【EPICとの裁判で露呈】アップル、いつの間にか大手ゲーム会社になっていた。。

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ウォール・ストリートジャパンの記事によると、アップルが2019年度(2018年10月〜2019年9月)にゲーム関連アプリから得た営業利益が85億ドル(約9440億円)で、同時期のマイクロソフト、任天堂、アクティビジョン・ブリザード、ソニー4社の合計した営業利益を上回っているという事が明らかになっています。

アップルはAppストアから収益の30%を手数料として徴収しています。しかし、ゲーム市場を巡ってフェイスブックやマイクロソフト、エピック・ゲームズと対立しています。

そしてエピックゲームズとの裁判で露呈したのが、Appストアが75%を超える異様に高い利益率だそう。アップルは表立って公開したくなかった数字のようで、この事実からもアップルはいつの間にか、異様に高い利益率で世界最大規模のゲーム収益を上げていたわけです。アップル全体の収益からしたら一部に過ぎませんが、Appストアは手数料でガッポガッポ入ってくるので、収益率が高いんでしょうね。。

エピックゲームズとの裁判で、判事は9月上旬にアップルのおおよその主張を認める判決を下したそうですが、判事はアップルに対して開発者がアプリ内でAppストアでの支払い以外で、より安い代替決済手段を宣伝する事は認めるように命じています。

これが意味するのは、アップルはそうしたゲームの美味しい手数料収益を受け取れなくなる可能性も出てきたというわけです。エピックゲームズは、裁判の判決(30%の手数料は妥当との判決)を不服として上訴するようです。アップルも開発者がAppストアにより安い代替決算手段をユーザーに通知するのを認めるようにとの裁判所の命令について上訴する方向で検討中との事です。

EPICもAppleも両社歩み寄りもなかったようで、裁判は徹底的な争いになるかもしれません。

ま、正直なところ美味しいAppストアの手数料収益を代替え決済で持って行かれるのは面白くないでしょうし、譲れないのかもしれません。この事からも、エピックゲームズとアップルの裁判はまだまだ続くようです。

しかし、マイクロソフト、任天堂、アクティビジョン・ブリザード、ソニーなど4社の合計した営業利益を上回っているとは本当に驚きですね。。知らぬ間に巨大ゲーム会社になっていたという。。資金力でもキャッシュ保有20兆円近くでダントツトップのアップルが本気でゲームに表立って参入するとなると、特にプラットホーマーであるソニー、任天堂、マイクロソフトは危機感を持っているのかもしれません。しかし、任天堂は既にマリオ関連アプリでアップルデバイスに参入しているので、ライバルではないかもしれませんが、、

いずれしろ、このニュースは驚きました。🔚

via ウォール・ストリート・ジャパン

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