海外のゲームメディアのKOTAKUが面白いタイトルの記事を書いています。目を引く記事タイトルですが、KOTAKUの記事によると、記者さんは前世代ではほとんどのゲームをPS4でプレイしたようで、新たなPS5世代でもほとんどのゲームをPS5でプレイするだろうと期待して、この新世代PS5ゲーム機を入手し始めたそうです。
しかし発売から5ヶ月近く経った現在は、Xbox Series Xにほとんどの時間を費やしているようです。
KOTAKUの記者さんは、特別なコネや業界の人脈など使う事なく、一般ユーザーと同じく予約や争奪戦の中で、幸運にもPS5、Xbox Series Xと2台の次世代コンソールを発売時に手に入れることが出来たそうです。
前世代ではPS4を中心にプレイしていた記者が、XboxシリーズXを手に入れたのは、Haloやマイクロソフトの独占ソフトをプレイしたいと思っていたからだそうです。
11月に両機種が届いてからは、PS5のゴッドフォールとスパイダーマン・マイルズ・モラレスやアストロ・プレイルームなど、ほとんどPS5で遊んでいたようです。しかし、ここ数ヶ月で状況は変わったようです。
12月にXbox Series X専用にマイクロソフトとSeagteが共同開発した1TBストレージ拡張カードを入手し、1TBの次世代機用のストレージスペースを追加したようです。これによってより多くの次世代最適化されたタイトルをダウンロードしてインストールできるようになるので、非常に利便性が高まります。
一方、PS5では専用SSDストレージを拡張する方法が未だになく、Call of Dutyのような大作ゲームを一度にインストールできる数がかなり制限されています。
また、Xbox One、PC、Xbox Series Xの間でどこでもプレイできる対応ゲームもあるので、セーブデータを転送する必要もないという利便性もあります。
記者の方は、「Gears 5」をXbox Oneでゲームをプレイし、その後PCに移動してプレイ、その後に Xbox Series Xに移動して寒い夜に暖炉の近くのリビングでプレイするのに、スマートフォンのxCloudでプレイするなど、シームレスなシステムに非常に利便性を感じたようです。「Watch Dogs Legion」でもXbox Oneで遊び始め、その後にXbox Series Xを手に入れ、Xbox Series Xでゲームを再開したそうですが、トラブルもなく余計なステップもなかったようです。
一方、PS5では、「アサシン クリード:ヴァルハラ」ではセーブデータを移すことができたようですが、全てのトロフィー獲得出来ず、最初にインストールしようとした時には、誤ってPS4版をダウンロードしてしまい、時間の無駄になってしまったとしています。
Xbox Series Xが素晴らしいのは後方互換機能のようです。PS5もほぼ全てのPS4ゲームがPS5上で動作します。しかし、PS3またはPS2のゲームは、PS5上では動作しません。Xbox Series Xでは、Xbox 360やXbox Oneの後方互換対応ゲームをダウンロードし、4K解像度でリマスターレベルに高画質化する「XBOX Enhanced」(これはXbox One Xでも利用可能)やフレームレート安定や向上で素晴らしい体験が出来ます。
そして、ゲームパスは既に充実したラインナップになっており、プレイするゲームに困る事はありません。記者の方は前世代機ではPS4中心であったものの、Xbox360、Xbox One、初代Xboxのゲームもプレイしてきたそうで、それらがXbox Series Xの新たな新機能「オートHDR」による効果があまりにも素晴らしいと絶賛しています。そして最近は、「FPSブースト」機能を搭載したことで、Xbox Series Xはさらに良くなったと述べています。
まだ全てのタイトルが「FPSブースト」の恩恵を受けるわけではなく、まだ限られたものですが、120fpsで「New Super Lucky’s Tale」や「 Master Chief Collection」も4K/120fpsで動作するので、記者自身が2021年で最もプレイしたゲームの一つになっているようです。また、PCで継続してゲームの進行を続けることができるのも素晴らしいとしています。
現時点でPS5の稼働率が落ちてしまい、Xbox Series Xがゲームライフの中心になっている大きな理由は、やはりゲームパスと一部のタイトルでのPC版とのシームレスなセーブデータ共有などで、ついついXbox Series Xの電源を入れてしまうようです。
しかし、「今後「ラチェット&クランク:パラレル・トラブル」や「ホライゾン・フォービドゥン・ウェスト」などが出てくれば、PS5中心にはなるかもしれないが、超お得なゲームパスや、クラシックタイトルなどプレイするユーザーの場合は現時点ではXbox Series Xが最善の策ではないか?」としています。
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ゲームユーザーの場合、ユーザーさんそれぞれ様々な環境、好みがあるので、一概にどのハードが良い、ベストだという事は言えないと思います。
