【ガチ】米海軍は現在、軍人のUFO(未確認飛行物体)、UAP(未確認空中現象)目撃報告を真剣に受け止め、目撃報告を本格的に調査する組織を設けている。

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POLITICOによると、米海軍はパイロットなどが「未確認航空機(UFOまたは未確認空中現象”UAP”)」に遭遇した際に報告するための新しいガイドラインを一昨年の2019年に設けています。これは、軍人による原因不明の目撃情報を収集・分析し、それらの目撃情報を報告した事による嘲笑や汚名を着せられ、キャリアを傷つける事なく、目撃者が安心して報告する正式な手順のプロセスを構築するための重要な新しいステップと言えます。

海軍は、「乗組員がエイリアンの宇宙船に遭遇した。」という考えを支持しているわけではありませんが、信頼できる軍人による奇妙な空中現象の目撃を頭ごなしに否定したいわけではないようです。また、「海軍情報部の高官や、航空安全上の危険性を報告したパイロットによる一連のブリーフィングを行った」としています。

海軍の現役パイロットでもあるライアン・グレーブス大尉は、ヒストリーチャンネルのドキュメント「解禁!米政府UFO機密調査ファイル」の中で、米海軍現役パイロットとしては初めて2014年から2015年にかけてUFOと頻繁に遭遇した事実を明かしました。

*ヒストリーチャンネルの「解禁!米政府UFO機密調査ファイル」は現在Huluでシーズン1の全6部を観る事が出来るので、ご興味のある方は是非見てみてください。

グレーブス大尉が海軍現役パイロットという立場が脅かされるかもしれない危険があるにも関わらず、UFOとの遭遇を語る決心をしたのは、海軍パイロットの先輩で先に2004年にUFO遭遇を証言したデビッド・フレーバー中佐も立ち合い、国防総省情報担当官でもあったクリス・メロン氏、国防総省の極秘UFO調査組織AATIP(先端航空宇宙脅威特定計画)を率いていたルー・エリゾンド氏のサポートも大きかったようです。

グレーブス大尉は未確認の脅威的な動きをする飛行物体と何度も遭遇し、戦闘機の搭載カメラで撮影し艦上で同僚と映像を見せ合っていたそうです。

「初めレーダーに写った時は、機器の不具合かと思ったが、物体を見て考えが変わった。この出来事に皆が興奮し、映像の全体を見た。物体は小さな5機がV字隊列で飛び、その後方にかなり大きな物体が一緒に飛行し、しばらくすると前方の5機が時計回りで90度回転してから飛び去り、後方の大きな物体が残っていた。その1機はほぼ静止状態で90度向きを変えた。見た事のない動きだった。航空物理学の基本として機体は下向きの翼で揚力を得る。それが突然垂直に向きを変えたら、揚力は得られない。つまり、その場で垂直になり翼端だけで揚力を得るのは不可能だ。「雲状排気煙」も出ていない。我々の理解出来ない知らない力学、テクノロジーで飛行している。しかも未知の機体だ。

特に興味深いのは、数時間の飛行訓練中に物体はずっとそこを飛んでいて、我々が着艦した後に飛び立った別の機も同じ光景を見るんだ。60メートルの強風の中、同じ座標にピタリと止まれる。その後、向きを変えて瞬時に超音速で加速して飛び去るんだ。しかも雲状排気煙も出ない。この物体が何か全く分からない。目撃者は5〜60人はいる。物体は常に見えていた。元々そこにいたのか、ついて来たのかは不明だ。周囲を飛び回り我々を意識している感じだった。2014〜2015年まで飛行の度にほぼ毎回、謎の飛行体を見続けた。1人が見ただけなら、変だな、、で済むが、でもそれが飛行の度に毎回で、同僚や別の隊も見たのなら違ってくる。ドローンや実験機か何かだろうと話していたが、、

着艦してまずは無線室に寄った。装備を外し、情報センターで撮影したUFO映像を見たんだ。艦長が来ると聞き、室内に残った。皆で撮影したUFO映像の話をしてたら艦長が現れて映像を見始めたが、5秒見ただけで出て行ったよ。

これが敵国の機体なら一大事だ。ドローンでもそうだ。あれが飛んでいたら我々は簡単に撃墜される。もし宇宙から来たのならそれだって明らかに大問題だ。

それがある日、僚機との2機の間を物体が至近距離で猛スピードで通過する出来事があり、あわやその物体と衝突しそうになって、いよいよ不安になった。そして上官のパイロットが決断し、何とかしようと海軍の安全管理部に報告したが、その後調査も何もなしだ。経験上、東海岸では100人とは言わないまでも数十人がこの問題に直面していた。問題はそれを話し合えない事だ。だから不思議な物体を見ても、仲間や隊長に伝えるだけで話はそれで終わる。他の隊の友人と話したんだ。何か得体の知れない物が飛んでたろ?あれと衝突する前に何とかしないとマズいよな。と同僚のパイロットも3種の異なった形状のUFOを見ている。」

