地球外知的生命体の探索計画(SETI計画)は、何年も何年も前から、全世界でゆっくりと地道に行われてきました。今亡きホーキング博士もロシアの富豪とタッグを組み、SETIプロジェクトを発足させていました。SETI研究所は何十年にもわたって、宇宙の電波をスキャン、電磁波をモニターして異世界からの通信の兆しを探してきました。
有名なアレシボ天文台が廃止されて以降、現在中国は世界最大かつ最も強力な単板式電波望遠鏡「FAST」(5-Hundredm Aperture Spherical Radio Telescope)を運営しています。北京師範大学の宇宙論の教授であるチャン・トンジェ氏は、「中国が異星人の通信を発見した最初の国になるかもしれない」と信じているようです。
1993年にチャン教授は上海天文台に入学し、宇宙論の学位を取得しました。物理学の知識を身につけた彼は、学位のランクを上げ、長年に渡っていくつかの教授職に就いていました。しかし、彼の目は宇宙の起源と進化に焦点を当てていて、そこに存在する可能性のある生命体には必ずしも注目していませんでした。しかし、2014年にアメリカを訪れたことで、それがすべてを変えたようです。
カリフォルニア大学バークレー校(UCB)で数日間を過ごしたチャン教授は、SETI研究センターの様々なメンバーと会いました。当時、中国科学院はアメリカの科学者と協力して、後にFASTと呼ばれる世界最大の巨大な電波望遠鏡を中国に建設したいと考えていたようです。
「UCBにいた時、ダン・ワーティマーに会って、地球外知的生命体の探索に実際のツールやプログラムが導入されているのを見ました。それは単なるアイデアではなく、現実のものだったのです。」
ダン・ワーティマーはSETI@Homeプロジェクトの共同創設者であり、SETI研究センターのチーフ・サイエンティストであり、電波天文学の信号処理を専門としています。彼とUCBは、世界中のいくつかの電波望遠鏡用のSETIデータ収集装置の開発に取り組んできましたが、その中にはFASTも含まれていました。
ワーティマー氏は、チャン教授に装置の全プロセス、プログラミング、SETI研究の目標を説明したところ、教授は夢中になりました。「その時、地球外知的生命体の探索を追求したいと決心しました」とチェン教授は振り返ります。
SETI計画は不自然な電波のスキャンにフォーカスしてきました。しかし、映画「コンタクト」のようにはいかず、多額の資金を投入しても、厳しい現実はエイリアンの技術を示すような通常とはかけ離れたものをまだ何も見つけられていないということです。チャン氏は、中国でも同じ方法を使用しますが、世界最大のFAST望遠鏡の力で、より良いチャンスがあるかもしれないと期待しています。
「私たちの望遠鏡は、他の人ができない多くの太陽系を識別し、観察することができます。そして、それらの多くは新たな生命出現のための成分を持っています。もしそれがそこにあるならば、私たちはおそらく最初にそれを見つけることになるでしょう。」
しかし、時間は刻々と過ぎていきます。チャン教授の貴重な時間は まだ目立ったシグナルを発見していません。しかし、彼は諦めていません。「私は望遠鏡での観測時間を増やすために再申請を続けます。」とThe Debriefのインタビューに答えています。
個人的な意見として、正直なところ高度な地球外知的生命体がいるとして、電波を使うのか?という疑問があります。それだけ高度な進化を果たした文明種族ならば、我々がまだ知らないようなコミュニケーション手段、テクノロジーを持っているかもしれません。万が一、私たち地球と同程度の進化レベルにいる文明社会があったとしても、電波を使っているのか、、素人考えではその点でも疑問を感じます。
とは言え、我々より高度に進化した地球外知的生命体は存在して欲しいと思いますし、最近の数々のUAP、UFO情報に接していると、既に地球を訪れているかもしれないとさえ感じます。少なくとも私の生きている内に何か大きな進展をこの目で見たいな、、と思っていますが、どうなりますかね。。🔚
via TheDebrief
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