マイクロソフトCEOサティア・ナデラ氏は先日、業界の大御所が集まり、あらゆる「技術」について議論する年に一度のテクノロジー・カンファレンス「Code Conference」のインタビューで、XBOXついてコメントし、マイクロソフト内でのXBOXの立ち位置について述べています。米テック系メディアの「The Verge」の編集長であるNilay Patel氏が、Twitterに掲載しています。
ナデラ氏はインタビューの中で、
「Xboxはマイクロソフトの一部ではありましたが、脇に追いやられていました。今ではもっと中心的な存在であり、コアなクラウド・テクノロジー上に構築されています。」
と語っています。
このナデラCEOの言葉からも、今やXBOX事業はマイクロソフトのビジネスにおける中核的な柱にまで成長しているという事です。これは、XBOXのゲームストリーミングによるクラウド技術への投資、スタジオ買収による財務投資、Xbox Game Passの成長へ邁進している事からも、「マイクロソフトがXBOX事業にかなりの力を注いでいる。」事は明らかと言えるでしょう。
Xbox Oneをエンタメマシン機として立ち上げ、事実上失敗したドン・マトリック氏に代わって、ナデラCEOに抜擢されたフィル・スペンサー氏。自身も熱血なゲーマーでもあるフィル・スペンサー氏の“肝入り“で開発がスタートし、数年後にXbox One S、Xbox One Xとして実を結んだ頃から潮目が変わった気がします。
Xbox Oneでの反省から徹底してゲームにフォーカスし、処理性能を追い求めた設計。。そして後方互換にもいち早く取り組み、画質向上を果たすEnhancedまでに進化した事も大きいですね。
そしてXbox Series S、Xbox Series Xで決定的になったかなという印象です。マイクロソフトに入社以来、ゲーム一筋でゲームを心から楽しみ愛するフィル・スペンサー氏だからこそ、成し遂げられたのかもしれません。ゲームはあまりせず、ビジネスマン・ライクな方ではここまで軌道に乗せる事は出来なかったのではないでしょうか?
今回のナデラCEOの言葉からも、今後のXBOXがまたどんなサプライズを仕掛けてくるのか楽しみですね。XBOXが好調である事は、ソニーもマイクロソフトと凌ぎを削るという事で、両者が競ってより良いサービス競争をする事になるので、我々ユーザーにとってはより大きな恩恵を享受出来る可能性があるわけで、これは大歓迎と言えるでしょう。ま、XBOXの場合はゲームパスだけでお腹いっぱいではありますがw
ソニーもゲームパスと同様のサービスを始めるべきだと思うんですけどね。。SIE CEOのジム・ライアン氏は、ゲームパスに否定的な意見を持っていますので、難しいかな。。🔚
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