テック解析で有名なデジタルファウンドリが、ベスト・ゲーミング・ヘッドセット2020(有線&無線)を選出しています。個人的に気になった2製品をピックアップしてご紹介します。
ベスト・ゲーミング・ヘッドセット2020
- SteelSeries Arctis 7X and 7P – ベスト・ワイヤレス・ゲーミングヘッドセット
- Razer Blackshark V2 / V2X – ベスト有線ゲーミング・ヘッドセット
- Fnatic React – ベスト・コスパ・ゲーミング・ヘッドセット
- Roccat Elo X Stereo – ベスト低価格ゲーミング・ヘッドセット
- LucidSound LS15P / LS15X – ベスト低価格ワイヤレス・ゲーミング・ヘッドセット
- SteelSeries Arctis Pro – ベスト・プレミアム・有線ゲーミングヘッドセット
- Sennheiser GSP 370 – ベスト・プレミアム・ワイヤレス・ゲーミング・ヘッドセット
- SteelSeries Arctis 9X – ベストXbox Series X/S ヘッドセット
- SteelSeries Arctis 9 – ベストPS5ヘッドセット
- SteelSeries Arctis 1 Wireless – ベストSwitchヘッドセット
- Astro A40 TR with MixAmp Pro – ベスト開放型ゲーミング・ヘッドフォン
- Nuraphone + Gaming Microphone – ベスト・ノイズキャンセリング・ゲーミング・ヘッドセット
- Sennheiser GSP 600 – ベスト・タフ・ゲーミング・ヘッドセット
- Creative SXFI Gamer – ベスト・サラウンドサウンド・ゲーミング・ヘッドセット
- Corsair HS60 Haptic – ベスト・ランブル・ヘッドセット
- Bonus: Sound Blaster G3 – ベストDAC PS4 & Switch
筆頭でベスト・ワイヤレス・ゲーミングヘッドセットとして選出されているSteelSeries Arctis 7XとArctis 7Pは、快適なデザイン、耐久性、優れた音質で最高のゲーミングヘッドセットと評価されています。新モデルは、先代のArctis 7(2019年)バッテリー駆動時間が20時間から24時間に向上、次世代コンソール(PS5, Xbox Series X|S )との互換性、PlayStationユーザーにはホワイト&ブルー、ブラック&ブルーの7P、Xboxユーザーにはブラック&グリーンの7Xが用意されているのも良いとしています。
ベスト・プレミアム・有線ゲーミングヘッドセットとして選出されたArctis Pro + GameDACは、現在市場に出回っているPCやPS4のゲーミングヘッドセットの中で最高のサウンドを実現しているとしています。ほとんどのオンボード・サウンドカードやゲーム機に内蔵されているDACに代わる高品質のDACとよく調整されたハイエンドの40mmヘッドフォンとのペアリングによって実現しているようです。
ゲームオーディオを含む様々なソースで優れた音質を提供し、高解像度のロスレス音楽まで、グラフィックイコライザーとミキサーを使用して簡単に調整することができます。更にハイレゾオーディオの認定を受けた初のフル・ゲーミング・オーディオ・システムで、ロスレスWAV、FLAC、およびDSDファイルの素晴らしい品質とTIDALなどのハイレゾ・ソースからのストリーミングに対応。ネイティブ96kHz、24ビットをサポートするGameDACで将来のハイレゾゲーミングオーディオにも対応します。ただし、注意点としてGameDACはWindows PC上でボリューム調整を行うことはできませんので、GameDACの特大ボリュームスイッチか、ヘッドフォン自体のボリュームを使用する必要があるとしています。
正直なところ、こういったオーディオ関連デバイスは、個人によって音の好みの違いもあるので、一概に人気があるから全ての人がその音に満足するとは限らないという事もあります。もちろん、豊富な機能が充実していれば使い勝手も良いなど、総合的なバランスも重要ではあります。
私個人のオススメとしては、このDFのジャンルの中ではチャットMICのないベスト・ゲーミング・ヘッドフォンということになりますが、オーディオテクニカの開放型プロフェッショナル・モニター・ヘッドフォンR70Xがお気に入りで発売から何年も経過していますがいまだに飽きずに愛用しています。
R70Xはゲーム用ではなく同社初の開放型プロフェッショナル・スタジオモニター・ヘッドフォンとしてリリースされたもので、45mmのドライバーを採用し開放型によくある低域の物足りなさが見事に改善されていて、開放型とは思えない低域と適度に刺さらず伸びる高域のバランスが絶妙で、更に開放型らしい音場で本当に素晴らしい音です。
R70Xはインピーダンスが470オームもありますが、Xboxコントローラーにダイレクトに接続しても普通の音量でプレイは出来ます。しかし、理想はやはりある程度駆動力のあるヘッドフォン・アンプで鳴らすとより俄然威力を発揮して聴かせてくれます。私はDENONのDA-310USBで鳴らしていますが、より音にキレが出てよりクリアで鮮明、銃声などの音もよりパンチのある音に生まれ変わります。オーディオではなく、ゲームサウンドとは言え、DACの質は大事だなと思った次第。R70Xで唯一気をつけて欲しいのは、開放型なので音漏れは盛大です。
R70Xに関しては、PhileWebでプロ・ミュージシャンへのインタビュー記事もあり、プロから見てR70Xはどうなのか、詳しく述べているので、ご興味ある方は是非リンク先の記事を読まれてみてください。🔚
via Eurogamer, DigitalFoundry
PhileWeb:ミュージシャン/エンジニアが本音で語る、オーディオテクニカ「ATH-R70x」を選んだ理由:MEG(ex.ARTEMA)の場合
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