようなものそのままではないという事は念頭に置いて観た方が良いかもしれません。フランク・オコナーさん、まだお元気そうです。
気になる点として、IMdBによると『Halo』のテレビシリーズは、当初10話の予定だったそうですが、9話に縮小されたかもしれないとの事です。
お披露目までの混乱、そして9話縮小の噂などあるので、作品自体の完成度に一抹の不安を感じますが、日本でも観れる手段を検討して欲しいものです。🔚
via IMDb, Halowaypoint
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