東京ゲームショー2021、マイクロソフトのXBOXストリーミング番組を遅ればせなら観てみました。
まず思ったのが、とにかく日本市場にいつになく力を入れてきたなと思いました。以前にも日本市場は大事だ、個性溢れる日本の開発スタジオは重要と口にはして来ましたが、今回ほど具体的に且つ大きな規模で攻勢をかけてきたので、これほどの本気度を感じたのは、Xbox360発売以来なのではないかとw
印象的だったのは、日本向けの「Xbox Cloud Gaming」CMトレイラーと、日本語吹替音声でのフルローカライズを強調していた事。しかも「スターフィールド」の作品規模がかなり大きいようで、トッド・ハワードさんが300人以上の声優と15万以上の台詞と言ってましたね。。しかもフル日本語吹替でフルローカライズも驚きでした。そして、日本で人気の高い日本の開発スタジオの作品群がXbox Game Pass入りも印象的でした。
この事からもマイクロソフトは、日本はモバイルゲーミング市場が大きな存在感を放っているので、日本のユーザーに響くタイトルをXbox Game Passに獲得し、モバイル市場からXbox Game Pass Ultimate契約へと引き寄せたい思惑があるのが分かります。
「Xboxがなくても遊べます」という事も強調していたので、マイクロソフトの狙いは「ゲームパス購入者の獲得」という事ですね。その為にも、自社のAAAタイトルはしっかりフル日本語音声でローカライズする事で幅広い層をという事なんでしょう。
個人的懸念しているのは、映画にしてもゲームにしても日本語吹替音声は苦手で、断然オリジナル英語音声派なので、フルローカライズは大変結構な事ではありますが、強制日本語吹替音声のみというのだけは勘弁して欲しいですね。。英語音声も選択出来る様にして欲しいところです。
そしてXboxハードウェアの供給量も増やすと明言していました。実際、Xbox Series Xも各所で在庫が復活し、Xbox Series Sに限ってはしばらく在庫が各所であり買える状態になっていました。そしてamazon日本のゲームベストセラーで、Switchの有機EL版を抑えて、Xbox Series Sがベストセラー1位になっていて驚きました。
そして、他のメディアインタビューで読んだのですが、マイクロソフトのカリームさんが、xCloudが今まで日本でアナウンスしていなかった理由として、「アップルデバイスへの対応を待っていた。」と言っていました。ご存じのとおり、日本のスマートフォンシェアは、世界でも珍しいアップル1強と言えるほどで、iOSのシェアが非常に大きいので、日本ではアップルデバイスに対応してから参入しなければ、話にならないと思っていたのでしょうね。iOSをしっかり対応させた上で、日本の人気タイトルをゲームパスに獲得し、日本でスタートさせたわけで、正に満を持してという事でしょうか?
しかし、アップルデバイスでこの画面を見ることになるとは思いませんでしたけどね。
他にカリームさんは、Xboxユーザーがコンソールから敢えてクラウドでプレイする意味についても、メディアインタビューで「ゲームをダウンロードする前に、クラウドで遊んでみてダウンロードするか判断してくれれば。」と述べていました。そうすれば、長時間かけてダウンロードする前に、クラウドであればダウロードではなくストリーミングなので、サッとプレイしてみて、気に入ればダウンロードするという事ですね。なるほど、、そういう使い方もあるのか、、と納得しました。
Xbox Cloud Gamingは今日10月1日からBETAが日本でも正式にスタートしているので、私もiPhone 13 Pro Maxや第5世代2021 iPad Pro12.9インチ(Mini LED、M1チップ)のアップルデバイスで色々と試していて、近々に率直な感想をレポートしたいと思っています。
今回の日本のXbox番組では、フィル・スペンサーさんとTango Game Worksの三上真司さんとの対談もありました。そこで三上さんは、「ゲームパスの契約者数が1800万人を超えて大きなプレイヤー層がいる事で、通常のゲーム開発検討基準で開発するとは違った、尖った少し規模の小さい個性的なゲームを開発出来る。」という発言は興味深いですね。
フィル・スペンサーさんも以前に「マイクロソフト・フライトシミュレーター」「Tell Me Why」はゲームパスの成長がなければ、開発にGOサインを出さなかったと述べています。そして、「ゲームパスが軌道に乗り1800万人ものプレイヤーがいる事で、今までのゲーム開発検討基準が根底から変わり、今までにない挑戦的で個性的なゲームも開発出来る様になった。」とも語っていました。
今回のXboxイベントで、開発者の三上さんからもこういった発言が出て来たのは、今後非常に個性的で尖った作品がゲームパスに登場する可能性があるわけです。しかも、マイクロソフト傘下の23ものスタジオが大量のタイトルを開発中であり、今後ゲームパスはますます豪華なタイトルが恒久的リスト入りするわけで、そう考えるとますますお得感が出てくるゲームパスの未来は明るいかもしれません。
しかし、最近はゲームパス加入者数の発表がすっかりないので、どうしたんでしょうか?確か1800万人超えたと発表があって以降は全然発表がないですよね。。契約者数が伸び悩んでいるのか、それとも5000万人くらい到達するまでは沈黙しているのか定かではありませんが、そろそろゲームパス加入者数が現在はどれくらいのユーザーがいるのか知りたいところです。🔚
東京ゲームショウでのMicrosoftの発表ですが、私も日本市場に対するMicrosoftの本気を感じました。特に驚いたのが「スターフィールド」の日本語吹き替え対応です。実は私も洋画などは字幕派なので、字幕でも問題ないと思っていましたが、SNSなどで話していると「Xboxのソフトは日本語吹き替えをやめてしまったのが残念」という意見がとても多いんですよね。セリフの膨大さを思えばコストも大変なものでしょう。本当に驚きだし素晴らしい決断だと思います。あとXboxCloudGamingですが、私も早速やってみました(iPhone12ProMAX)。我が家の貧弱な回線ですと、夕方以降の混雑時は少し厳しかったですが、昼くらいだとクラウドとはとても思えないくらいにスムーズに動き、クラウドゲーミングに対する私の先入観は完全に破壊されました。これはPRの仕方次第では日本でもきっと普及すると思います。最後にXboxGamePassの加入者についてですが、TakeTwoInteractiveのCEOが「3000万人ほど」と話していましたね。Microsoft側は慌てて「1800万人」と1月の数字を出して訂正していましたが、根拠もなしに「3000万人」などという数字を出すとは思えません。私は案外この数字が現在の加入者数にとても近いものではないかと考えています。
私もスターフィールドのフルボイスによる日本語化にはおどろきました。
300人以上の声優と言ってましたよね。
今の時代は英語音声+日本語字幕派は少数派になってしまうんですかね。。
amazonのレビュー見ていても、誰々の声優がイイとかそんな意見多いですからね。。
強制日本語音声のみだけはしないで欲しいです。。
XboxCloudGaming、私もiPhone13promaxと 第5世代iPadPro12.9でプレイしてみました。
確かに時間というかタイミングでは話にならない事もありますが、調子が良い時は問題なくプレイ出来ました。驚いたのはDIRT5や、FH4などのレースゲームも結構プレイ出来てしまった事です。
同じく私もこれはかなりの可能性を秘めてると思いました。
ゲームパス契約者数はそのニュース見ました。情報ありがとうございます。
3000万人本当なら、順調に伸びていますよね。
公式発表もいずれあるのかな?
年末のGameAwardも楽しみですね。