私の場合はXBOX独占タイトル、つまりマイクロソフト傘下スタジオなどが開発したタイトルが、ゲームパスで同時発売されるようになり、PCでも発売日にコンソールと同時にプレイ可能になってからは、XBOXの稼働率が大幅に減ってしまっているのが現状です。
昨年11月に自作PCにMSIのRTX 3090 GamingX Trioを導入した事もあって、新作をXBOXでプレイする必要性がなくなっていることもあるのかもしれません。
私も幸運な事にXbox Series Xを発売日に購入する事が出来、その後Seagateの追加1TB SSD拡張カードを購入もしましたが、起動すればプレイするのはPC版ではプレイ出来ないような、過去の初代XBOX、XBOX360、XboxOne後方互換タイトルばかりプレイしていて、新作はXbox Series Xではほとんどプレイせず、後方互換専用ハードになりつつある悲しい状況です。
逆にプレイステーションは、独占タイトルがホライゾン・ゼロ・ドーンなどがPCで発売されたものの、まだまだPSコンソールと同時発売されるわけではなさそうなので、今後PS5で「ラチェット&クランク:パラレル・トラブル」や「ホライゾン・フォービドゥン・ウェスト」「ゴッド・オブ・ウォー:ラグナロック」など出てくれば、買いそびれていたPS5を購入し、PS独占タイトルをプレイする事になり、コンソールはPS5中心になりそうな感じもします。
もし、ソニーがPSコンソールと同時に独占タイトルもPC版で発売するようになったら、自分のようなハイエンドPCメインのユーザーは、ますますコンソールの存在価値が薄くなる気がします。
とはいえ、自分のようなユーザーは少数派で影響は軽微だとは思いますがw
最近、SIEのジム・ライアンCEOは「「Death Stranding」「Horizon Zero Dawn」のPC版を発売したが、非常に好評でPSコミュニティでも大きなネガティブ反応もなかったので、今後もPC版発売の路線を進めて行く。」と明言しています。
この事がPS版と同時発売になるとは到底思いませんが、気になる路線転換だと思います。
当ブログ参考記事:SIE CEOジム・ライアン氏「PS5のために、全く新しいVRフォーマットを作っている。プレイステーションタイトルのPC版発売も今後進めていく。」
結局のところ、ゲームパスでコンソール版と同時にPC版もプレイ出来るようになった今、XBOXでプレイ出来るゲームは独占タイトルも含めてPCでプレイ出来てしまう。のです。
昔の様に、「XBOXだけでしかプレイ出来ないゲーム」がなくなりつつあるので、私のようなユーザーはXBOXの存在価値が正直薄れつつある感じです。とは言え、手元にあるXbox Series Xを処分するわけではありませんがw
マイクロソフトXBOX部門ボスのフィル・スペンサー氏も「コンソールは今後も存在し続けるだろうし、直ぐになくなるとは思わない」と発言しています。
現在のマイクロソフトが重要視しているのは、ゲームパスの契約者数であり、アクティブなXbox Liveアカウント数なので、昔ほどはコンソールの販売台数を最重要視はしていない気がします。
実際、販売台数の詳細も数年前から公表しなくなっています。アンドロイドスマートフォンからxクラウド、PC(傘下スタジオ、他サードパーティタイトル)でさえもゲームパスに誘導させる役目を担っていますし、全てがゲームパスに集約させ契約してもらおうとする方向性です。
プレイステーション独占タイトルのように「XBOXだけでしかプレイ出来ない独占タイトル」があっても良いのではないかと思いましたが、、
SIEのジム・ライアンCEOもPS5世代での開発費の増大は認めているように、開発費が肥大化しつつある今世代は、コンソールだけでなく、PCを含めた全方位で展開しないと厳しいのかもしれません。
ソニーがPSだけでなく、PC版にも独占タイトルを出し始め、今後もその方向性で行くと明言したのもそういった流れがあるのかもしれません。PS5やXboxコンソールだけでしかプレイ出来ないような独自の独占タイトルが徐々になくなり、PCで同時発売するタイトルが増えてくると、今後PCゲーマーはコンソールを買う動機が減るような気もします。
しかし、コンソールならではの手軽さ、そしてコストパフォーマンスが最強なのは確かで、更にPS5、Xbox Series Xになって前世代機より性能が倍増し、ちょっと前のハイエンドPCレベルにまで向上しているので、そのコスパは更に良くなったのは確かです。ネックだったCPUもZEN2になった事で、数倍も処理性能が向上しましたし、5万円強でこの性能は明らかにコスパ最強です。
現在はPCゲームユーザーより、コンソールユーザー数の方が圧倒的に多いですが、ソニーが将来的にプレイステーション独占タイトルをPCで同時発売する選択肢も考えているのか気になるところです。🔚
via kotaku
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