ブルームバーグの報道によると、アップルは、アップル ウォッチ シリーズ 7で、ディスプレイサイズを限界まで大きくすることになるようで、他にも専用ウォッチ・フェイスもあるようです。
Apple Watchの歴史の中で、画面サイズをアップさせたのは今回で2回目となります。前回は2018年の「Apple Watch Series 4」でした。
Apple Watch Series 7には従来通り2種類のケースサイズが用意されるようですが、サイズは40mmが41mmに、44mmモデルは45mmと、両モデル共に1mm拡大するようです。
45mmケースでは、画面解像度が396×484になるとの事。現行の44mmモデルの画面解像度が368×448なので、現行のSeries 6モデルと比較して、ピクセル数が約16%増加し、高精細化することになります。
画面サイズは、現行44mmモデルの「1.78インチ」から45mmでは「1.9インチ」になるようです。これによって、時計に表示される情報、コンプリケーションをより多く表示できるようになるとの事。41mmモデルも同様に画素数が増加し、どちらのモデルもスクリーンベゼルが薄くなるようです。
ブルームバーグのレポートでは、Series 7に搭載されるという専用のウォッチフェイスについて詳しく解説しており、4つの新しい専用ウォッチフェイスが搭載されるとの事。
それは、Modular Max(モジュラーマックス)、Continuum(コンティニュアム)、Atlas(アトラス)、Nike / Hermes(ナイキ、エルメス) 専用ウォッチフェイスだそうです。
「モジュラーマックス」と名付けられた新しいフェイスは、時刻をデジタル表示し、曜日や外気温、アプリケーションへのクイックアクセスなどの情報を表示する小さなコンプリケーションを1つ備え、その下には画面の長さを超える大きなコンプリケーションが重ねて表示されているとの事。現行のInfograph Modular(インフォグラフ・モジュラー)は、1つの大きなコンプリケーションしか表示できませんでしたが、モジュラーマックスではそれが改善されているとの事。
「コンティニュアム」という名称のウォッチ・フェイスは、時間の流れや現在の時間に応じて変化していくようです。
「アトラス」は、24のタイムゾーンを同時に見ることができるようです。外側のダイヤルにはタイムゾーンが表示され、内側のダイヤルには各地域の時間が表示。ユーザーは、デジタルまたはアナログのいずれかの方法で時間を見ることが出来るようです。この時計の文字盤は、パテック・フィリップ、ブライトリング、ヴァシュロン・コンスタンタンが採用しているものと同じとの事。
またAppleは、HermesやNikeブランドのApple Watchにも新しいフェイスを開発しているようで、「エルメス」では時間ごとに数字が変化し、「ナイキ」では人の動きに合わせて数字が動くという新しいウォッチ・フェイスを採用しているとの事。
Apple Watch Series 7では画面サイズだけでなく、より高速なプロセッサーと、よりフラットなエッジを持つ新たに設計された角ばったケースが採用されるとの事。iPhone12ファミリーと似たような角張ったデザインになるようです。
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そして、新しいスクリーンは、新しいラミネーション技術により、ディスプレイをカバーガラスにより近づけて設計されているようで、そのため複雑な構造により製造上の問題が発生し、Series 7の出荷日が遅れて発売時に供給不足になったりする可能性があるとの事。これも既に噂として報道されているので、本当なのかもしれません。なお、ブルームバーグによると、アップルのスポークスマンはこの質問に対しコメントを拒否したそうです。
また、ブルームバーグニュースによると、Appleは2022年には新たなヘルス機能を計画しているようで、早ければ来年のモデルに体温センサーを追加する予定だそう。そして新しいローエンドモデルのApple Watch SE、そしてエクストリームスポーツをするユーザー向けの頑丈なタフネス・モデル、そしてフラッグシップ・モデルのアップデートをリリースすることを目指しているそうです。
アップルはここ数年で心拍数モニター、心電図機能、血中酸素濃度など、新しいヘルス機能を追加してきましたが、将来的には、非侵襲性な血糖値モニターと血圧チェッカーを計画していると、事情に詳しい人物は語っているとの事。
via Bloomberg
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