あわや衝突寸前のニアミスという危険な事態にも関わらず、海軍安全管理部は調査すら行われず、海軍内部でも問題視されなかったようで、グレーブス中尉も憤ったようです。

そして、2015年3月に空母はペルシャ湾に向かったそうですが、なんとそこでも再びUFOが出現したようです。

「中東では明確な任務があった。寄港したのではなく軍事行動だ。UFOの正体は誰も知らなかったが、もしあれが航空機でミグや敵国の機体だったら事態は深刻だ。」

グレーブス中尉が現役海軍パイロットという立場でUFO遭遇を証言するリスクを承知で証言する理由は、

「軍内部でこういったUFOなどの話をすると信頼が揺らぎ、中傷されるという問題だ。専門家やセンサー機器による明確な事実とデータを示しても、ただ”信じられない”と一蹴される現状を変えたいんだ。人はいつから謎に無関心になったのか?本来は答えを探して動くものだ。少なくとも僕はそうだ。未知を探究する。。毎日奇妙な物を見ても見ないふりをし、何か変だ、調べてみようと声を上げる事を避ける。。実に苛立たしいよ。この遭遇の裏に、世界規模の脅威が存在するかもしれない。軍の通信技術や戦略を盗み見られる、高度の危機が迫っているかもしれない。それを無視して見過ごしたら、、我々は一体何者なんだ?と言いたくなる。」

グレーブス大尉はその後、安全保障を担当する上院議員らと国防総省関係者と非公式の面会をし、遭遇の事実とニアミスの事実を詳細に証言しました。

そしてそれが実を結び、これまで報道されていなかった海軍の画期的な動きは、「未知の高度な航空機」が海軍の重要な空母打撃群グループやその他の重要な軍事編成や軍事施設に我が物顔で侵入を繰り返している。という一連の多くの目撃情報に対応したものとの事。当然、これにはグレーブス大尉の証言も大きな原動力になった事でしょう。

海軍は、POLITICOの質問に答える形で声明を発表し、

「近年、未承認および未確認の航空機が、さまざまな軍の管理範囲や指定空域に侵入を繰り返しているという報告が多数寄せられています。海軍は、安全とセキュリティの観点から、これらの報告を非常に重く受け止め、すべての報告を調査しています。この取り組みの一環として、海軍は未知の高度な物体が侵入の疑いがある場合に、関係当局に報告するためのプロセスを更新し、公式化しています。報告の手順を詳細に説明した艦隊への新しいメッセージは、現在草稿中です。

海軍は、船員がエイリアンの宇宙船に遭遇したという考えを支持しているわけではないことは明らかですが、しかし高度な訓練を受けた信頼のおける軍人による奇妙な空の目撃情報が数多くあったことを認めており、それらをSFの世界の奇妙な出来事、現象、見間違いとして片付けるのではなく、公式記録に残して真剣に研究する必要がある。としています。

と驚くべき内容となっています。見てみぬフリをしてきた米海軍がここまで踏み込んで対応し出したのです。

これは長い海軍史、そしてUFO事件史においてもなかった事であり、この事からもはやUFO(もしくはUAP)は存在する、しないの段階ではなく、それは物理的に確実に存在し、それらが一体何者で、その背後にあるテクノロジーはどうやって機能しているのか?という事に移行したと言えます。

事実、国防総省の元情報部員で上院情報委員会の元スタッフでもあり、海軍のパイロットが撮影した3つのUAPビデオ公開に関与した事でも知られるクリス・メロン氏は、「軍が現在「未確認飛行物体(UFO)」ではなく「原因不明の空中現象(UAP)」と呼んでいるものを、より正式な報告手段として確立する動きになったのは、「大変革」だ。」と述べています。

クリス・メロン氏は、「現在、UFOやUAPは、「調査すべき異常」ではなく、「無視すべき異常」として扱われている状況です。米情報機関内、軍内部ではそのような情報を見て見ぬフリをして排除し、廃棄してしまうシステムを持っています。例えば、多くの場合、(軍人は)その情報をどうすればいいのか分からないのです。例えば、衛星データやレーダーでマッハ3のものを見つけても、それは従来の航空機やミサイルではないので(データを)捨ててしまうのです。」と述べています。

今回の展開は、2017年末にPOLITICOやニューヨーク・タイムズ紙が、国防総省が上院議員数名の働きかけにより、国防情報局内にUAPを研究するための専門部署を設置し、そのための予算を密かに確保していたことを明らかにしたことで、議会議員の関心が高まっている中でのことです。

