マイクロソフトの「Flight Simulator」は、「Forza Horizon 4」などのゲームで使用されているACEエンジンのパワーを使って、様々な航空機で世界各地のフライトを体験出来るフライトシミュレーターゲームです。本作は、非常にリアルで美しい景観を実現しており、まるで自分がパイロットになったかのような体験が可能です。
マイクロソフト・フライトシミュレーターは、DirectX12で動作していますが、現時点ではnVIDIAのDLSSのサポートはありません。
Asoboスタジオのチームは、LiveストリームのQ&Aの中で、近日中にDLSSのサポートを追加する予定であり、ゲームのDirectX12機能についても様々な改善を行う予定との事。
NVIDIAのDLSS技術は、RTXシリーズグラフィックスカード・ユーザーのためのAIアップスケール技術で、低解像度、例えば1080Pでレンダリングされているグラフィックスを、AIによって3840x2160Pに近い高精細映像に引き上げ、低解像度でも高精細な映像にする事で、処理負荷を軽減しフレームレート(パフォーマンス)を向上させようというものです。
このように、Microsoft Flight Simulatorにおいてプレイヤーに劇的なパフォーマンスアップをもたらす可能性があります。基本的には、RTXグラフィックスカードを使用した場合、全体的なパフォーマンスを大幅に向上させることができます。
現在よく知られている「レイトレーシング」も、現時点の最高峰のRTX3090クラスのカードでも、一部のタイトルでは最高品質のネイティブ4K解像度設定になると、フレームレートも60fpsで安定させるのが難しいほど非常に処理負荷が重い技術なので、前述のようにDLSSによって処理負荷を軽減し、パフォーマンス(フレームレート)を引き上げる事が目的の技術でもあります。
DirectXについては、本作にはDirectX 11バージョンもあり、DX12バージョンよりもはるかに安定したフレームレートを実現しています。よって、今回のDLSS対応アップデートは、DX12バージョンのみを対象としているようです。
DLSSに対応する事で、DX12でよりスムーズなフレームレートが可能になります。
「Microsoft Flight Simulator」は、Windows 10 PC、OpenXR、Xbox Series、Xbox Oneで発売中です。ゲームパスユーザーは、追加料金なしでゲームをダウンロードしてプレイする事が出来ます。
そして、余談ですが、マイクロソフト・フライト・シミュレーターにマリオカート8のコース作った強者もいるようです。パイロット・ウィングスのようにリングを抜けたりする内容で、コース自体はレトロな感じで雰囲気のあるコースですが、タイトに曲がり狭いトンネルのような箇所を抜けるなどほのぼのとした見た目とは違い、意外と難しそうです。
via OC3D.net
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