同局は、約2500万ドルを投じて一連の技術調査を行い、数々の原因不明の侵入事件を評価しました。その中には、2004年にUSSニミッツ空母打撃群が数日間にわたって遭遇した事件も含まれています。この事件では、海軍の戦闘機が、既知の物理法則を無視したような飛行をする未確認の航空機に圧倒され、あれが敵機ならおしまいだと海軍パイロットもお手上げだったのです。

米国防総省の極秘UFO研究組織は、「AATIP(Advanced Aerospace Threat Identification Program):先端航空宇宙脅威特定計画)」として知られていましたが、議会の予算が尽きた2012年に正式に閉鎖されたとしています。しかし、チームを率いていたルー・エリゾンド氏は、調査チームは密かに規模を拡大してまだ継続していると明かしています。

しかし、現在ではより多くの議員がこの問題に興味、危機感を持ち質問をしていると海軍は報告しています。

「米議会議員やスタッフからの情報提供の要請に応えて、海軍当局は、海軍情報部の高官や、航空安全上の問題を報告した飛行士による一連のブリーフィングを行ってきました」

海軍は、誰がブリーフィングを受けたのかを明らかにせず、また艦隊のために作成されている報告のガイドラインの詳細についても言及しないとしています。空軍に至っては、コメントを求められてもすぐには答えられなかったようです。

このような目撃情報を潜在的な国家安全保障上の脅威として扱うことを訴える人たちは長い間、軍の指導者たちがこの現象に比較的注意を払わず、それを口にするとキャリアに傷がつくという悪しき文化を助長していると批判してきました。

国防総省の極秘UFO調査組織(AATIP)を運営していた元国防総省職員のルイス・エリゾンド氏は、退官後に「国防総省の未確認航空機に対するアプローチはあまりにも淡白だ」と訴えています。

POLITICOの記者ブライアン・ベンダー氏によると、国防総省上層部には敬虔なキリスト教信者もいるそうで、エリゾンド氏が国防総省のAATIPを率いていた当時、上司から「君が調査している物(UFO、UAP)は悪魔的な物だから良くないし、やめて欲しい。組織を解体すべきだ。」と言われたそうで、エリゾンド氏は「悪魔的?!まるでアフガニスタンにいるテロリストと変わらない思考だ。銃を持っているか、スーツを着ているかその程度の違いではないか。信じられない。」と、この問題は、宗教感による価値観の相違も壁として立ちはだかったことを明かしています。

エリゾンド氏は、「人で賑わう空港で何か異常な物、出来事を見たら、何を見たのか言わなければなりませんが、私たちの軍人の場合は、その逆で、『何かを見ても何も言うな』ということになっている。」と明かしています。

さらに、これらの謎の航空機は、「尾翼番号も旗もなく、場合によっては尾翼すらないので、コオロギのようなものだ。もし5年後に、これらが極めて高度なロシアの航空機であることが判明したら、どうなると思いますか?それこそ悪夢です。」と述べた。

エリゾンドは、彼が監督したペンタゴンのUFO研究組織についてドキュメンタリー・シリーズ(ヒストリーチャンネル「Unidentified: Inside America’s UFO Investigation」(解禁!米政府UFO機密調査ファイル)現在Huluで視聴可能)に登場します。彼は、6部構成のシリーズ(シーズン1は日本でも放送済み、シーズン2全8話は日本では未放送。)で、数十人の軍人パイロットによるUAPの最近の目撃例を明らかにするとの事です。

当ブログ参考記事:米国ヒストリーチャンネル、出演者全員元軍人、政府関係者のガチUFOドキュメンタリー番組「Unidentified: Inside America’s UFO Investigation」(解禁!米政府UFO機密調査ファイル)シーズン2の全8話のエピソードガイド日本語訳。

この内容を見ると、いかに日本が遅れていて認識の違いが明らかだなと感じます。日本ではUFOとなると笑顔でジョークの延長線上のような扱いで報道するメディアが多いですが、アメリカではそういった扱いは終わり、今や政府が真剣に向き合い、情報機関の持つ機密情報を詳細に公開しようとしており、元国防総省高官らが懸命にロビー活動して政府内部に働きかけ、一刻も早く解明すべき問題だと動いているのです。UFO番組も日本はバラエティ扱いの一部とは大違いで、真面目な構成内容のシリアスで秀逸な番組が多いですね。

全世界規模で起きている一連の未確認飛行物体の正体、地球上の物(アメリカなどの極秘航空機、ドローン)なのか、それとも異世界、地球外から来たのか、、そして操縦している乗員は一体何者なのか、、それとも、ロシアや中国の次世代ドローンなのか、、少なくとも自分が生きている間には真相が明らかになって欲しいなと思います。🔚

via Politico

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